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「兼ね合い」の意味とビジネスでの使い方!類語や英語表現も紹介します

「兼ね合い」の意味とビジネスでの使い方!類語や英語表現も紹介します

「兼ね合い」という言葉をご存知でしょうか?「兼ね合い」は、ビジネスシーンでよく使われる言葉なので、正しく使用することが求められます。そこで今回は「兼ね合い」の意味や使い方について解説します。

「兼ね合い」の意味

「兼ね合い(かねあい)」とは、「釣り合い」「バランス」「均衡」「標準」という意味です。「釣り合い」は「平均を保つこと」を意味しています。 つまり「兼ね合い」は、「二つのものがうまく釣り合いを保つこと・双方の事情を考えにいれて釣り合いを保つ」という意味になります。 「兼ね合い」には「どちらかにするかすぐには決められない」というニュアンスが含まれ、決まられないことで生じる苦渋の気持ちや板挟みになっていることを表しています。 「兼ね合い」は「兼ねる」と「合わせる」で成り立っています。 「兼」は「一つのものが二つ以上の働きを合わせ持つ」と「〜することが難しい」という意味を持ちます。「〜することが難しい」という意味で使う場合は、「〜し兼ねる」と表現します。「兼ね合い」は「〜し兼ねる」と「合わせる」を複合した言葉になります。また「兼」には、「気兼ねする」という言葉があるように、「気をつかうこと」「遠慮すること」「仕方なく」という意味も含まれます。 「兼ね合い」の特徴としては、完璧な均衡を必要としているわけではなく、ちょうどよいバランス・状況上仕方なく生じるバランスという意味合いになります。 「兼ね合い」は「兼合い」とも表記できます。

「兼ね合い」の使い方

「兼ね合い」は、何かと何かの釣り合い・バランスの問題を表現するときに使います。 物事を決める際に様々な意見が絡んでくると、どちらか一方に決められないことも多いです。このような場合に、「兼ね合い」を使います。 具体的に「兼ね合い」は、「物事を決める際に妥協する必要があるとき・お互いどのぐらい考慮すべきか難しいとき」に使用する言葉になります。 例えば、「予算との兼ね合いで〜」「先方との兼ね合いにより〜」といったように使うことができます。他にも「双方の意見の兼ね合いをとる」という使い方もします。双方の異なる事情から良い部分を出してまとめたり、均等にしたりすることを「兼ね合い」と言います。簡単に言うと「兼ね合い」は「バランスを取っていること」を表します。 「兼ね合い」はビジネスシーンで多く使われます。

「兼ね合い」に続く言葉

「兼ね合い」は、「兼ね合いが〜」「兼ね合いを〜」などと様々な言葉が続くことがあります。 それぞれの意味と例文について紹介します。

兼ね合いをとる

「兼ね合いをとる」は、「二つの物事の釣り合いやバランスをとる」という意味合いで使います。 例えば、「勉強と部活の兼ね合いをとることが必要だ」「成果と労働時間の兼ね合いをとることが大切である」「この商品は品質と価格の兼ね合いをとって開発された」といったように使います。

兼ね合いを図る

「図る」は「意図すること」なので、「兼ね合いを図る」は「釣り合いやバランスをとろうとする」という意味になります。 例えば、「品質とデザインの兼ね合いを図ることで良い製品を作りたい」「他社との兼ね合いを図りながら研究を進めていく」といったように使います。 ここでの「はかる」は「図る」になるので、「測る」や「計る」と間違わないように気をつけましょう。

兼ね合いのため

「兼ね合いのため」は、「釣り合いとバランスをとるために」という意味です。 例えば、「両者の兼ね合いのためにはどちらかを犠牲にするしかない」「予算との兼ね合いのためには、その件を実行することは難しい」といったように使います。

兼ね合いが悪い

「兼ね合いが悪い」は、「釣り合い・バランスが悪い」という意味です。 例えば、「品質とコストの兼ね合いが悪いので、商品化は難しいだろう」「ここにビルを建築するには予算との兼ね合いが悪い」といったように使います。

兼ね合いが取れない

「兼ね合いが取れない」は、「釣り合いやバランスが取れない」という意味です。 例えば、「双方の要求を受け入れたら兼ね合いが取れなくなる」「忙しくて仕事と育児の兼ね合いが取れない」といったように使います。

兼ね合いをつける

「兼ね合いをつける」は、「釣り合いやバランスを取れる状態にすること」を意味しています。 例えば、「両者の要望の兼ね合いをつけることは非常に難しい」「兼ね合いがつくのであれば、こちらの条件で進めていきます」といったように使われます。

兼ね合いが難しい

「兼ね合いが難しい」は、「釣り合いやバランスをとることが難しい」という意味です。 例えば、「そのプロジェクトを成功させるためには、予算と時間の兼ね合いが難しい」「人数を増やすためには人件費との兼ね合いが難しい」といったように使います。

兼ね合いを見る

「兼ね合いを見る」は、「釣り合いやバランスをとれているか確認する・チェックする」という意味です。 例えば、「胃薬は効果と安全性の兼ね合いを見てから購買を決める」「天気と気温の兼ね合いを見てから、釣りに行くか判断する」といったように使います。

