「怪しい」と「妖しい」という言葉をご存知でしょうか。「怪しい物音がする」「妖しい魅力を持っている」といったように使います。では、「怪しい」と「妖しい」の意味についてしっかりと理解しているでしょうか。どちらも「あやしい」と読みますが、何か違いはあるのでしょうか。2つとも同じように使うことができるイメージですが、実はそれぞれ意味が異なります。正しく使うためには、両方の意味についてきちんと知っておくことが必要です。そこで今回は「怪しい」と「妖しい」の使い分けについて解説していきます。適切に覚えて、上手く使い分けできるようにしましょう!
「怪しい」・・・普通ではない、正体や真相があやふやな物事に対して不安に思っていること 「妖しい」・・・独特の雰囲気があったり、神秘的な力を持っていたりして惹きつけられること
「怪しい」はマイナスなイメージを伴って使うことが多いですが、「妖しい」はプラスなイメージを伴って使うことが多いです。
「怪しい」は<あやしい>と読みます。 「怪しい」の意味は、
です。 「怪」は「不思議なこと、普通ではないこと、変わった事柄」を意味します。 「怪しい」は並大抵ではない物事、正体がはっきりとしていない物事に対して訳が分からない様子を表します。 「ただ事ではない」という意味では、「雲行きが怪しい」「行動が怪しい」といったように使います。「気味が悪い」という意味では、「怪しい人物」「怪しい商売」といったように使います。 「確かかはっきりしない」という意味も使うことができて、「上手くいくか怪しい」「言っていることが怪しい」と言います。 「AさんとB君はどうも怪しい」だったら、二人の仲が親密なことに対して冷やかしている様子を表します。 「怪しい」を使うことによって、物事に対して不安に思っていることを表すことができます。 「怪しい」の類語には、「不審な」「胡散臭い」「不確実な」「疑わしい」「疑惑の」などがあります。
例文 「ただ事ではない様子」
「正体不明である」という意味
「後ろめたいことがある」という意味
「確かか曖昧なこと」という意味
「妖しい」は<あやしい>と読みます。 「妖しい」の意味は「不思議な力があること、独特の雰囲気があること」です。 ある不思議さや不気味さを持っていて、魅了させられることを表します。 「妖」は「色気があって惹きつけられること、怪しくて薄気味悪いこと」を意味します。 「妖しい光」「妖しい雰囲気」「妖しい魅力」「妖しい力」「妖しく輝く」「妖しい姿」といったように使います。例えば、「妖しい雰囲気がある女性」といった場合は「何か惹きつけられる魅力を持っている女性」という意味になります。 「妖しい」は奇跡であるもの、この世のものよは思えないほど綺麗なものに対して使うことが多いです。 「妖しい」の類語には、「奇妙な」「謎めいた」「不可思議な」「不思議な」「得体の知れない」「神秘的な」「秘密に包まれた」などがあります。
例文
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