人間嫌いな人っていますよね。周りとの関係を全て遮断したい!誰とも関わりたくない!みんな信じられない!となってしまう人…もしくは、なってしまうことってありますよね。そこで今回は「人間嫌い」について詳しく解説していきます。 人間嫌いな人の特徴や、人間嫌いになってしまう心理、そして人間嫌いな人におすすめの 仕事も紹介します。人間嫌いを克服する方法も紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
「人間嫌い」の意味は「他人との付き合いを嫌うこと」です。 世間の人との付き合いを嫌っており、他人を信用していないこと、またその性格を指して使います。
●人間不信 意味:何らかの原因で他人を信じられないこと 例文 「彼は前の恋人に裏切られてから人間不信になってしまった」 「さすがの私でも、今回の件は人間不信になるよ…」 ●厭人(えんじん) 意味:人間を嫌と思うこと、他人との付き合いを嫌うこと 主に「厭人的」と使われることが多いです。 例文 「彼女には厭人的な性格があると思う」 「ここまで厭人的な気持ちになったのは初めてだよ」 ミザントロープ 意味:人間嫌いのこと、世間の人と付き合うのを嫌う人のこと 例文 「ああ見えて彼もミザントロープなんだよ」
「人間嫌い」を意味する難しい英単語に「misanthropy」があります。この単語は心理学などの分野で使用され、「人間不信」と和訳されることが多いです。 「人が嫌いだ」を英語で表現するなら単に、
I don't like other people.
私は他人が好きではない。
I hate people.
私は人が大嫌いだ。
などと表現すればよいでしょう。
人間嫌いには3つのタイプがあります。 まず1つ目のタイプが、とにかく他人とか変わりたくない!他人のことなんて信じませ〜ん!という「人間不信タイプ」です。 そして2つ目タイプが、過去のトラウマなどが原因で対人関係に恐怖心を抱いている「対人恐怖症タイプ」です。 最後3つ目が、実は一番嫌いなのは自分だった…防衛機制で人間嫌いになっている「自分嫌いタイプ」です。 それぞれ詳しく説明していきます。
まず「人間不信タイプ」は、とにかく他人と関わりたくないと思ってしまっています。 このタイプは、内向的な人が多くそもそも他人に関心がなくコミュニケーションが苦手なので、無理に関わろうとすると疲れてしまったり自分が損をしてしまったりすることから、人間嫌いになっています。 強いコンプレックスやトラウマを抱えているわけではなく、根本的に「人と関わったところでろくなことは起きない」「一人で楽しんで生きているから他人とプライベートで関わる必要なんてない」と考えていることが多いです。 人間なんて裏切る生き物だよ!ぐらいに思っていて、自分が人間嫌いであることを気にしていません。
それから他人に対して強い恐怖感を持っている「対人恐怖症タイプ」です。 このタイプは、幼少期に虐待を受けていたりいじめに遭ったことのある人が陥りやすいタイプです。 幼いながらに心の傷をたくさん負ってしまい、いつまでも他人と関わることが怖く人間嫌いになってしまっています。 また自分が他人の言動によって傷付いてきた分、自分自身の言動によって他人が傷付くことも恐れているので、自分の意見や思いを話すことがとても苦手です。
最後は防衛機制をしている「自分嫌いタイプ」です。 このタイプの人は、実は誰よりも自分自身のことが嫌いなんです。 その自分自身の嫌なところを他人に投影してしまい、他人を嫌いになってしまいます。 なので自分とよく似ている人を嫌いになることが多いのって、実はこの「投影」から来ています。 「投影」は、心理学における専門用語です。自分の中にある衝動や資質(悪い部分)を認めたくない時に、自分自身を守って認めるために他人にその悪い部分を押し付けてしまう心の働きです。 自分のことを棚に上げてるなって人いますよね。あのタイプは「投影」をしていることがとっても多いです。
人間嫌いな人は、集団行動が苦手で一人でいることが多いです。自らグループや群れから離れて単独行動をします。 周りからすれば「一匹狼」で、ちょっと近寄りがたい印象があります。飲み会などに誘っても来ることはほとんどなく、来たとしても盛り上がっている様子はほとんどありません。 とにかく、周りの人と一線を置きたいので距離感があります。 これ以上踏み込みません、踏み込ませませんという感じがヒシヒシと伝わってきます。
人間嫌いな人は、自分の感情をあまり外に出さないことが多いです。 人間嫌いな人は周りの人のことを嫌うだけでなく、周りから自分は嫌われているのではないか?とも思ってしまいます。そのため、相手と感情が一致しないことで悪く思われてしまうのではと自分の気持を表現できないことがあります。 そのため、笑ったりすることも少ないうえに、それ以外の感情も表出しないよう無表情でいることがとても多いです。 逆に、無表情ではなくずっとヘラヘラと笑って自分の感情を誤魔化してしまう人もいます。 それは自分自身の怒りや悲しみを受け入れてもらえないのでは、と相手が自分を好きではないかもという不安を持っている人が多くなっています。
