「行き詰まる」と「息詰まる」という言葉をご存知でしょうか。「物事が行き詰まる」「息詰まる思い」といったように使います。では、それぞれの意味についてしっかりと理解しているでしょうか。この二つの言葉は日常会話で使われていることも多いですよね。どちらも「いきづまる」と読みますが、何か違いはあるのでしょうか。非常に似ていますが、実は意味が異なります。正しく使うためには、意味についてきちんと知っておくことが必要です。そこで今回は「行き詰まる」と「息詰まる」の使い分けについて解説していきます。適切に知って、上手く使い分けできるようにしましょう!
「行き詰まる」・・・困難や支障にあって、物事がそれ以上発展しないこと 「息詰まる」・・・思わず息を止めてしまうほど、極度に緊張すること
「行き詰まる」と「息詰まる」は読み方は同じですが、全く異なる意味になるので混同しないように注意しましょう。 意味は、漢字を見ればイメージしやすいですよね。 「行き詰まる」は「行けなくなる」、「息詰まる」は「息ができなくなる」というのが基本義です。「息詰まる」は比喩的に使います。
「行き詰まる」は<ゆきづまる>もしくは<いきづまる>と読みます。 「行き詰まる」の意味は、
です。 「行き詰まる」は道がなくて前に進めないことから、物事がそこから前に進まないことも意味するようになりました。物事が上手く進まずに、どうしようもなくなる状態を表します。 主に、「◯◯が行き詰まる」という形で用います。 「道がなくて進めない」という意味では、「道が行き詰まる」「通りが行き詰まる」などと使います。 よく「行き詰まりの道」「行き詰まりの路地」と言いますよね。この「行き詰まり」を動詞化したものが「行き詰まる」となります。 「仕事が行き詰まる」「企画が行き詰まる」などは「物事が前進しない」という意味で使われています。例えば、計画が内容通りに上手く進まなかったり、失敗した場合に「計画が行き詰まる」と表現できます。 「行き詰まる」の類語には、「停滞する」「立ち往生する」「万策尽きる」「極まる」「滞る」「蟻地獄に陥る」「八方ふさがり」などがあります。
例文 「道がなくなり、そこから進めない」という意味
「困難があって、物事が発展しない」という意味
「息詰まる」は<いきづまる>と読みます。 「息詰まる」の意味は「思わず息を止めてしまうほど、プレッシャーを感じていること」です。 不安や緊張から気持ちにゆとりがなくなって、思わず呼吸を止めてしまう状態を表します。 ある物事に対して緊張している様子を表す場合に「息詰まる」を使います。主に「◯◯に息詰まる」「息詰まるような◯◯」という形で用います。「息が詰まる」という表現もよく使われています。 例えば、スポーツの試合で接戦が繰り広げられているのを見て、見ている自分まで緊張してくるというときに「息詰まってくる」と表現することができます。 「息詰まる」は緊張して苦しくなる場合だけではなくて、展開が早い場合にも使うことができます。 「息詰まる」の類語には、「手に汗握る」「やきもきする」「緊迫する」「興奮する」「息もできない」「緊張する」「息つく暇もない」「ドキドキする」などがあります。
例文
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