「お嬢様」と聞くとどんな女性を思い浮かべますか?「お嬢様」は気品があって、礼儀正しさもあるので、女性としてお手本にしたくなるような部分が沢山ありますよね。今回は、「お嬢様」に見られる女性の特徴や、お嬢様の多い学校などをまとめましたので、ぜひ参考にしてください。
「お嬢様」とは、「育ちのいい女性のこと」を指す言葉です。
といった家庭環境で育っているということに加えて、良い育ちをしているが故に
といった印象が「育ち」と関連して加わっているイメージでもあり、「知識がない」「世間一般の常識を知らない」女性に対して「お嬢様かよ」と揶揄することもあります。 しかし、必ずバカにする言葉として使用するというわけではなく、本当に「気品あふれる育ちのいい女性」を指す場合もあります。
「お嬢様」は、「嬢」という言葉に接頭語の「お」をつけて表現している言葉です。 「お嬢様」は、接頭語の「お」と「様」を一緒に使用していることから、「二重敬語なのではないか」と感じる人もいるかと思いますが、この場合の「お」は、「お掃除」「おトイレ」のように、話しての品格を保持するためにつけられる「美化語」に分類されます。 そして、「様」は人の名前や、役職・団体名のあとにつけることで、尊敬の意を表す接尾となります。 したがって、「お嬢様」は二重敬語ではないと言えます。
「お嬢様」の英語は「celebrity」です。 「celeb」と略されることもあり、日本語でも「セレブ」と言いますよね。 英語の「celeb」は「(お金持ちな)有名人、芸能人、タレント」というニュアンスで使われることが多いです。 「育ちがよい」ならば「well-bred」「well-mannered」などがよいかもしれません。 「bred」は「breed」の過去分詞形です。「raise(育てる)」の類語にあたります。
「お嬢様」は、頭のてっぺんから足のつま先まで上品です。 髪の毛はサラサラで、キューティクルが見えるくらい綺麗で、爪まで綺麗にお手入れがしてあり清潔感があります。 ヨレヨレで毛玉ができているような洋服ではなく、クリーニングでいつでも清潔に保たれているようなきちんとした身なりをしていて、洋服の質も良いものを選んでいることが一目瞭然。 近くによらなくても、ふわっといい匂いがしてきそうなイメージがあります。 「お嬢様」の服装や髪型の特徴については後述します。
頭の先から爪の先までケアされていると、お嬢様と思われるでしょう。 やはり細部にまで気を配れるのは、お金があるからです。 また身だしなみに気を使っているところもお嬢様っぽさを感じますよね。 見た目がボロボロのお嬢様はいません。 やはり良いものを身につけ、ケアが行き届いています。
お嬢様と思われる女性は、色白で美肌であることが多いです。 というのも、お嬢様はしっかりと日よけ対策をしており日傘も必ず持ち歩いています。 日焼けしていると、お嬢様という印象はないですよね。 透明感のあるきれいな肌をしています。 それだけでもお嬢様っぽい印象があるでしょう。
実際に、お嬢様というものを見たことがある人は少ないでしょう。 そうなると、テレビドラマや漫画などに登場してくるお嬢様がそのままイメージになっています。 やはり女優さんは顔が小さくて華奢ですよね。 その印象が、そのままお嬢様の印象になっています。 漫画やアニメでも、顔が小さくて華奢なキャラクターが多いですよね。 なので顔が小さく華奢な女性はお嬢様だと思われます。
派手なギャルメイクや、ケバいメイクを見て「お嬢様」と思うことはないですよね。 元の顔が分からなくなるほどのメイクはお嬢様とは思われません。 またすっぴんで、全く化粧っ気のない人もお嬢様とは思われないでしょう。 ナチュラルメイクで、かわいらしくしている女性が「お嬢様」と思われます。
そして、やはり可愛い人や美人な人はお嬢様と思われがちです。 同じように丁寧な所作をしていても、やっぱりデブスと美女では印象が変わってきます。 「お嬢様だよね〜」と言われるのは、大抵がかわいくて美人な人。 これもやっぱり、テレビドラマや漫画のイメージから来ているのかもしれません。
活発な印象をあたえる「ショートヘア」よりも、さらさらとしたロングヘアの大人っぽさがある髪型であることが多いです。 とくに男性は、ロングヘアに対して女性らしいという印象があり、自分にはないさらさらとした長い髪に対して「品がある」と感じ、「お嬢様」と思うようです。
