「英気を養う」という言葉をご存知ですか?「英気を養う」は、「すぐれた力を発揮できるように休息をとること」という意味のある言葉です。今回は、「英気を養う」の意味と使い方を例文付きで解説します。また、「鋭気を養う」との違いや類語、英語も紹介しますので是非参考にしてみてください。
「英気を養う」は、「えいきをやしなう」と読みます。
「英気を養う」とは、「すぐれた力を発揮できるように休息をとること」です。 「英気」とは、「すぐれた才気」「おおいに活動しようとする気力」いう意味のある言葉です。 「養う」は、「体力・気力・知力などを少しづつ作り上げる」という意味で使用されています。 つまり、「英気を養う」とは、「すぐれた力を発揮できるように体力・気力・知力を作り上げる」という意味になります。 「ここぞという大切な日に、力を発揮できるように休息をとって体力や気力を取り戻そう」という意味合いで使用される言葉です。
「英気を養う」は忘年会や飲み会の挨拶でもよく使われる言葉です。 飲み会の乾杯の挨拶などで、「英気を養いましょう」といったような使い方をします。 「飲み会を楽しんでリフレッシュしましょう!」というようなニュアンスで使用されます。
「英気を養う」は目上の人に対しても使える言葉です。 目上の人に対して使う場合は「英気を養われる」という使い方になります。 この場合は「ゆっくり休息してくださいね」というニュアンスのある相手への気遣いの言葉になります。
▶「英気を養う」・・・すぐれた力を発揮できるように休息をとること ▶「鋭気を養う」・・・モチベーションを高めること
「鋭気を養う」は「えいきをやしなう」と読みます 「鋭気」とは、「するどい気性・するどく激しい気勢」という意味です。 「強く激しい意気込み・元気な勢い」という意味が込められている言葉です。 つまり、「物事に向かう強い意気込みや、勢い」ということです。 「養う」の意味は、上記でも説明したように「体力・気力・知力などを少しづつ作り上げること」なので、「鋭気を養う」とは「物事に向かう強い意気込みや勢いを作り上げる」ということになります。 つまり、「物事に対するモチベーションをあげる」ということです。 「英気を養う」と「鋭気を養う」は、同じ意味として使用されがちな言葉ですが、厳密にいうと 「英気を養う」は、「体力や疲労の回復といった肉体的な面」 「鋭気を養う」は、「やる気といったような精神的な面」 という違いがあります。 この微妙なニュアンスの違いで、伝わり方や受け取り方が変わってしまう可能性があるので覚えておきましょう。
○「鋭気を養う」を用いた例文 「しばらく山籠もりをして鋭気を養うのもいいかもしれない」 「少し息抜きをすれば鋭気を養えるんじゃない?」 「いい成績を残す為にもこの休日は鋭気を養う」
「休息する」とは「気力や体力を養うために仕事などを暫く休むこと」です。 疲れた身体を元気な状態に戻すということを「休養」といいます。 「休養する」の他にも、「休養をとる」「休養となる」などがあります。
〇「休養する」を用いた例文 「体力の限界がきていると感じたので、しばらく休養をとることにした」 「このプロジェクトが終わったら休養すると決めている」 「これだけ仕事をしているのだから、少し休養したって誰も文句は言わないよ」
「リフレッシュする」とは、「元気を回復すること」という意味です。 「リフレッシュ」には「気分をさわやかにして、元気を回復すること」という意味があります。 「気持ちを切り替える・気分転換」というようなニュアンスがあります。 「リフレッシュする」の他に「リフレッシュさせる」といった言い回しがあります。
「リフレッシュする」を用いた例文 「休暇で旅行に行きリフレッシュすることにした」 「繁忙期はきついけど、乗り越えたら思いっきり遊んでリフレッシュするぞー!」 「気分をリフレッシュすることが仕事へのモチベーションに繋がる」
「疲れを癒やす」の意味は「疲労を回復すること」です。 「癒やす」とは、「病気・傷・苦しみなどをなおす」という意味のある言葉です。 例えば、「温泉にはいり、旅の疲れを癒す」といったように、肉体的な疲れに対して使用することもできますし、精神面での疲れに対しても使用することができます。
「疲れを癒す」を用いた例文 「お風呂上りの一杯は、長時間労働の疲れを癒やす」 「私にとって疲れを癒やす方法は、とにかく寝ることです」 「疲れを癒すために、好きな歌手の歌をひたすら聞いた」
「充電する」の意味は、「エネルギをー蓄える」という意味です。 「充電」という言葉は、「携帯電話を充電する」といったように、電気製品などをうごかす電力を蓄えることを指します。 しかし「休暇をとって充電する」というように、「体力や気力を蓄える」ことを意味で使用される場合もあります。
〇「充電する」を用いた例文 「今後の為にも、この休暇でしっかり充電してくるといいよ」 「しばらく活動を休止し、充電すると報告がされた」 「無理をしすぎて充電が必要になってしまったようだ」
「英気を養う」の英語は「take a rest」「take a good rest」などになります。 「take some rest」という言い回しもよく使います。「take some rest」は「少し休んでね、いくらばかりか休養を取ってね」というニュアンスです。 「休む」の英語表現には「take a break」もありますが、この意味は「短い休憩を取る」という意味になります。
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「英気を養う」ことは、身体を休めてリフレッシュできるだけではなく、モチベーションをあげるとった効果もあり、仕事をしていく上でも非常に大切なことです。 毎日忙しい、休んでいる暇がない!という方も、英気を養ってみてはいかがでしょうか? 「英気を養う」代表的な方法を簡単に紹介するので、参考にしてみてください。
「英気を養う」方法として、「しっかりと睡眠をとる」ということは、肉体的疲労の回復に繋がるのでとてもいいです。 眠りすぎると、身体が逆に怠くなてしまいますが、適度な質のいい睡眠がとれると、目覚めた時に心も身体もスッキリをして、英気が養われます。
忘年会や、飲み会でも「英気を養いましょう」というセリフが使われることは説明しましたが、「おいしいものを飲み食いすること」は、気持ちのリフレッシュにも繋がり、英気を養うことができます。 飲み会の場だけではなく、「ランチに自分の好きなものを食べる」や、「デザートを食べる」といったことも英気を養うことができるでしょう。
「音楽をきく」ということは、癒しの効果があります。 自分の好きなアーティストの音楽を聴くことはもちろんですが、リラックス効果のあるヒーリングミュージックなど、疲れを癒したり回復させる音楽は様々あります。 音楽が人に与える癒しの効果はとても大きいと言われているので、「英気を養う」のにとてもいい方法だといえるでしょう。
休暇をとって旅行に行くことは「英気を養う」方法の一つとしてよくあげられています。 旅行先で楽しむことは、気分のリフレッシュにもなりますし、ゆっくりとできる場所で休養をすることは英気を養えるをいえます。 「英気を養うために旅行にいく」という人もたくさんいることでしょう。
仕事が忙しいときなど、休みの日も仕事のことを考えてしまったり、身体は休めても精神的には休めないという人も多いかと思います。 考えすぎてしまうと、ストレスも溜まり、悪循環になってしまいます。 「何も考えない」という時間を少しでも作ってみると、精神的な疲れがとれたし、考えがまとまったりと英気を養うことができます。
「英気を養う」のついて理解していただけましたか? ✓「英気を養う」は「えいきをやしなう」 ✓「英気を養う」の意味は「すぐれた力を発揮できるように休息をとること」 ✓「鋭気を養う」は「モチベーションをあげること」 ✓「英気を養う」の類語は「休養する」「リフレッシュする」など