人間嫌いな人は、とにかくコミュニケーションを取るのが苦手なことが多いです。 特に「対人恐怖症タイプ」の人は、コミュニケーションをとることが苦手で、相手から話しかけれてもうまく返答できないことが多くなっています。 また、二人以上人がいると緊張して話せなくなってしまうことが多く、大勢の前でしゃべることなんて、とてもじゃないけどできません!というタイプが多いです。 コミュ二ケーションが苦手な一番の原因は、つい自分がこう言ったら相手はどう思うんだろうと気にしすぎてしまうことです。 他人に嫌われたり悪く言われることを気にしすぎているために、恐怖でうまく会話をすることができなくなっています。
人間嫌いの人は、他人に自分の話を一切しません。 基本的に、自分のことを他人に知られるのを嫌がります。 なので人の話を聞いていることはあっても自分の話をすることはありません。 万が一質問されても、受け流すことが多いです。 例えば「Aさんって普段何してるですか〜?」と聞かれても「うーん…これと言ってないですね(最近は新作のゲームに没頭する毎日だよ、録り溜めてるアメトーークは欠かさず観てるけど)」という感じです。
自分の話をしないだけではなく、相手のことへも踏み込みたくないと思っています。 そのため、会話をすることがあっても他人に質問をすることがありません。 相手が一方的に話すことを聞いているだけで、「そうなんですか」「へぇー」ぐらいの相槌だけで終わります。「それって○○ですか?」とか「そのアーティストいつから好きなんですか?」などと、会話を広げることはありません。 人間嫌いなので他人と深く関わることがありません。
人間嫌いな人はネガティブな人がとても多いです。 人間が嫌いなわけですから、実は自分のことが嫌いタイプではないタイプの人でも自分自身のことを好きじゃない人が多いです。なので自分に対して否定的で何でも悪い方向に考えてしまうことがあります。 周りは悪口など言っていないのに、周りから「どうせ嫌われているんだろうな」と思ってしまいます。 これも「投影」で、自分が嫌っているから他人からも嫌われているように感じるんです。「あの人自分のこと悪口言っているだろうな」って思うような相手って、実は自分が相手のことを悪く思っていることが多いです。 そのため人間嫌いな人は、特にネガティブ思考になってしまいます。
また、人間嫌いな人はひねくれていることも多いです。 特に「俺って人間嫌いなんだよね」と、自ら言っちゃってるタイプはひねくれ者が多いです。 人間嫌いなことって、あまり公言したくないものです。他人を信じたり好きになることが出来ずに悩んでいる人います。 ですが、それを言うことでちょっと自分が人と違ってカッコイイ思っているひねくれ者です。全然かっこよくないですよね。周りの言葉を素直に受け止める事が出来ずに、褒められたり優しくされたりしても「何か裏がある」「他人にそんなに優しくできるわけない」と考えてしまいます。 このタイプは、そういったひねくれている自分に疲れてしまい人間嫌いだと公言していることがとても多いです。
人間嫌いな人は、基本的に趣味は一人でできるものが多いです。 プライベートまで他人とか関わりたくないので、チームプレーをするスポーツなどをやっていることはほとんどありません。 関わりたくないのはもちろん、幼少期からそもそも関わってこれなかった人は一人で過ごす時間が圧倒的に多かったので、一人で楽しめることをずっとやっていました。 読書、ゲーム、アニメ、アーティストやアイドルのファン、コーヒー、お酒…などなど。 一人の時間をどれだけ有意義に過ごせるかを考えてきています。周りに邪魔をされずに自分の部屋でゆっくり楽しめる趣味を持っている人がとても多いです。
人間嫌いといえど、誰一人とも関わらないわけではありません。 ただそれでも、学生時代の同級生などとずっと仲良くしている人はとても少ないです。 例えばいじめられた過去があったり、他人を信用出来ずクラスで一人だった場合は、学生時代のクラスの友人は一人もいないことが多いです。ただ好きだったクラブ活動の仲間数人とか、家が近くて学校では話さなかったけど休みの日は遊んでたとか、そういった友達とだけ関係が続いています。 そして、新しくできる友人は基本的に趣味を通じて知り合った人です。 趣味のことだけで関わるので、お互いのプライベートは知らないってことも多いです。
