「効率(こうりつ)」の意味は、費やした労力に対して、得ることができる成果の割合です。「能率(のうりつ)」の意味は、一定の時間内で、得ることができる成果の割合です。例えば「効率を上げる」は少ない労でこなせる仕事量を増やすことを表し、「能率を上げる」は決まった時間内でこなせる仕事量を増やすことを表します。
▶︎「効率」・・・費やした労力に対して、得ることができる成果の割合 ▶︎「能率」・・・一定の時間内で、得ることができる成果の割合
例えば、 三時間で作業を終わらせることができる ==> 二時間で作業を終わらせることができるは「効率が良い」、 一時間で2つの課題を終わらせることができる ==> 一時間で3つの課題を終わらせることができるは「能率が良い」 となります。 「効率が良い」は「少ない労でこなせる仕事量を増やすこと」、「能率が良い」は「決まった時間内でこなせる仕事量を増やすこと」を意味します。
「効率」は<こうりつ>と読みます。 「効」は音読みで「コウ」、訓読みで「きく」と読みます。 「効」は「力を発揮した成果。効き目」を意味します。 「率」は音読みで「ソツ・リツ」、訓読みで「ひきいる」と読みます。 「率」は「全体に対しての割合」を意味します。 「効率」の意味は、 1.機械作業をする際に、なされた役立つ仕事の量とそれを行うのに要したエネルギー量との比 2.使った労力に対する、仕事のはかどり具合 です。 1の意味では「熱効率」「効率良い機械」などと言います。ただ、「効率」は2の意味で使うことが多いです。 「効率」は、使った労力とその成果の割合を表す場合に使います。 例えば、昨日は一時間で宿題を終わらせたが、今日は30分で宿題を終わらせることができたら「効率が良い」と言えます。 言い回しとしては、
などとなります。
例文
「能率」は<のうりつ>と読みます。 「能」は音読みで「ノウ」、訓読みで「あたう。よく。よくする」と読みます。 「能」は「物事をなしうる力」を意味します。 「率」は音読みで「ソツ・リツ」、訓読みで「ひきいる」と読みます。 「率」は「全体に対しての割合」を意味します。 「能率」の意味は、 1.一定の時間内に出来上がる仕事の割合 2.ある点または軸のまわりの回転能力の大きさを表す量 です。 「能率」は費やした時間は同じまま、物事の成果が上がったという場合に使います。 例えば、UFOキャッチャーをしたとして、昨日は一時間で3つしか取れなかったが、今日は一時間で5つ取れた場合、「能率が上がった」と言うことができます。 言い回しとしては、
などとなります。
例文
「効率(こうりつ)」は、費やした労力に対して、得ることができる成果の割合のことです。 労力に対して得ることができる成果の割合が高ければ「効率が良い」、低ければ「効率が悪い」といいます。 「能率(のうりつ)」は、一定の時間内に出来上がる仕事の割合のことです。 費やした時間に対して出来高が高ければ「能率が良い」、低ければ「能率が悪い」といいます。
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