明るい髪色に染めている人よりも、黒い髪の毛の女性に「お嬢様」という印象がつきがちです。 理由は、
などがあげられます。
「お嬢様」の印象が強いのは、清潔感あふれる「黒髮ロング」ですが、「明るすぎない茶髪に巻き髪」というヘアスタイルの、ヨーロッパ風の「お嬢様」の印象を受けます。 とくに、西洋人よりの顔立ちをしている場合、元々肌や髪の毛の色素が「茶髪に巻き髪」というヘアスタイルにしている「お嬢様」も多いのです。
「お嬢様ヘア」として代表的なのが、ロングヘアで尚かつナチュラルなウェーブヘアです。 きどりすぎない自然なウェーブヘアは、美しさと上品さが表れていて、「お嬢様」に多いヘアスタイルです。 ナチュラルにウェーブしていることで、女性らしいふわふわとした優しい雰囲気もあります。
「お嬢様」は、派手なアレンジや髪飾りをつけるのではなく、非常にシンプルなヘアアレンジをします。 ハーフアップなど、簡単なものが基本で、カチカチにヘアスプレーで固めてピシっと決めるのではなく「自分でやりました」といった雰囲気のあるナチュラルなヘアスタイルをしている印象があります。 非常にシンプルですが、外にでる身だしなみとしてきちんと立場をわきまえたヘアアレンジをすることができるので、男性をはじめ、ご年配の方にも好印象をあたえます。
パステルカラーで上品な服装をしていると、お嬢様っぽい印象がありますよね。 いつも薄いピンクやラベンダーカラーなどでまとめています。 また「白」「黒」のモノトーンや「ネイビー」といった大人しめの色で綺麗にまとまった服装もお嬢様の印象があるでしょう。 とにかく「上品」だなと感じる服装は、お嬢様の印象が強くなります。
「お嬢様」は、基本的に模様やしまがらが普通より大きな、いわゆる「大柄」な洋服は着ません 「お嬢様」は、大きなお花など「大柄」のデザインで主張が強いものよりも、小くて繊細な柄を選ぶ傾向にあるようです。 アクセサリーも、大ぶりなものより、華奢なものをつけていることが多いです。
ボーイッシュで活発的な印象を与える「パンツスタイル」よりも、圧倒的に女性らしさがでる「スカート」を履いている「お嬢様」が多いです。 ふわっとしたレースのスカートなど、フェミニンなアイテムを好む傾向にあると言えるでしょう。 ワンピースを着ていることも多いです。 特に男性にとって、自分が履くことのない「スカート」を履いていることで「女性らしさ」や「上品さ」を感じ、「お嬢様みたい」と感じるようです。
「お嬢様」が身につける洋服は上質な素材であることが多いです。 ドレスのように「つるっ」としている生地で上品さが感じられる素材のものだと「お嬢様感」があります。 最近ではレースのタイトスカートなどエレガントな素材のものも「お嬢様っぽい」として人気にある素材です。
「お嬢様」は、ファションの一部のように「日傘」をさしています。 「お嬢様」は、外で活発に活動をしているというようりは、家の中で静かに過ごしていることが多くで、日光に当たって日焼けをしてしまうことをひどく嫌います。 そういった努力もあって「お嬢様」肌は年中まっ白で、身体の線も細く華奢というイメージご強いということが考えられます。
そしてお嬢様といえば、高級品! ブランド物の服やバッグ、そして高級ブランド時計などを身に着けています。 安物のバッグや時計などをつけることはありません。
お嬢様と思われる女性は、とてもおしとやかな性格をしています。 ギャーギャーと騒ぐこともないですし、感情の起伏も激しくありません。 マナーや礼儀もきちんとしていて、知性もあるんですよね。 特に若いうちはそのおしとやかさで、お嬢様っぽさを感じる人は多いでしょう。 みんながはしゃいでいても、静かに笑っている姿が印象的です。
「お嬢様」は大切に育てたれてきたこともあり、純粋で、天然っぽいところがあります。 人を疑うこと知らないので、周りの人から見て「真っ直ぐな人」とうつることもあるでしょう。 騙されやすかったり、からかわれてしまうことが多いでしょう。 そういった純粋で、若干の世間知らずさを感じさせる「お嬢様」に対して魅力を感じる男性も多いです。