人間嫌いの人は歩くのが早いことが多いです。 それは人と関わるのを極力避けるため、退勤する時も凄まじいスピードで帰ることが多いので脚力が発達しています。 また、街中などプライベートの時に知り合いと会うのを嫌がります。そのため遠方から見かけた場合にバレないよう速歩きで逃げます。また誰かに見かけられても追いつかれないように日頃から人目を避けて早いスピードで歩いています。 そのため、とにかく歩くのが早いです。走るのは遅いのに、歩くのが早かったりします。
人間嫌いになってしまう大きな原因のひとつに家庭環境があります。 特に幼少期に親から愛情を受けられなかったり家族の仲が悪かったりしたことが原因となってしまうことがあるようです。 虐待やネグレクトなどによって子供が負った傷は計り知れません。一番身近で一番大好きな大人によって存在を否定されたことで大人に成長してからも誰のことも信じられなくなっています。 また、自分の話したことを親など近親者の大人が信じてくれなかったことが原因で自分自身が他人を信じられなくなってしまうことがあります。 これによって人間不信になってしまい、人間嫌いになっていってしまいます。
「人間嫌い」が深く根付いてしまう原因の一つに「他人によるいじめや陰口、妬み」もあります。 この場合、自分は相手に対して悪いことや傷つけるようなことをしていないにも関わらず、相手からの一方的な嫉妬や嫌悪によっていじめられたり陰口を言われてしまい「人間不信」となってしまいます。 この状況は、思いもよらないところで起きてしまったり、避けきれなかったりするので誰にでも起こりうることです。 こういった経験をしてしまうと、自分自身に原因があるわけでもないことや、他人がみんなそういった人間ではないことを分かっていても、また傷付くのではないかと誰のことも信じられなくなってしまうことがあります。
物心がついてからも、友人や恋人など親しい人からの裏切り行為によって「人間嫌い」になってしまう人がいます。 もしかしたら多くの人が経験しているかもしれません。 軽度であれば時間と共に人間不信な状態が弱まり、人間不信ではなくなっていくこともあります。 新しい人間関係が構築できたことによって克服できることもあります。 しかし信じていた相手、大好きだった相手であればあるほど、心に大きな傷を負って人間不信になってしまいます。
コンプレックスを抱えてる人も人間嫌いになってしまいます。 コンプレックスがあると、自分はどうせ他人から嫌われる、悪口言われると思い込んでしまいます。 その結果、相手は実際には何も言っていなくても周りから嫌われていると思い、人間嫌いとなってしまいます。 コンプレックスを抱えていると、なんでもネガティブに捉えやすくなり、他人が会話しているのを見るだけで「自分の悪口言ってるのかも…」と思ってしまいます。 そして普通の態度で接されると「さっき悪口言ってたくせに…信じられない…」と人間不信になって距離を取ってしまいます。
社会人になると仕事の失敗や職場の人間関係によるストレスで「人間不信」になっていってしまうことがあります。それによって人間嫌いになり、職場の人以外の人に対しても嫌悪感を抱いてしまうことがあります。 会社ではノルマや出世をかけた競争、先輩や上司との関係など様々なところでストレスを感じることがあります。 周りの人から足を引っ張られたり必要以上に仕事を押し付けられたりなど、信じられないくらい人の黒い部分を目の当たりにすることもしばしば… そういったことが続いていくと「もう誰のことも信じられないな…」と黒幕探しをしてしまったり、仲良くしている人であっても裏ではどう言ってるかわからないなと不信感だけが募っていってしまいます。
人は誰でも承認欲求というものを持っています。 認めて欲しい、褒めて欲しいといった欲求です。 自分が頑張っていたり成功をした時は周りに認めてもらいたいですよね。 ですが、仕事で成功したのになかなか周りから認めてもらえなかった時に、なんで認めてくれないんだ!とフラストレーションが溜まっていってしまいます。 さらに仕事が忙しい人は自分のやりたいことをやれる時間がないこともあります。 それが原因でフラストレーションが溜まることもあります。 フラストレーションが溜まりすぎると、認めてくれないあいつらは最低だ!自分がうまく行かないのは他人のせいだ!といった考えになってしまい「人間嫌い」になってしまいます。
また「人間嫌い」になっているときは、自分自身が他人に対して嘘をついていたり裏切っていることが原因の場合もあります。 自覚の有無問わず、人は自分自身のしていることを相手も同じようにしていると思うことがあります。 これは心理学の防衛機制における「投影」に当てはまりますが、自分が相手を裏切っているときに「相手が自分を裏切っている」と自分自身を守るために押し付けしまうことがあります。 また自分自身が日常的に嘘をついたり他人を裏切っている場合、周りもそうだと思い誰のことも信じられなくなってしまいます。それによってまた自分自身も嘘をついたり裏切り行為をしてしまい負のループに陥ってしまうことがあります。
