「群雄割拠」という言葉をご存知でしょうか。カードゲームやオンラインゲームなどで時々使われていますが、初めて聞いたという方もいるかもしれません。「群雄割拠」を見るとなんとなく難しそうな意味をイメージしますが、実際はどのような意味があるのでしょうか。普段使う機会は少ない言葉ですが、覚えておいたらいざというときに使うことができます。そこで今回は「群雄割拠」の意味や使い方、読み方、類語について解説していきます。正しい意味をしっかりと理解して、上手く使えるようにしましょう!「群雄割拠」について知らないという方も是非参考にしてみてください。
「群雄割拠」は<ぐんゆうかっきょ>と読みます。 「群雄割拠」の意味は「群雄が各地に勢力を張り対立すること」です。 「群雄」は「多くの英雄」、「割拠」は「それぞれの地方を拠点としてたてこもること」を意味します。 多くの英雄や実力者たちが各地で勢力を振るって、お互いに対立して覇権を争い合う様子を表します。 現在の意味だと、「多くの人や会社が各方面で勢力を発揮していて、互いに対立して上を争っている」ということになります。 典型例が日本の「戦国時代」です。 その他にも中国三国志の「戦国時代」やローマ帝国の戦国時代などがあります。 このように、「群雄割拠」は戦国時代に群れをなすほどの英雄が各地に拠点を構えて対立したことからきています。
「群雄割拠」は”多くの英雄が各地に勢力を振るい、お互いに対立して覇を競い合う”様子を表すときに使います。 ”様々な勢力がぶつかり合いながら勢力を争っている”というイメージです。 「群雄割拠」の言い回しとしては、
などとなります。 例えば、「新規のプロジェクトを始めたが、群雄割拠の時代でなかなかそこから勝ち抜けられない」といった場合は「新規のプロジェクトを始めたが、多くの人(会社)が各方面で振るって争っているため良い結果を出せない」という意味になります。 「今まさにアパレル業界は、群雄割拠の時代となっている」といった場合は、「現在、アパレル業界は上の会社によって上位争いをしている状況であること」を意味します。
例文
治乱興亡<ちらんこうぼう> (意味:世の中が治まって盛んになること。また、乱れて衰えること) 「治乱興亡になるかは彼の働き次第である」 竜闘虎争<りゅうとうこそう> (意味:竜と虎といったように、互角の力を持った両者が激しく闘うこと) 「近くで竜闘虎争をしている」 竜騰虎闘<りゅうとうことう> (意味:同じ実力者同士が全力で戦うこと) 「まさに竜騰虎闘の闘いである」 竜攘虎搏<りゅうじょうこはく> (意味:実力が互角の者同士が激しい戦いを繰り広げること) 「正直、竜攘虎搏な争いは見ていてもつまらない」 合従連衡<がっしょうれんこう> (意味:外交上の駆け引き。また、連合したり同盟したりして勢力を伸ばすこと) 「合従連衡して敵にあたる」 強敵揃い (意味:全体が強い敵、手強い敵ばかりであること) 「強敵揃いで勝ち抜けられそうにない」 無法地帯 (意味:法が通用せずに、何をしても許されてしまう無秩序状態の場所) 「彼は無法地帯で長年過ごしてきたため、ハチャメチャなことをやらかす」 混乱状態 (意味:入り乱れている状態。乱れて秩序のない状態) 「事件が起きて現場は混乱状態となっている」
「群雄割拠」の英語表現を見ていきましょう。
などです。
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「群雄割拠」について理解できたでしょうか? ✔︎「群雄割拠」は<ぐんゆうかっきょ>と読む ✔︎「群雄割拠」は「群雄が各地に勢力を張り対立すること」を意味 ✔︎「群雄割拠の時代」「群雄割拠の状態」などと使う ✔︎「群雄割拠」の類語には、「治乱興亡」「竜騰虎闘」「強敵揃い」などがある