「ありきたり」と「ありふれた」という言葉をご存知でしょうか。「ありきたりな方法」「ありふれた言葉」といったように使います。では、それぞれの意味についてきちんと理解しているでしょうか。この二つの言葉は、日常会話においても見聞きすることが多いですよね。使ったことがあるという方が多いと思います。どちらも普段から使われている言葉ですが、違いについて知っているという人は少ないかもしれません。非常に似ているため、同じように使えると思ってしまいますよね。適切に使うには、意味についてしっかりと知っておくことが必要です。そこで今回は「ありきたり」と「ありふれた」の使い分けについて解説していきます。正しく覚えて、上手く使えるようにしましょう!
「ありきたり」・・・珍しくなくて、新鮮味や面白さがないこと 「ありふれた」・・・どこにでもあって、珍しくないこと
「ありきたり」も「ありふれた」もほぼ同じ意味で、同じように使うことができます。 ただ、「ありふれた」と違って、「ありきたり」はマイナスな意味合いで使うことが多いです。 例えば、「ありふれた考え」だったら「普通の考え」という意味になりますが、「ありきたりな考え」だったら「普通すぎてつまらない考え」という意味になります。
「ありきたり」の意味は「普通にあって、目新しさや工夫がないこと」です。 従来と同じで面白さや新しさがないこと、新鮮味がなくて普通であることを表します。 「ありきたり」は漢字で表すと「在り来たり」となります。 「ありきたり」は「在り来たる」の連用形が形容詞化したものです。「在り来たる」は「ずっと存在していて、今に至る」という意味です。「前からある」という意から、普通であることやしばしば見られることを表すようになりました。 主に「ありきたりの◯◯」「ありきたりな◯◯」という形で用います。 例えば、「この物語はありきたりな内容でつまらない」といったように使います。これは「しょっちゅう見かける内容でつまらない」という意味になります。 このように、「ありきたり」は「世の中にざらにあること」を表したい場合に使うのが適します。
例文
「ありふれた」の意味は「どこにでもあること、普通であること」です。 世の中に似たようなものが多くあること、どこにでもありそうなことを表します。 「ありふれた」は漢字で表すと「有り触れた」となります。 動詞「有り触れる」+完了を表す助動詞「た」で成り立っています。「有る」は「存在すること」、「触れる」は「広く多くの人々に知られていること」を意味します。 主に、「ありふれた◯◯」「ありふれている◯◯」「ごくありふれた」という形で用います。 「ごく」は「程度が激しいこと」を表しているので、より普通な事を強調したい場合は「ごくありふれた」を用います。 例えば、「ありふれたデザインではなくて、もっと個性的な服装をした」といったように使います。これは「よくあるデザインではなくて、独特な格好をしたい」という意味になります。
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