まずは、自分自身としっかりと向き合いましょう。 なぜ自分はこんなにも人間嫌いなのか、自分でその理由を理解することから始めましょう。 自分が人間嫌いになってしまった理由が分からなければ、克服することは難しいです。 とにかく人と関わりたくない「人間不信タイプ」なのか、トラウマやコンプレックスが原因で「対人恐怖症タイプ」になっているのか、はたまた本当は誰よりも「自分が嫌いタイプ」なのか…それによって克服の仕方も変わってきます。 人間不信タイプは、あまり深く考えない方が良いです。マイワールドで生きていける個性だと思ってください。仕事での人間関係や家族間の関係さえしっかりとしていれば、プライベートでわざわざ深い関係を結ばなくても大丈夫です。 ただ、一人の時に考えていることをどこかで表出したり(ブログでもSNSでも、芸術でも)、また趣味に没頭する時間を必ず自分に与えてください。それでストレス発散を出来ていれば、後は一人の時間を楽しめる自分でいられればOKです。 これから紹介する克服方法は、「対人恐怖症タイプ」と「自分が嫌いタイプ」の人メインです。 もちろん「人間不信タイプ」でも、もう少し人との関係を楽しみたいなという場合には参考にしてみてください。
まずは固定観念をなくしましょう。 「どうせ自分には○○できない」「どうせうまくいかない」「他人は自分のことを嫌っている」といった、強い固定観念が人間嫌いになってしまっています。 しかし、この固定観念を突然なくすことは難しいです。そのため日頃の小さな固定観念から無くしていきましょう。 例えば「渋谷はパリピしかいないからうるさい」と思って寄り付かないとします。でも渋谷にだって静かでおしゃれなカフェもあります。なので、「きっとどこ行ってもうるさいだろう」と思ったとしても歩いていろいろな場所に出向いてみましょう。可愛い雑貨屋さんとかもあります。 人に対してじゃなくてもいいです。食わず嫌いだったものを食べてみるとか、苦手だったスポーツを始めてみるとか…とにかく何事に対しても固定観念を捨ててみましょう。 そうやって「○○と思ってたけど違った」という経験を増やしていって「人間って嫌な生き物だと思ってたけど、そうじゃない人もいるかも」と思えるようになってきます。
自分と向き合うことが出来たら、次は周りの目を気にしないことです。 もちろん、ある程度身だしなみや周りに迷惑のかける言動はしないよう気にかけることは大事ですよ。 ただ、自分は自分です。どんなに自分が良いと思っても、周りから一人でも悪いと思う人がいることを気にしていたら何も出来ません。これはみんな同じです。あなたも誰かを「変だな」「おかしいな」「苦手だな」と思うように、誰かは誰かを思っているし、そのうちの誰かはあなたを思っていることもあるかと思います。 あなたが素敵だなと思う人を批判する人もいるかもしれませんが、あなたが苦手意識を持っている人のことを大好きな人だっています。 まずは自分がどう思っているか、どうしたいかを優先していきましょう。次は家族や友人、職場の人など関わりのある人たちです。そこで価値観のズレを感じることもあるかもしれません。ですが100%ズレなく生きていくことは不可能です。 周りの目を気にする前に、自分自身と向き合って自分の考えや思いに自信が持てるように努力することを始めましょう。
それから周りに気を使いすぎないようにしましょう。 周りに気を使ってしまうのは周りの目を気にしているからなんですが、周りに気を使いすぎると身も心も疲弊してしまいます。そして他人と関わっていると疲れると思い込んでいるので他人と関わらないようにしている可能性があります。 特に、幼少期に親の顔色を伺って過ごしてきた人やいじめを受けたり陰口を言われた経験のある人は、他人に対してどうしても気を使いすぎてしまう傾向にあります。相手に嫌われないように、何か失礼がないようにと常に気を張ってしまい、気疲れしてしまいます。 ですが、もう大人です。変に気を使わなくても、ある程度の常識があれば職場などにおける人間関係は適度な距離を保ちながら構築することが出来ます。 それに人って気を使われれば使われるほど、その相手にも気を使ってしまうものです。 あなたが気を使いすぎている相手は、同じように気を使っているでしょう。なので、相手も疲弊している可能性が高いです。自分だけ気を使って大変だ!と思い込んでいるかもしれませんが、それはみんな同じかもしれません。 常識的な言動を心がけつつ、あまり気を使いすぎないようにしましょう。