兼ね合いを見つける

「兼ね合いを見つける」は、「釣り合いやバランスがとれる条件や内容を見つける」という意味になります。 例えば、「話し合った結果、兼ね合いを見つけることができた」「兼ね合いを見つけないと先へ進むことができない」といったように使います。 「兼ね合いを見つける」は、「妥協点を見つける」という意味でも使われます。

兼ね合いがある

「兼ね合いがある」は、「釣り合いやバランスがある状態」という意味になります。 しかし実際は「考慮すべき兼ね合いがある」という意味合いで使います。 例えば、「先方との兼ね合いがあるので、早急に結論を出すことはできない」「他の部署との兼ね合いがあるので、それはできかねます」といったように使います。

兼ね合い上

「兼ね合い上」は、「釣り合いやバランスを考えた上で」という意味です。 例えば、「双方の兼ね合い上、決定するのは難しい」「他の業務との兼ね合い上、こちらの業務を担当してください」といったように使います。

「兼ね合い」の例文

「兼ね合い」の例文を紹介します。

・予算との兼ね合いで、その計画を実施することが難しくなった。 ・スポンサーとの兼ね合いにより、放送できない部分もある。 ・仕事と育児の兼ね合いをつけるのは非常に大変である。 ・会場は人数との兼ね合いで決定する。 ・天候と波の高さの兼ね合いで、船の出航を見送る場合があります。注意してください。 ・新車選びのコツは、価格と性能、そしてオプションの兼ね合いで考えることだ。 ・その依頼を引き受けるかどうかは、報酬と依頼の内容の兼ね合いで決定します。 ・入荷日へ向けて、残りの日数と必要な作業との兼ね合いを確認して調整します。 ・従業員の負担との兼ね合いを考えて、営業時間を短縮することに決めた。 ・顧客の年齢層の兼ね合いも考えたデザインを提案する。

「兼ね合い」の類語・言い換え

折り合い

「折り合い」は、「互いに譲り合って一致しているところを見つけること」を意味しています。 「折り合い」は「折り合いをつける」といった形でよく使われます。 「折り合いをつける」とすると、「物事において、互いにある程度譲り合って双方が納得できる妥協を定めること」を表します。 「折り合いをつける」と「兼ね合いをつける」は似ている表現ですが、少し異なります。 「折り合いをつける」は、対立している状況が発生している場合に使用するのに対し、「兼ね合いをつける」はこれから何かをすることで生じる状況のバランスをとるような場合に使用するという違いがあります。混同して使わないように気をつけましょう。

均衡

「均衡(きんこう)」は、「二つまたはそれ以上の物事の間で、力や重さなどの釣り合いが取れていること」です。つまり「均衡」は、「二つ以上の物事の間で力、数や量、また重さなどの平均がとれていること」を表す語となっています。 「均衡する」「均衡を図る」「均衡を保つ」といったように使います。 「バランス」とよく似た言葉ですが、「バランス」は「物事が程よく釣り合いが取れていること」に対して、「均衡」は「力や数量の釣り合いが取れていること」とニュアンスが少々異なります。

その他の類語

平衡<へいこう> (意味:物の釣り合いが取れていること・釣り合いが取れて物事が安定した状態にあること) ◯衡平<こうへい> (意味:釣り合いが取れていること) ◯権衡<けんこう> (意味:釣り合い・均衡) ◯均整 (意味:釣り合いが取れて全体として整っていること) ◯振り合い (意味:他との釣り合い・バランス) ◯調和 (意味:全体がほどよく釣り合って、矛盾や衝突がなくまとまっていること) ◯安定 (意味:物事が落ち着いて、激しい変動のないこと) ◯整合 (意味:ずれや矛盾がなく、前後上下などが揃うこと・また揃えること)

「兼ね合い」と意味の似ている言葉は、このようにたくさんあります。 ただ、これらは意味が似ているからといって、そのまま「兼ね合い」として代用できるわけではありません。「兼ね合いを考える」「釣り合いを考える」「安定を考える」などとそれぞれ少しずつ違います。

「兼ね合い」の英語表現

名詞の「兼ね合い」の英語は「balance」です。 日本語の「兼ね合い」にはネガティブなニュアンスが伴いますが、英語「balance」にはポジティブ、ネガティブどちらかのニュアンスがあるというわけではありません。使うシチェーションによって、ポジティブにもネガティブにもなります。 「◯と△の間でうまく兼ね合いを取る/図る/つける」は ・strike a[the] balance between ◯ and △ ・redress a[the] balance between ◯ and △ 「__との兼ね合いで」というふうに「考慮して、配慮して」というフレーズならば、 ・considering __ ・in light of __ ・with __ in mind ・keeping __ in mind

The new tax reform is designed to strike a balance between the poor and the rich.

新しい税改革は、貧困層と富裕層の兼ね合いを取るためのものだ。

Considering the budget situation, this project is still pending.

予算との兼ね合いで、本プロジェクトの実行は未定です。

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まとめ

「兼ね合い」について理解できたでしょうか? ✔︎「兼ね合い」は、「釣り合い」「均衡」「バランス」「標準」という意味 ✔︎「兼ね合い」は、何かと何かの釣り合い・バランスの問題を表現している ✔︎「兼ね合いをつける」「兼ね合いを図る」「兼ね合いのため」などと使う ✔︎ 類語には「折り合い」「均衡」「権衡」などがある

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