「どおりで」と「どうりで」という言葉をご存知でしょうか。「順番どおりで」「どうりでそう思った」といったように使います。では、「どおりで」と「どうりで」の意味についてしっかりと理解しているでしょうか。音が似ているため、区別するのが難しいですよね。「お」と「う」の使い分けが分からずに、適当に使っているという方が多いかもしれません。正しく使うためには、意味について適切に知っておく必要があります。そこで今回は「どおりで」と「どうりで」の使い分けについて解説していきます。正しく覚えて、上手く使い分けできるようにしましょう!
「どおりで」・・・漢字は「通りで」。意味は「物事が変わらない状態のままであること」 「どうりで」・・・漢字は「道理で」。意味は「物事の原因や理由に、当てはまる点があるのに気づくこと」
「どおりで」と「どうりで」は音が似ているので混同しやすいですが、意味が異なります。 例えば、『練習どおりに演奏したんだけど、緊張して間違えてしまったよ』『どうりで、顔が強張っていたんだね』といったように使うことができます。 「どおりで」と「どうりで」は音の響きが似ているため、区別するためにあえて漢字で表すこともあります。
「どおりで」の意味は「変わらず以前のままであること、同じ状態であること」です。 「どおりで」は名詞を伴って使います。「◯◯どおりで」とすることで、「そのまま、変わらない」という意味になります。 「どおりで」は「とおりで」と使うこともあります。「予想どおりで」といった場合は「予想していたことと起きたことが同じである、予想していたことがそのまま合う」を意味します。 「どおりで」は「〜のまま」「〜と同じように」ということを表す場合に使います。 「どおりで」の言い回しには、
などがあります。 「どおりで」の類語には、「そのまま」「その状態のまま」「あるがまま」「変わらず」などがあります。 「通り」は「人や乗り物が通ること、街中の道路の名前」という意味もあり、「浅草通り」「バス通り」といったように使われています。
例文
「どうりで」の意味は「物事の原因や理由に、該当する点があるのが分かること」です。 物事が起きた原因に該当する点があることに気づくこと、因果関係に納得がいくことを表します。 「道理」は「物事がそうであるべき順序」を意味します。「道理で」とすることで、「物事の道理がそうであることが分かって腑に落ちること」を表します。 「どうりでそう思った」「なるほど、どうりで◯◯」という形で用います。 例えば、「この部屋はエアコンと扇風機がついているのか、どうりで寒いわけだ」といったように使えます。これは「部屋が寒いのは、エアコンと扇風機がついている」と納得した様子を表します。 このように、物事が起きている原因について理解した場合に使うのが適します。 「どおりで」ではなくて「どうりで」なので間違えないように注意しましょう。 「どうりで」の類語には、「なるほど」「そういうわけで」「それだから」「やはり」「納得」などがあります。
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