「頑な」と「頑固」という言葉をご存知でしょうか。「頑なな態度をとる」「頑固な性格をしている」といったように使います。では、「頑な」と「頑固」の意味についてそれぞれ理解しているでしょうか。二つとも同じように使うことができますよね。非常に似ていますが、何か違いはあるのでしょうか。適切に使うためには、それぞれの意味についてしっかりと理解する必要があります。そこで今回は「頑な」と「頑固」の使い分けについて解説していきます。正しく覚えて、上手く使い分けできるようにしましょう!
「頑な」・・・意地っ張りで、人の言葉などを受け入れないさま 「頑固」・・・人の意見を聞かずに、自分の考えや態度を守ろうとするさま
「頑な」は「心を閉ざしていて、他人の意見を受け入れらない」、「頑固」は「自分の考えがあって、他人の意見を受け入れらない」という意味になります。 「頑な」と「頑固」はほぼ同じ意味ですが、信念があることを表す「頑固」はよりも、「頑な」の方が人の言うことを聞かないと、マイナスなイメージになります。 「頑な」は言動や状態を表す場合に使い、「頑固」は性格を表す場合に使うことが多いです。 また、「頑固」は「頑固な油汚れ」といったように「状態が悪くてしつこい」という意味でも使えます。
「頑な」は<かたくな>と読みます。 「頑な」の意味は「融通がきかなくて自分の考えや主張を変えないこと、意地っ張りなこと」です。 素直ではなくて、自分の主張を主張して譲らずに、それを通そうとすることを表します。 「頑なに」だったら「動作を変えようとせずに融通がきかないこと」を表します。例えば、「頑なな人」といった場合は「誰が何を言っても、自分の考えを変えない人」を意味します。 このように、基本的に「頑な」はマイナスなイメージを伴って用います。ただ、「頑なに昔の味を守り続ける」といったように使うこともできます。 「頑な」は使い方によって、良い意味なのか悪い意味なのかが変わります。 言い回しとしては、
などとなります。
例文
「頑固」は<がんこ>と読みます。 「頑固」の意味は、
です。 例えば、「頑固な人」といったら、人の話を聞こうとしない、人と考えが合わなかった場合は一歩も引かない、我を押し通す人などが挙げられます。 「頑固一徹」という表現があります。「一徹」とは「考えを通そうとすること」です。「頑固」と「一徹」を組み合わせることで、「自分の考えを変えない」という意味を強めています。 「頑固」は「自分の考えを曲げない」という意味で、マイナスにもプラスにも捉えることができます。ただ、一般的にはネガティブな意味合いで用いられることが多いです。 また、「頑固」は「頑固な汚れ」「頑固な水垢」といったように「取り付いてなかなか取れない」という意味でも使います。 言い回しとしては、
などとなります。
例文 「それまでの考えや態度を守ろうとする」という意味
「なおりにくくて容易に離れない」という意味
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