「目をつぶる」と「目をつむる」という表現をご存知でしょうか。「その件については目をつぶる」「目をつむって待つ」といったように使います。では、それぞれの意味についてしっかりと理解しているでしょうか。この表現は日常会話においても、よく見聞きすることが多いですよね。二つとも似ているので同じように使う感じがしますが、何か違いはあるのでしょうか。正しく使うためには、意味について適切に覚えておく必要があります。そこで今回は「目をつぶる」と「目をつむる」の使い分けについて解説していきます。適切に知って、上手く使い分けできるようにしましょう!
「目をつぶる」・・・目を閉じること、ミスや過失などを見過ごして責めないこと 「目をつむる」・・・まぶたを閉じること、目を閉じること
「目をつぶる」と「目をつむる」はどちらも「まぶたを閉じる」という意味です。 ただ、「目をつぶる」は「失敗や過失を容認する」という意味で使うこともできます。 どちらも漢字で「目を瞑る」と表します。 「瞑る」は「つぶる」発祥と言われており、だんだん「つむる」も使われるようになりました。
「目をつぶる」の意味は、
です。 「目をつぶる」は好ましくない出来事や言動に対して、良いと認めて許すことを表します。 過失や悪事を見ていても何も口出ししないことや、何かを我慢するという場合に使うのが適します。 例えば、「今回の失敗は目をつぶるが、同じことを繰り返さないように」と言えます。これは「今回の失敗は見過ごすが、今度同じことをしたら許さない」という意味になります。 「目をつぶる」は目を閉じること、まぶたを閉じて寝ることを表す場合にも使います。 「目をつぶる」は漢字だと「目を瞑る」と表します。 「目をつぶる」の類語には、「目を背ける」「見逃す」「見て見ぬ振り」「黙認する」「咎めない」「不問に付す」「容認する」「容赦する」「居眠り」「寝入る」「眠りにつく」などがあります。
例文 「まぶたを閉じる」という意味
「ミスや過失を咎めない」という意味
「目をつむる」の意味は「まぶたを閉じること」です。 目を閉ざすこと、まぶたを閉じて何も見ないことを表します。 例えば、「目をつむって、解決策をよく考える」といったように使います。これは「目を閉じて考える」という意味になります。 「目をつむる」は漢字では「目を瞑る」と表します。「つむる」は「閉じること、目をつぶること」を意味します。 「つぶる」がだんだんと変化して「つむる」が使われるようになりました。「目をつむる」という表現も定着しているので、一般的に使われるようになりました。 「目をつむる」の類語には、「まぶたを閉じる」「目を閉じる」「瞑する」「まなこを閉じる」「つむる」「つぶる」などがあります。
例文
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