「方法」と「手順」の違いについてしっかりと理解しているでしょうか?「方法をとる」「手順を決める」などと言いますよね。二つとも日常会話においてつかわれることが多いです。とても似ていますが、実はそれぞれ異なります。そこで今回は「方法」と「手順」の意味と使い方の違いについて解説していきます!
「方法」・・・「目的がはっきりと決まっている状態で、その目的を果たすためのやり方」 「手順」・・・「物事を行うときの順序」
「方法」は「ほうほう」と読みます。 「方法」の意味は「ある目的を果たすためのやり方」です。 「方」は「やり方、わざ」、「法」は「物事を行う手段」を意味します。 目的がしっかりと決まっている状態で、その目的を成し遂げるためのやり方を表します。 例えば、「チケットの販売方法」と使います。これは「チケットを販売するときに用いられるやり方(ネットで販売する、コンビニで販売するなど)」となります。 「方法」は哲学用語としても使われています。哲学においては、「真理に達するまでの考え」を意味します。
というような使い方をします。 「方法」の類語には、「やり方」「手立て」「手段」「打つ手」「仕方」などがあります。
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「手順」は「てじゅん」と読みます。 「手順」の意味は「物事をするときの段取り」です。 「手」は「腕前、やり方」、「順」は「道筋」を意味します。 ある物事を行うときの順序、どのような順番で進めるかを表します。 「はじめにこれをやって、次にああして、その次はこうする」ということが「手順」となります。 例えば、「洗車の手順」ならば「はじめにタイヤを洗って、その次にボディと窓を洗い、その次は水で洗い流す」となります。 囲碁や将棋においての「手順」は「着手の順序、相手の打った手に応じて打つこと」を表します。
というような使い方をします。 「手順」の類語には、「順序」「順番」「過程」「プロセス」「次第」「流れ」などがあります。
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