「不躾なお願い」という言葉をご存知でしょうか。よく耳にする表現ではありますが、いざ使うとなるとどのような場面で使えばいいのか躊躇ってしまわないでしょうか。そこで今回は「不躾なお願い」の意味や使い方について、例文を交えながら解説していきます。
「不躾なお願い」は「ぶしつけなおねがい」と読みます。 「躾」は訓読みで「しつけ」と読みます。 「子供のしつけ」「ペットのしつけ」などの「しつけ」です。 「不躾」は他にも「無躾」「不仕付」と書くことができますが、一般的には「ぶしつけ」か「不躾」と書くことが多いです。
「不躾なお願い」は、「失礼なお願い」「無茶なお願い」といった意味合いになります。 「不躾なお願い」は、そのお願いが相手にとって急なことであったり、相手にとって手間になるニュアンスです。 「不躾」は、「礼儀作法をわきまえないこと」「無作法」「無礼」を意味しています。 また「ぶしつけ」には「露骨」「唐突」という意味も含まれます。
「不躾なお願い」は、「失礼なお願い」「無茶なお願い」といった意味合いになります。 「不躾なお願い」を使う場面としては、そのお願いが相手にとって急なことであったり、相手にとって手間になる場合です。 そんなときに「不躾なお願いですが〜」とすることによって、「急にお願いして大変申し訳ありませんが」「面倒のかかることをお願いしてしまいますが」といった気持ちを表すことができます。
「不躾なお願い」は「失礼なお願い」といった意味ですが、実際に失礼極まりないことをお願いするのは論外です。 誰かに迷惑をかけたり、損害を与えるような場合は「不躾なお願い」を使う以前に、そういったことを頼むのはやめましょう。 また、何度も「不躾なお願い」を使うことも失礼です。 急を要する場合や、どうしても、という場合にのみ使いましょう。
「不躾なお願い」は、目上の人に何かをお願いするときにも使うことができます。 「不躾なお願いですが、〜〜〜していただけませんでしょうか」といった言い回しで用います。
例文
「不躾なお願い」をする際の丁寧な言い回しとして「不躾なお願いで恐縮ですが」があります。 その他にも「不躾なお願いでございますが」「不躾なお願いにも関わらず」「不躾なお願いで申し訳ございませんが」などがあります。
▶「不躾なお願い」の例文
「不躾なお願い」の言い換え表現のひとつに、「急なお願い」があります。 「不躾なお願い」と使うよりも、「急なお願い」を使うことで不躾な理由が急であることがわかります。 社内での上司にも使える表現になるため、急を要しているお願いの場合は「急なお願い」を使うと良いでしょう。
例文
「不躾なお願い」の言い換えに「厚かましいお願い」があります。 主に、お願いや依頼をする場面で「厚かましい」を用います。 依頼が相手に迷惑になる内容だと分かっている場合に、「身勝手なこととは承知ですが...」という意味合いを込めて「厚かましいお願いですが〜」と言います。 単に「お願いですが〜」と言うよりも、相手に不快な思いをさせることなく、依頼を受け入れてもらえやすい雰囲気を出すことができます。
例文
「不躾なお願いですが」の英語は「Sorry for asking this,」となります。
Sorry for asking this, but could you please consider it?
不躾なお願いですが、検討の程よろしくお願いします。
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「不躾なお願い」について理解できたでしょうか? ✔︎「不躾なお願い」は「ぶしつけなおねがい」と読む ✔︎「不躾なお願い」は「無礼なお願い」「突然のお願い」を意味する ✔︎「不躾なお願い」の類語には、「急なお願い」「厚かましいお願い」などがある