「青天井」という言葉をご存知でしょうか。日常会話で使うことはなかなかないため、意味を知っているという方は少ないと思います。「青天井」という言葉は、株や麻雀、ゴルフなどでよく使われます。株や麻雀を頻繁にしている、という人は意味をしっかりと知っておきたいですよね。「青天井」と聞くと難しそうな意味をイメージしますが、意外と意味は単純です。「青天井」って何?と聞かれた場合でもすぐに答えられるようにしておきましょう。そこで今回は「青天井」の意味や使い方、語源、類語について解説していきます。
「青天井」は<あおてんじょう>と読みます。 「青天井」の意味は、 1.(青空を天井に見立てていう)青空。野天 2.(青空は果てしなく高いことから)物の値段や数値が無制限に上がること。天井知らず です。 1の「青空。野天」という意味では「青天井が広がる」「青天井の下で夜を明かす」などと使います。 2の「際限なく値上がりを続ける」という意味では株式用語として使うことが多いです。 価格や相場が天井知らずにぐんぐんと上がり続けて上限がない状態を表します。 このような状態が続くと「バブル」という表現に変化します。 値幅制限がなされているときは「青天井」とは言いませんが、この制限が解除された場合には際限なく相場が上昇するので、このような状態を「青天井」と言います。この状態が一番儲けが出るため、非常に人気です。 数値や金額が上がることに対して「青天井」を使います。例えば、「株価は青天井で上がっている」「関東圏の人口は青天井の勢いで増加している」などと使います。
例文 1「青空」という意味
2「物の値段や数値が無制限に上がる」という意味
「青天井相場」とは「上昇基調が連日、どこまでも際限なく上がり続けているように見える相場のこと」です。 ただ、どんな相場であっても限りなく上昇していくということはなく、いつかは相場は必ず止まります。 いつでも上がり続けることは不可能なので、常に冷静に見ることが大切です。 他にも、株に関する言葉があります。 「天井」==> 上昇相場における高値水準 「一番天井」==> 上昇相場における最初の相場 「大天井」==> 上昇相場における最高値 大天井を超えて、さらに上昇し続ける状態を「青天井」と呼びます。
「青」は「雲一つなく、陰りがない空」を、「天井」は比喩的に「上限、ピーク、上までいける限界」を意味しています。 その限界を意味する天井が快晴の空のようにどこまでも高く広がっている、ということを表した言葉が「青天井」になります。 「野天」ということもあります。 「野天」の意味は「屋根のないところ。野外。露天」です。 「野天風呂」「野天鰹」などとよく言いますよね。
麻雀における「青天井」は「満貫(最高得点)になっても打ち切らずに、正式な点数をどんどん加算していくこと」です。 正式には「青天井ルール」と言い、略すと「青天井」となります。 通常のルールとしては、満貫に達した時点でそれ以上は飜数を数えて計算します。 青天井ルールでは、満貫以上であっても、正式な点数計算を行いそのまま加算します。 点数の上限がないので、点数が非常に高くなることがほとんどです。 1飜上がるごとに際限なく倍になっていくので、満貫以上の手を作って和了ってしまえばトップに躍り出ることができます。 逆に、「役満」や「倍満」などで和了ってしまった場合は逆転される恐れがあります。 青天井ルールは、ゲームが果てしなく続くといったイメージとなります。 ただ、一般的な公式戦などで青天井ルールを用いて麻雀をすることは数少ないです。
ゴルフには「ハンディキャップ」というものがあります。略して「ハンデ」と言います。 「ハンディキャップ」はゴルファーの技量を表す尺度です。ゴルフをするとき、上手な人と下手な人が競技をする場合に、上手な人の方が有利となってしまうので、ハンディキャップを設けて競技を楽しめるようにするという仕組みです。 ハンディキャップがあれば公平な基準で競い合うことができるので、初心者でも上級者に勝つことが可能になります。 ハンディキャップには「略式ハンデ」と「オフィシャルハンディキャップ」と2種類あります。 「略式ハンデ」は初心者がコンペに参加するときに使われます。 「略式ハンデ」の算出方法として「ダブルペリア方式」というものがあります。元々は「ペリア方式」というもので、これは18ホールある中に隠しホールを設定してハンディキャップを算出するという方式です。 ただ、ペリア方式は運に左右されることが多いために新しく「ダブルペリア方式」ができました。 「ダブルペリア方式」ではダブルパーカットやトリプルパーカットという上限が設けられます。 初心者ではなかなか入賞が難しいです。 この上限が設定されていないことを「ダブルペリア方式の青天井」と言います。 初心者でも入賞の可能性がありますが、やはり上級者の方が有利です。
大空 (意味:広大な空) 天穹<てんきゅう> (意味:大空) 蒼天<そうてん> (意味:あおぞら。大空) 碧空<へきくう> (意味:あおぞら。碧天) 虚空<こくう> (意味:何もない空間。そら) 太虚<たいきょ> (意味:おおぞら。虚空) 渾天<こんてん> (意味:天。まるい天) 霄漢<しょうかん> (意味:天空。おおぞら)
「天井知らず」という言葉があります。 「天井知らず」の意味は「相場・物価などが高騰して、どこまで上がるか限界がわからないこと」です。 物価の成り行きが把握ができないような場合に「天井知らず」を使います。 「天井知らずの値上がり」「天井知らずである」などと言います。
例文
まず最初に「青天井」という言葉に何となく似ている面白い英語表現をお伝えします。 The sky is the limit. です。 「The sky is the limit.」は直接すると、「空が限界だ」になります。空はどこまでも続いていることの比喩であり、「The sky is the limit.」で「限界はない」という意味になります。 言葉の成り立ちが、これら2つは似ていて面白いと思ったので紹介しました。 「株価などが上昇し続ける」という意味の英語は「skyrocket」になります。自動詞「急上昇する」の意味です。この言葉にも「sky」が使われていますね!「sky」を飛ぶ「rocket」のようにうなぎ登りである様を表しています。
The stock market has skyrocketed in recent months.
最近数ヶ月で株価は青天井だ。
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「青天井」について理解できたでしょうか? ✔︎「青天井」は「青空」「物の値段や数値が無制限に上がること」を意味 ✔︎「青天井の下で」「青天井の勢い」「青天井となる」などと使う ✔︎ 麻雀における「青天井」は「満貫になっても打ち切らずに、正式な点数をどんどん加算していくこと」を意味 ✔︎「青天井」の類語には、「大空」「蒼天」「天井知らず」などがある