それから、周りに期待しないことも大事です。 人に期待をすると、裏切られて傷付いたり「どうして○○してくれないんだろう」「どうして認めてくれないんだろう」と思ってしまいます。 他人に過度な期待をするのはやめましょう。 期待していいのは、自分です。自分に期待をするようにしてみてください。 そしてその期待に応えようと一生懸命頑張ってみてください。 周りから認められることとか、周りからどう思われるかってことが気にならなくなってきます。
元々、読書や映画鑑賞が好きな人は多いかと思います。 なので、今まで興味のなかった作家さんや手を出していなかったジャンルのものを読んだり鑑賞したりしてみてください。 新しい価値観に触れることが出来ます。 突然、今まで関わって来なかったタイプと関わりましょう、というのは難しいですよね。 ですが本や映画であれば、一方的に知ることができるので自分のタイミングで周りを気にせず新しい価値観や視点を知ることができます。 もしかしたら、同じように人間嫌いで悩んでいる人の話を知ることができるかもしれません。 同じ経験をしていたり、同じ気持ちを抱えている人の話は、自分の心と向き合うキッカケをくれることがとても多いです。
知らないところに出かけてみるのもおすすめな克服方法です。 億劫な気持ちになるかもしれませんが、できるだけ今いるところから遠くへ行ってみてください。自分自身のことを誰も知らない街に日帰りでもいいので足を運んでみてください。 突然の遠出は難しければ隣の県の降りたことのない駅とかに行って歩いて、できればお店に入ったりしてみてください。 可能であれば、海外などのパッケージプランなどに参加して、全く知らない人と関わる機会を作ってみてください。日本人ばかりのツアーでも大丈夫です。 知らない土地での一期一会って、思っている以上に心を動かされます。 自分が悩んでいた世界ってとても小さくて、世界にはもっと多くの人がいて、そのほとんどが自分のことを知らなくて、誰も人間嫌いの変な人だなんて思わずに優しく接してくれることに感動しますよ。 騙されたと思ってどっか出かけてきてください!!
それから、無理にでも色んな人と関わってみてください。 思っている以上にみんな、心に闇を抱えていたり色々なコンプレックスを抱えていたりします。 そういった話を聞くだけで「思っている以上にみんな色々な想いしてきてるんだな…」と感じられたりします。 同じように人間嫌いな人がいたりすることもあります。 人間嫌いあるあるで盛り上がったりして、それだけでも「人生意外と面白いもんだな〜」って思えたりすることもあります。 多くの人と関わることで、色々な考えや意見に出会えます。
職場の上司の中で一番話しやすい人でもいいですし、親戚のおじちゃんとか、行きつけのお店のおばちゃんとかと話す時間を設けてみてください。出来れば年上の人がいいです。人生経験豊富な人と話す機会を作ってみてください。 そして、「実は人間嫌いなところがあって…」と話してみましょう。 理由が分かっていれば、それもしっかりと伝えてみてください。 あなたの普段の行動を見てくれている人であれば、それに合わせたアドバイスをしてくれたり、気にかけてくれたりします。それだけで心が軽くなりますよ。 また人生経験豊富な相手であれば「誰だってそんなことあるよ」「時間が解決することもある」「俺だって誰のことも信用してねえよ!」なんて色んな人生観を聞かせてくれるでしょう。 そういった話の中に、ストンと自分の中に落ちてくる言葉があったり「そんな気にしないでいいか」と思えることがあったりします。
もしかしたらこれからも、傷付くようなことを言われることがあるかもしれませんが、全てしっかりと受け止めましょう。 どんな意見も受け止めることで「世の中って色んな人がいる、だから自分も人と一緒じゃなくなっていい」と思えるようになってきます。 また自分のミスや失敗も素直に認めて受け入れましょう。そして、どうやって改善していくか考えることが大事です。 あれこれ考えたり、行動する前に、まず大切なのが「何事も素直に受け止めていくこと」です。
それから、ストレスやフラストレーションが溜まっている人は、休みの日はしっかりと休み自分のために時間を思いっきり使いましょう。 趣味や好きなことに没頭して、嫌なことを考えない時間を作っていってください。 考えれば考えるほど負のループに陥り、マイナスな感情から抜け出せなくなってしまいます。 特に自分嫌いタイプの人は、自分を好きになれるよう自分が「楽しい」「嬉しい」「幸せだな」と感じられることをやってみてください。 好きな香りのフレグランスを部屋に振りまくだけでもいいです。好きなケーキを食べるとか、触り心地の良いクッションを買うとか、とにかく自分の五感(視覚、聴覚、触覚、味覚、嗅覚)が喜ぶことをしてみてください。イケメンを見るとかでもOKです。
