「高揚感」と「昂揚感」の違いについてしっかりと理解しているでしょうか?「高揚感を得る」「高揚感を抑える」などと使いますよね。「昂揚感」と表すこともできますが、この二つには何か違いはあるのでしょうか?そこで今回は「高揚感」と「昂揚感」の意味と使い方の違いについて解説していきます!
「高揚感」は「こうようかん」と読みます。 「高揚」の意味は「感情や気分が高まること」です。 「高揚感」とすると、「気持ちが非常に高ぶった状態のこと」を表します。 「高揚感」はポジティブな意味で使われます。 嬉しい出来事があったり、ドキドキするようなことが起こった場合などに使います。「高揚感を得る」場面としては、例えば、ライブに行く、遊園地で乗り物に乗る、スポーツ観戦をする、音楽を聴く、ギャンブルをする、趣味に没頭する、車を走らせるなど様々です。
というような使い方をします。 「高揚感」の類語には、「興奮する」「うわずった気分」「気分が浮き立つ」「ワクワクする」「ハイテンション」などがあります。
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「昂揚感」は「こうようかん」と読みます。 「昂揚」は「高揚」と同じ、「感情や気分が高まる」という意味です。 「昂揚感」とすると「気持ちが非常に高ぶった状態のこと」を表します。「昂」は「高まる、興奮する」という意味があります。 「昂揚感」と「高揚感」は同じ意味です。 元々は「昂揚感」と表記されていました。 「昂」は「昂太郎」「昂大」などと人名用漢字ではありますが、常用外漢字となります。 昭和31年の国語審議会報告では、常用漢字の適用を円滑にするため、「同音の漢字による書き換え」を発表しました。 「昂」は常用漢字である「高」に代用する、と決定されました。 「昂揚感を得る」「昂揚感を抑える」などと使うこともできますが、一般的には「高揚感」を使うことがほとんどです。 また、最近では「高」と「昂」のそれぞれの漢字のイメージから、「高揚感」は「徐々に気持ちが高まる」場合に、「昂揚感」は「すでに気持ちが高まっている」場合に使うという方もいるそうです。
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