「お嬢様」は、ときに男性から「高嶺の花」として扱われることがあります。 気品あふれる女性らしさをもっている「お嬢様」に対して憧れる男性も多いのですが、基本的にポーカーフェイスなので、「何を考えているのかわからない」というミステリアスな雰囲気を感じ、話しかけるのになんだか緊張してしまう・どのように接すればいいのかわからないといった存在になることが多いです。 いつも楽しそうにワイワイと騒いでいるというようりは、静かに本を読んでいるような近寄りがたい雰囲気を感じます。
お嬢様って良いイメージが強いですが、わがままな人もお嬢様と思われやすいです。 やはり甘やかされて育っていたり、苦労しないで来ているのでわがままになりやすいんですよね。 ドラマや漫画の中でも、わがままなお嬢様って多いです。 自分の思い通りにいかないと不機嫌になってしまったり、自分の意見を押し通そうとします。
「お嬢様」は育ちがいいので「家庭環境が劣悪」ということはほとんどありません。 両親の仲が良いことはもちろん、兄や弟、姉、妹とも仲がよく、家族で食事にでかけたり、旅行に行くなど一緒に行動することが多いです。 家庭環境が良いので、争いごとが苦手だという人も。 両親や兄弟、姉妹を大切にしている姿をみて「育ちが良いのだな」と思う人も多いようです。
「お嬢様」は、裕福な家庭で育っていることが多いので、ファミリーレストランではなく「フランス料理」といった高級料理店で食事をする機会も多い環境で育っています。 なので、ナプキンの使い方やフォークやナイフの使い方といった一般的なテーブルマナーを幼い頃から身につけているといった場合が多いです。 一般的な家庭で育つと、目の前に高級料理をだされた場合マナーがわからずドキドキしてしまうことってありますよね。 「お嬢様」は、「父親の会社の人との会食」など目上の人との食事をすることにも慣れているので、どんな場面であっても相手を立てながら食事を楽しむことができるのです。
一般的な地域にある小学校や中学校へ通うのではなく、中学受験をして大学までエスカレーター式にあがっていけるというタイプの学校出身だと「お嬢様だな」と思う人が多いようです。 「中学受験をした」と聞くと、小さい頃から塾に通わせるなど、親の教育熱心な姿が思い受かぶことから「育ちが良いのだな」と感じます。 「お嬢様」の中には早いと「幼稚園」からお受験を経験している人もいます。
「字」には、その人の「個性」がでるものです。
など「筆跡診断」が存在するように、字だけでその人はどういった人なのかを推測することがありますよね。 基本的に、「丸文字」や「ギャル文字」を書く人には幼稚な印象をうける人が多く、きれいな字を書く人は「育ちが良い」「真面目」といった印象をうける人が多いです。 お嬢様は、個性というよりはキレイな読みやすい字を書く人が多いです。
「門限があるので今日はこの辺で失礼します」などと言われると、大切に育てられているという印象をうけ「お嬢様だな」と感じる人も多いです。 家族仲がいいので「夕飯は必ず家で家族とたべる」という人もいるでしょう。 夜遅くまで外にいるということが少なく、「箱入り娘」と言われることも。
きちんとカバンやポケットに「ハンカチ」や「ティッシュ」を持ち歩いていると「育ちが良いんだな」と思う人が多いようです。 「お嬢様」は、お手洗いに行って手を洗ったあとにペッペッと手を払って水気をとばしたり、髪の毛を整えるふりをして頭で水気をとろうとするなんてことはありません。 さらに、ピシっとハンカチにアイロンがかけられているといった几帳面ぶりをみせることも少なくありません。
「お嬢様」は、言葉遣いがきちんとしています。 人のことを「お前」と呼んだり「〜じゃねえよ」「うざい!」など、一般的な若者が使うような汚い言葉は一切使いません。 言葉遣いは家庭環境が出ますので、汚い言葉使いをしているとお嬢様だとは思われないでしょう。 ただ言葉遣いが綺麗なだけではお嬢様感は弱いかもしれませんが、例えば「ごきげんよう」や「素敵だわ」といったような言葉を使っていると「お嬢様だ!」と思われるでしょう。
「お嬢様」は、言葉の頭に「お」をつけた美化語を使用する頻度が高いです。 例えば、
といったように、接頭語がつけられる言葉には必ずつけ、 「腹減った」→「お腹がすいた」 「酒飲みたい」→「お酒が飲みたい」 「夕飯」→「お夕飯」 といったように、丁寧な表現をします。
「お嬢様」は、「言葉遣いが丁寧」なことに加えて、「おっとりとした口調」で会話をします。 せかせかと早口ではなしたり、勢いよく自己主張をしてくることはありません。 ゆっくりとしたテンポでお話しをして、人の会話を聞く時も「ゆっくりとうなずく」など時間の流れを感じさせない空気間になることが多いという特徴があります。