そして人間嫌いを克服するのに欠かせないのが、日頃から感謝を忘れないことです。 当たり前のことに対しても、お節介に対しても、感謝を忘れないようにしましょう。 常日頃から感謝をしているだけで「嫌い」「苦手」「関わりたくない」といった感情が消えていきます。 今自分が色々出来ているのは、たった一人でやってきたわけではありません。 感謝をしていれば、周りから悪口言われてるような気持ちにもなりません。周りから悪口を言われている気持ちになるのは、自分が周りに負の感情を持っているからです。 今働けているのは雇ってくれたからですし、美味しいご飯が食べられたりするのは作っている人がいるからです。当たり前のことに感謝を感じられるようになると何も気にならなくなります。
しかしながら、人間嫌い過ぎて辛い人は克服できるように頑張っていくのは良いことですが、無理に多くの人と仲良くする必要はありません。 まずは人間嫌いになってしまった自分を受け入れて、「だってしょうがないじゃーん!!!」と叫んでみてください。いろんなことがありました。辛いこと、悲しいこと、どうしようもないこと…だから人間嫌いになってしまったのは仕方ないことです。 ただ、ずっと人間嫌いでいるとしんどいままです。 人間嫌いと思うのではなく、特に人と関わらなくても大丈夫くらいに思うようにしましょう。 職場など、最低限の範囲で最低限の関わり方をすれば大丈夫です。感じよく挨拶をして、業務連絡を怠らなければ問題ありません。 あとは自分が楽しい思えることをしていきましょう。
まずは人に興味を持つ事から始めましょう。 人間なんて嫌いだ!と距離を取ってたら、恋愛は始まりません。 全員が全員じゃなくても、ちょっとでも気になることがあったり「いいな」と思うことがあったら、相手に興味を持って接してみましょう。 相手のことを知りたい!という気持ちがあると、恋愛に発展しやすいですよ。
外に出かけましょう。 もちろん、様々な場所に出かければ出かけるほど出会いはあります。 直接知り合わなくても、知人が増えるとそれだけ紹介や出会うキッカケも増えてきます。 また、外に出かけて色々な人と関わる中で人間嫌いが薄まっていくこともあります。 こんな人もいるんだ、人間関係思ったより気楽だな、ってこともあります。 ずっと同じ場所で殻にこもっていると、どんどん頭でっかちになってしまい人間嫌いが加速してしまいます。
外に出かけて色々な人と出会う中で、同じように人間嫌いな人もいるはずです。 そういう人と関わることで気持ちが楽になったりします。 人間嫌い同士、分かり合える部分もあるので、そこから距離が縮まることもあります。 なかなか他の人に理解してもらえない部分をお互いが理解し合えるので、良い関係を築くことが出来ます。そういった人が出会えたら、本当にそれ以外の人とは深く関わる必要なんてないことを実感出来ます。たった一人を大切にすることで、他の人への嫌悪感も薄まってくるので他人との関わりが今ほど嫌ではなくなるかもしれません。
人間嫌いな人は、まず共通の話題や趣味の人と会いましょう。 合わない人と話していても楽しくないだけなので、まず人と関わることが楽しいと思うことで恋愛にも踏み出せるようになります。 思っている以上に、みんな自分と合うなって思える人ってそんなにいないものです。 なんとなく、上手に交わしながらいい感じに話しているだけで、内心人間嫌いな人とか基本的に関わりたくない人っているものです。 共通の話題のある学生時代からの友達1人とか、大人になってから趣味を通じて仲良くなった人とか、それくらいしか楽しめる人いないって多いと思います。 筆者も人間嫌いなわけではないですが、共通項のない人とはほとんど会いません。 まずは共通の話題と趣味のある人と集まって、関わる楽しさを見つけてみてください。 その中で恋愛に発展してくこともありますよ。
恋人が出来た場合は、干渉しない関係を保ちましょう。 人間嫌いな人は、干渉されると嫌になってしまうことがあります。 なので、恋人関係になっても干渉し合わないようにしましょう。 ただ、人間嫌いな人が人間嫌いを克服すると、その反動で深く関わりたくなることもあります。 今まで深く関わっていない分、深い関係の居心地の良さや喜びを感じてしまいます。 しかし深い関係を求めすぎて、相手に依存してしまったりと「重い」と感じさせてしまうことがあります。 程よい距離感と自立心は大切にしておきましょう。
また、恋人には人間嫌いであるところを理解してもらうことも大事です。 そして相手の人間関係に対する考え方など違う価値観も理解しましょう。 もちろん似た価値観の人と付き合うようにするのもいいですが、好きになった相手が違う価値観を持っていたら「新しい価値観に触れるチャンスだな」と、相手の価値観を理解しようとしてみてください。 そういう考え方もあるんだなあ、と思えるだけで、自分の考えに頭でっかちにならなくなってきます。価値観の違う人といるうちに、自分もその価値観になってしまうこともあるので、人間嫌いを克服したい人はコミュ力おばけと付き合ってみるのもいいですよ!
