「方法」と「手法」の違いについて正しく理解しているでしょうか?使い方や字面が似ているため、同じように使っているという方が多いのではないでしょうか。実はこの二つの言葉はそれぞれ異なります。そこで今回は「方法」と「手法」の意味と使い方の違いについて解説していきます!
「方法」・・・「目的がはっきりと決まっている状態で、その目的を果たすためのやり方」 「手法」・・・「物事のやり方、特に、芸術作品を作る上でのテクニックや技術」
「方法」は「ほうほう」と読みます。 「方法」の意味は「ある目的を果たすためのやり方」です。 「方」は「やり方、わざ」、「法」は「物事を行う手段」を意味します。 目的がしっかりと決まっている状態で、その目的を成し遂げるためのやり方を表します。 例えば、「チケットの販売方法」と使います。これは「チケットを販売するときに用いられるやり方(ネットで販売する、コンビニで販売するなど)」となります。 「方法」は哲学用語としても使われています。哲学においては、「真理に達するまでの考え」を意味します。
というような使い方をします。 「方法」の類語には、「やり方」「手立て」「手段」「打つ手」「仕方」などがあります。
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「手法」は「しゅほう」と読みます。 「てほう」とは読まないので注意してください。 「手法」の意味は「物事のやり方や技術」です。 物事を作る際のやり方を表します。特に、芸術作品を創造するときの技巧や表現方法を指します。 例えば、「この絵画はキュビズムの手法を取り入れている」と使います。 「手法」は絵画や彫刻などの芸術作品に対して使うことが多いですが、物事全般に使うことができます。
というような使い方をします。 「手法」の類語には、「技法」「画法」「テクニック」「スタイル」「表現方法」「作風」「やり方」などがあります。
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