「拝承」はビジネスシーンで見聞きしたことのある人もいるかと思います。「拝承」はあまり馴染みのない言葉ですね。また「拝承いたしました」などは二重敬語の疑いもあるので使用する際は注意が必要です。今回は「拝承」の正しい意味と使い方を解説していきます。
「拝承」は<はいしょう>と読みます。 「拝承」は「聞くこと」「承知すること」の謙譲語で、自分の動作をへりくだって言うときに使う言葉です。 「つつしんでうけたまわること」という意味で、 「承知しました」よりも堅い表現になります。 「拝」は「謹んで」という意味があるため、謙遜の気持ちを表すときによく使います。 「拝承」の使い方としては
となります。 日立系の企業でよく使われている言葉なので、日立用語とも言われています。
「拝承いたしました」の構成は謙譲語「拝承」+謙譲語「いたす」+丁寧語「ました」なので厳密には二重敬語になります。 二重敬語は回りくどい印象を与えてしまうため、良くないとされていますが、ビジネスシーンで「拝承いたしました」は頻繁に使用されています。 文法的には正しくありませんが、慣習的によく使う表現なので、ほとんどの人にとってそこまで違和感のある表現ではありません。
「拝承」の例文を紹介します。
「拝承」の類語について紹介します。
◯了解 (意味:物事の内容や事情を知り、納得すること・理解すること) 「私は彼女がその会議に出席できないことを了解しました」 *尊敬語でも謙譲語でもないので、同等もしくは目下の者に使う言葉です。 ◯了承 (意味:相手の申し出や事情を納得し、承諾する) 「日程変更の件について、了承いたしました」 *目上の者が目下の者に使う言葉です。 ◯承知 (意味:旨をうけたまわって知ること・聞き入れること) 「時間変更のことにつきまして、承知しました」 *目上の相手やお客様に使用する言葉です。 ◯承諾 (意味:他人の意見・希望・要求などを聞いて受け入れること) 「勤務時間中だったが、上司からの承諾を得て私用で外出する」 *個人の行為に対して使われることが多い言葉です。 ◯同意 (意味:他人の意見などに対して賛成すること) 「彼の提案に同意する」
「拝承しました」の英語表現は複数考えられます。
などなど
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「拝承」について理解できたでしょうか? ✔︎「拝承」は「聞く」「承知する」の謙譲語 ✔ 謙譲語なので自分の行為に対して使う。自分をへりくだって相手への敬意を示す ✔︎「承知」よりも堅い表現になる ✔︎「拝承いたしました」は二重敬語だが、よく使われる表現である ✔︎「了解」や「了承」など似たような言葉がたくさんある