価値観を理解し合うには、何より会話をたくさんすることが大事になってきます。 なので、付き合う相手とはたくさん会話をしましょう。 また、付き合う前も会話がとても大事です。 人間嫌いな人は、他人と会話をすることが苦手な人も多いのでお互いのことを知るチャンスがとても少ないです。最初はうまく話せなくても、相手との会話を重ねてみましょう。
人間嫌いは無理に克服する必要はありません。 では、人間嫌いのまま生きていくにはどうしたらいいのでしょうか?
自分が「人間嫌い」であることを受け入れましょう。 人間嫌いになってしまったのであればしょうがないです。無理に克服しようとしても、気持ちが追いつかずしんどくなってしまい、より一層人間嫌いが強まってしまうことがあります。 まずは、人間嫌いである自分をそのまま受け入れて、そのうえでどういうことをしていけば楽しいと思えるのか、どういう夢を叶えていきたいのかを考えましょう。
人間嫌いであることは、社会で生きていくうえでしんどい気持ちになることもあるかと思います。 しかし、誰にでも生きていくうえで嫌な気持ちになることや、どうしようも出来ないことに見舞われてしまうことってあります。 ですが腐らずに生きていくには、自分の夢ややりたいことを明確にしてそれに向かって生きていくことです。そのためなら、多少のしんどいことや大変なことも我慢して乗り越えられることが出来ます。 何もなく生きていると、ただただ人間関係が辛く悲しい気持ちになってしまいます。 なので、自分の夢ややりたいことを明確にしましょう。 そのために一度思いつくまま書き出してみるといいでしょう。 小さいことから大きいことまで何でもいいです。 世界一周の旅に出たい!留学したい!など、今すぐ出来ないことは、どうしたらそれができるのかを考えてみましょう。いくら必要なのか、どういった環境ならできるのか…そのためには今からどうしていけばいいのかを考えてみましょう。 そして、今すぐできるようなことも考えましょう。 例えば、美味しいチーズケーキが食べたい!とか、カメラ持って散歩に行きたい!とか、カフェでのんびり読書したい!とか、何だっていいです。 とにかく自分のやりたいことを書き出し、優先順位を付けてひとつひとつこなしていきましょう。
また好きなことや趣味があるなら、とことん熱中しましょう。 漫画が好きなら大人買いすればいいし、アニメが好きなら見まくってセリフ言えるくらいになればいいし、体動かすのが好きならジムに通ったり毎日ランニングをしたりすればいいです。 自分で働いたお金を、自分のために使って楽しめばいいんです。 もちろん老後のことも考えた貯金は大切ですよ。 でも、日頃から自分が幸せだな〜って思える時間をできるだけ多く作れるようにしてみてください。自分の人生ですから、ちゃんと仕事をしたり健康に気を配って食生活を気をつけたりしていれば、あとは自分のために時間もお金も使っていいんです。 もちろん、自分の身の丈に合わせた生活の範囲内でですが、周りに迷惑をかけないようにすれば自分が思いっきり楽しむ環境を作っても誰も文句言いません。それは甘えでもご褒美でも何でもないですよ。 人間は嫌いでも、自分のことは好きになってあげましょう。自分のことを好きになるためには、自分に好いてもらえる自分でいることです。自分が嬉しいなって思うことをしてあげるだけでも、自分は自分を好きになってくるはずです。
人間嫌いでも、動物は好きな人は多いのではないでしょうか。 犬や猫など、懐いて甘えてくる動物を飼ってみると心が癒やされますよ。 忙しい人は、熱帯魚などもおすすめです。 環境と餌だけしっかりと整えておけば、散歩も必要ありません。 ペット不可のマンションに住んでいるので動物を飼えない…という人は、観葉植物がおすすめです。 成長過程を楽しめ、かなり愛着が湧いてきます。 朝とか話しかけてみてください。挨拶したり良い音楽を聴かせると育ち方も変わるっていいますよね。
人間嫌いな人には、一人旅もおすすめです。 日帰りだって、半日だっていいです。とにかく旅に出ましょう。 国内だけでも行ったことないところってたくさんありますよね。無限ですよ。 いかに自分が小さい世界で悩んでいたかということが分かります。 この世って自分のことを知らない人だらけだし、自分も知らないことだらけだし、こんな小さな範囲で自分の価値観決めちゃうのもったいないな…と思えるようになります。 そう思えると、人間を好きになることはないかもしれませんが、人間嫌いだ!!という固定観念から解き放たれたりします。かといって克服して他人と仲良くする必要もありません。人間嫌いであることが気にならなくなれば、生活を変えずに気楽に生きていけます。 世界の広さを目の当たりにするのはとてもおすすめです。 筆者は前職で人間嫌いになって無気力でしたが、海外に行って「しょうもない世界で悩んでたな〜」と吹っ切れる事が出来ました。
