「洞察力」がある人とはどんな人だと思いますか?また「洞察力」と「観察力」の違いは分かりますか?今回はそんな「洞察力」と「観察力」の違いと、「洞察力」のある人の特徴、そして「洞察力」を鍛える方法を紹介します!
簡潔に言うと、「観察力」は「目に見える部分」を見る力、「洞察力」は「目に見えない部分」を見抜く力です。 「観察力」は、相手の見た目や癖、顔色など「目に見える部分」を細かく見る力を意味します。 例えば、「昨日と同じ洋服だ」「今日はいつもと化粧が違う」「顔色が悪いな」となどを見ているかどうかです。 それに対して「洞察力」は、観察した事柄から相手の体調や気持ちなど、「目に見えない部分」を見抜く力のことです。 例えば、「嫌なことがあったのかな」「体調悪いのかな」などです。 要するに、洞察するには観察することが大切になります。観察力ありきの洞察力なわけです。 ちょっとした顔色の変化やいつもより動きが遅いなど、そういった部分に気付くのが「観察力」、そこから「体調が悪いからかな」「嫌なことあったのかな」とその原因や心理状態に気付くのが「洞察力」となります。
「洞察力」の読み方は<どうさつりょく>となります。 意味は、物事を深く鋭く見抜く力、見通す力です。 観察しただけでは見えないものを、直感的に見抜いて判断する能力です。
「洞察力」について分かってきたと思います。 では、そんな「洞察力」のある人はどんな人なのでしょうか? その特徴を紹介していきますよ!
先ほども述べたように、洞察力は観察力ありきです。 「洞察力」のある人は、人や物事を観察しまた周りをよく見れています。 それにより、変化や違和感などをすぐに感じ取ることが出来ます。
何事にも客観的に捉えることができます。 また、とても注意深いです。 そのため、人や物事を観察した時に小さな変化でも気付くことができます。 また客観的であるため、主観から離れて物事を見れるので相手の立場になって判断することが出来ます。
冷静で落ち着いてる人が多いです。 そのため、感情的になったりその時の心情で物事を判断したりしません。 また、口数が少なかったり大人びている雰囲気を持っている人が多いですが、一概にそれが特徴とは言えないところもあります。 いつも元気であったりよく話をする人でも「いざ」という時には目を光らせてものすごい洞察力を発揮する人もいます。 そういう時はどんな人でも冷静に周りや物事を観ています。
「洞察力」のある人は様々な経験をしています。 そのため、どんな状況でも「こうなのではないか」と考える事ができます。 そして、経験豊富であるため知識もあります。 変化に気付いても、それが何に繋がるのかは知識が必要になることもあります。 天気のことでも地学のことでも海外のことでも、はたまた心理のことであっても、です。 色々なことを知っていると、照合ができそれによっていくつかの可能性や判断を下すことが出来ます。 それは洞察する大きな力のひとつになります。
また様々な経験や失敗を活かすことが出来ます。 経験したことや失敗を受け止め、考察してきちんと原因の追求をしたり次にどういうことをすれば良いかを考えています。 そうすることで物事の本筋や原因をも考察したり気付いたりすることが出来ます。
何事においても、偏見や先入観がありません。 そのため起きたことを素直に受け止めることが出来ます。 「○○はこうである」といった決めつけがないため、人や物事のありのままを見る事ができます。 そのため様々な角度から物事を捉えることが出来ます。 それにより、他の人が気付かないところにいちはやく気付く事ができます。
勘が鋭いというと、「第六感」や「偶然当たった」というように、本人には何の才能や力がないようい感じますが、違います。 勘が鋭いとは「明確な根拠を持たずに直感的に察した物事が実情と合致すること」です。 要するに知識や経験や観察力によって直感的に物事を察することが出来るのです。 洞察力がある人は物事を時間をかけて考えたりせず短時間で見通す力があるので、その時の直感で「こうだろうな」「これがいいだろうな」と判断することが出来ます。
「洞察力」は鍛える事ができます! 洞察力がつくと、仕事やプライベートもさらなる充実が期待出来ます。 …洞察力をつけたくなりましたか? それでは「洞察力」の鍛える方法を説明していきます。 すぐに出来ることから実践していきましょう!