大きな口を開けて「ガハハハ」と歌うことはありません。 「フフフ」っと、口元に手を添えて笑います。 口を開いて笑ってしまうときは、必ず手で抑えて笑うでしょう。 とにかく、少しでも下品だと思われるようなことはしません。
ピアノやバイオリンなど、お金のかかる楽器の習い事をしているとお嬢様のイメージがつきます。 やはりピアノもバイオリンもその楽器を用意するだけでお金がかかりますからね。 お嬢様しかできない習い事だとも思われているでしょう。 さらに、楽器には定期演奏会などがあります。 そこではドレスを着たりなど、きらびやかな格好をします。 そういった衣装を用意出来るのも、お嬢様っぽいと感じられます。 なかなか、そういう格好をすることってありませんからね。
華道や茶道も、お嬢様っぽい習い事ですよね。 茶道も華道も庶民で習っている人はあまりいないですよね。 華道や茶道は、マナーや気品も身につくので、習っている人の所作からもお嬢様っぽいさがにじみ出ています。 「大和撫子」なイメージもあり、周りからは「お嬢様なんだな〜」と思われるでしょう。
クラシックバレエや日本舞踊もお嬢様っぽいと思われるでしょう。 クラシックバレエは姿勢や動きが美しくなります。 またバレエも習うのにお金がかかるんですよね。 さらに日本舞踊は、知らない人も多いかもしれません。 古くから伝わる日本の舞や踊りを合わせたもので、日本伝統を大事にするイメージがあります。
乗馬を習っている、と聞いただけで「お嬢様だ!」と思いますよね。 馬に乗るなんて、騎士かお嬢様くらいです。 実はそこまでお金がかからないのですが、高級な習い事のイメージも強いですよね。 またドラマや映画では、昔の時代のお嬢様はみんな馬に乗っているので、よりイメージが強いのでしょう。
英会話やフランス語など、外国語の習い事をしているのもお嬢様のイメージが強いですよね。 すでに話すことが出来ていると、よりお嬢様感がありますよね。 昔から言語習ってるんだ〜と上層階級のイメージがつきます。 英語だけじゃなく、フランス語などもやっていると、よりお嬢様っぽく思われます。
「お嬢様学校」と聞くとどのようなイメージを思い浮かべますか? 例えば、
といったような特徴を思い浮かべるのではないでしょうか。 「お嬢様大学」と言われている代表的な大学を何校かピックアップしてご紹介します。
大学から一般入試で入学してくる人もいるため、裕福な「お嬢様」というイメージは薄いですが、文学や国際交流を重要視していることで有名で、モデルでキャスターを務める桐谷美玲さんの出身校であるといったことから、綺麗な女性が通っているイメージの強い大学です。
「聖心女子大学」は、女子アナを多く排出している大学をとして有名であるといったことから、「お嬢様学校」というイメージが強い大学です。 また、上皇后美智子様の出身校であるとして、どの年代の方々からも「良い大学」というイメージの強い大学として有名です。
「白百合」という名前からしてすでに「清掃なお嬢様」がイメージされますよね。 産まれながらに「お嬢様」ではなくでも「白百合女子大学」で仕草などの教育や言葉使い、品の良さを学ぶことができる大学です。 また、こちらの大学までエスカレーター式で、教育熱なお母様方が受験をさせているということが多く小さな頃からマナーなどをしっかりと身に付けることができる学校です。
「お嬢様」っぽい名前と聞いて、
といったように「○○○子」とつく名前を思い浮かべませんか? 「○○○子」という名前に上品さを感じる人が多いようです。 というのも、天皇家も「美智子様」「雅子様」「愛子様」など「子」がついているというのも大きいのかもしれません。 また、「麗」のように華やかなイメージのある漢字を使用することも多いです。
また「美」がつくのもお嬢様のイメージが強いでしょう。 やはりお嬢様には、可憐で美しい名前が似合いますよね。 「美」の位置は、「美香」や「美樹」など頭に付く場合もあれば、「愛美」や「舞美」など終わりの場合もあります。
また、「桜」や「すみれ」など花の名前もお嬢様っぽい名前だなと感じる人が多いでしょう。 やっぱりお花の名前って綺麗ですよね。 そのまま「花・華(はな)」なども、上品な印象があります。