人間嫌いな人は小説家や漫画家の人も向いています。 自分の世界観を強く持っている内向的なタイプは、他人にそれを話すことは苦手ですがどこかで表現したい気持ちも抱えています。そのため、それらを文章や絵で表現できる小説家や漫画家はとても向いています。 全く人と関わらないというのは難しいですが、基本的に仕事をしている時は一人で黙々と作業をします。そして同じように根暗なアシスタントをつけていれば、編集者や出版社などと関わる時以外は部屋にこもって仕事をすることが出来ます。
人間嫌いな人は、ウエブサイトのページや雑誌などの記事を書くライターの仕事も向いているでしょう。 基本的に一人で記事にすることを調べ、それをまとめて記事にしていきます。 ほとんどの過程を一人でやることが多いので、自分のペースで仕事をすることが出来ます。 もちろん内容によってはインタビューをしたり、意見を聞いたりすることもありますが、仕事のために数時間使うだけなので慣れてくれば難しいことではありません。ただ相手の言葉を引き出すためのコミュニケーション力は必要となります。 また、人間嫌いな人って人間観察をしていたり色々な物事を分析していることが多いです。 そのため、一つのことについて詳しく記事を書くライターの仕事がとても向いています。
写真家も、自分の世界観で仕事をしています。 写真を撮ることが仕事なので、人と関わることがとても少ないです。 ただフォトスタジオとかでの仕事になると、写真を撮りに来た人の笑顔を引き出すために関わらなければならいので、写真家といっても自分の好きな写真や旅をして写真を撮って、雑誌やウェブサイトに使われたり個展をする方がいいでしょう。
大きなビルとか空港には、プロ級の清掃員がいます。 絨毯についたシミを取るための洗剤を把握していたり、隅々のホコリまで全て取り除く視野を持っています。常に掃除をしたり綺麗にすることが仕事なので、仕事中に人と関わることはほとんどありません。 清掃員同士で会話をしたり、雇い主とか関わることはありますがお客さんがいたりするわけではないので、人と会話するのが嫌な人はとてもいいですよ。 自分の技術をどんどん上げて、担当しているところを綺麗にしていくことで気持ちも晴れてきます。
「人はひとりでは生きていけない」。その言葉を錦の御旗に、表向きうまくやるのが「おとな」、できない人は病気と蔑む―他人を傷つけないという名目の下に、嘘やおもねりも正当化されるのが日本社会である。そんな「思いやり」の押しつけを「善意」と疑わない鈍感さ。「人間嫌い」は、そこに途方もない息苦しさを感じてしまう人なのだ。したくないことはしない、心にもないことは語らない。世間の掟に縛られずとも、豊かで居心地のよい人間関係は築ける。自分をごまかさず、本音で生きる勇気と心構えを与えてくれる一冊。
『うまくいっている人の考え方』『うまくいっている人の考え方 発展編』を1冊にまとめた完全版が携書で登場。なんにも心配ない!人生の達人になるためのヒント100。
嫌いな人には自分の前から「消えてほしい」わけですが、もちろん、サスペンスドラマのように物理的に「消す」ことはかないません。そこで、精神的に心の中で「嫌いな人を消す技術」を身につけたい―ということになるわけですが、本書はそれだけにとどまるものではありません。嫌いな人に対しても、秘かに心理技法を施すことで、その人の心にも変化を起こします。イラッとくる「あの人」を消す秘密の心理テクニック!
いかがだったでしょうか? 人間嫌いな人も、様々な気持ちを抱えていますよね。 無理に克服しようとすると、より人間嫌いが強くなってしまうこともあるので、自分のペースで人と関わってみましょう。 また、人間嫌いだからと周りに迷惑をかけたりするのはよくありませんが、心の中で「人とあんま関わりたくないな」と思いながら自分の世界で生きていくのは悪いことではありません。 そういった人が芸術や芸能の分野で成功していることもとても多いです。 人間嫌いである自分を受け入れて、そのうえでどうしていけばいいのかを考えてみましょう。 思っているよりも、人間嫌いな人って世の中たくさんいますよ。