まずは普段の生活から注意深く周りを観てみましょう。 洞察力は一晩で身につくものではありません。 日頃からどれだけ周りを観て状況を読み、また判断材料を増やせるかが大きく関わってきます。 例えば誰かが体調悪い、といった時に「いつもの様子」を知らなければ「いつもと違う様子」には気付く事ができません。 周りにいる人などが普段どのように行動したりしているのかよく観察してみましょう。 しかし、ジロジロと見るのは相手に不快感を与えてしまったり怪しく思われてしまうので、周りにまずは関心を持つことからはじめましょう!
他人の価値観に触れて自分の視野を広げましょう! 友達と会って話したり本を読んだり、そういったことでいいです。 その時に、自分がどう思うかの前に相手がどうしてそう考えるのか、を聞き出して自分なりに考察してみましょう。 自分の考えと違くても、いち意見や考え方として素直に受け止めるようにしましょう!
例えばハプニングが起きたり、イラッとするようなことがあってもいったん落ち着きましょう。 落ち着くことができれば事態を冷静に判断することが出来ます。 そのためにも日頃から物事を見通せるように、先のことを考えスケジュール管理をしっかりしましょう!
自分自身と向き合い、やりたいことをひとつずつ叶えていきましょう。 それによってたくさんの経験が出来、充実します。 経験値が上がるほか、ストレスの軽減も出来るので素直に受け止め冷静な判断出来ます。 まずは自分自身が穏やかで満たされていることが大切です!
「洞察力」を鍛えるのにオススメの本を紹介していきます!
「相手を知り、自分を知ることで勝利をひきよせる」 超一流の実績とリーダーシップを兼ね備えた「球界のキャプテン」と称される、元ヤクルトスワローズのプロ野球選手だった宮本慎也が「洞察力」について書いた本です。
患者さんの状態が変化したことに気づき、具体的に「どういうときに」「何を見て」「どう解釈するか」、2006年から全国で開催されてきた出直し看護塾の内容を「急変予兆の早期発見」に焦点を当て、ポケットに入るサイズで368ページにまとめられたベストセラーの一冊です!
政治の世界に限らず、人間社会はすべて「心理戦争」で成り立っている。相手に対する洞察力で遅れをとれば、心理戦争には勝てない。 生きた経済と政治の達人の名人技に学ぶ!!類稀なカリスマ政治家の初の洞察力名語録集!!
複雑な仕事をシンプルに解決するために! 「洞察力」を使ってあらゆる問題を解決をすることができる! 1万人以上のビジネスパーソンの仕事ぶりを分析し、指導してきた著者が、できる人が判断するときに発揮している能力「洞察力」の磨き方を教えてくます!
「洞察力」「観察力」の英語表現を見ていきましょう。 「洞察力」の直訳の英語表現はありません。「力」を「power」などと直訳してしまうと不自然です。「__に洞察力がある」は「have a insight into__ 」などと表現すればよいです。 「観察力がある」は「observant」という形容詞がよいです。「よく気がつく、鋭く観察している」という意味です。 例文です。
She has a deep insight into the human nature.
彼女は人間性に対する洞察力がすごい。
She is highly observant about even small things.
彼女は小さなことに対しても観察力が持っている。
科学的に正しい英語勉強法
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「洞察力」について理解できたでしょうか? ✔物事を深く鋭く見抜く力、見通す力のこと ✔「観察力」は「目に見える部分」を見る力、「洞察力」は「目に見えない部分」を見抜く力 ✔観察力ありきの洞察力! ✔「洞察力」は鍛えることができる 「洞察力」があると、仕事もプライベートも充実します。 口に出していないのに察することが出来たら、とても信頼されますよね。 今日から「洞察力」を鍛えましょう!