「背信行為」と「背任行為」という言葉をご存知でしょうか。「背信行為となる」「背任行為だ」といったように使います。では、「背信行為」と「背任行為」の意味についてしっかりと理解しているでしょうか。なかなか日常会話で聞くことは少ないですよね。「背信行為」と「背任行為」と聞いても、いまいちイメージが思い浮かばないかもしれません。正しく使うためには、意味について適切に知っておく必要があります。そこで今回は「背信行為」と「背任行為」の使い分けについて解説していきます。正しく覚えて、上手く使い分けできるようにしましょう!
「背信行為」・・・相手の信用や信頼を失わせる行為 「背任行為」・・・自分の利益のために、役職や地位を利用して仕事先に損害を与える行為
「背信行為」は<はいしんこうい>と読みます。 「背信行為」の意味は「信用を失わせること、信頼や約束に背く行為」です。 人間として当たり前のことを守らなかったり、約束に従わなかった行為を表す場合に「背信行為」を使います。 例えば、お世話になった人に対して騙すようなことをしたり、罠にかけたりすることを「背信行為」と表現できます。 「背信行為」は故意に仲間を裏切る行為ということなので、非常に罪が重いイメージとなります。 「背信行為」の類語には、「裏切り行為」「謀反」「逆心」「乱逆」「内通」「反逆」などがあります。 また、「背信行為」には「戦争において、休戦旗・赤十字旗を不当に使うなどして、戦闘上の信頼を裏切る行為」という意味もあります。
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「背任行為」は<はいにんこうい>と読みます。 「背任行為」の意味は「自分の利益のために、役職や地位を利用して会社に損害を与える行為」です。 地位を悪用して会社などに損害を与えること、与えられた任務を果たさないことを表します。 「背任行為」と表現する他にも、単に「背任」と表すこともできます。 「背任行為」は職権や地位を乱用して不正な行いをすることなので、マイナスなイメージを伴います。 会社員や公務員などが不正によって、所属している組織に財産上の損害を与えることを表す場合に使います。 「背任行為」の類語には、「離反」「詐取」「内通」「山を踏む」「横領」「汚職」などがあります。
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