「語る」と「騙る」という言葉をご存知でしょうか。「真相を語る」「大金を騙る」といったように使います。では、それぞれの意味についてしっかりと理解しているでしょうか。どちらも「かたる」と読むので、あまり違いはないように思いますよね。「語る」は知っていても、「騙る」は分からないという方が多いかもしれません。正しく使うためには、意味についてきちんと知っておくことが必要です。そこで今回は「語る」と「騙る」の使い分けについて解説していきます。適切に覚えて、上手く使えるようにしましょう!
「語る」・・・まとまった内容について順を追って話すこと、物事の状態を自然と示していること 「騙る」・・・相手を安心させてお金を騙し取ること、偽りの名前や地位を言うこと
「語る」は<かたる>と読みます。 「語る」の意味は、
です。 「語」は「喋ること、物語」を意味します。 話すこと、読み上げること、示していることを表す場合に「語る」を使います。 例えば、「まとまった内容を順を追って言葉で表す」という意味では、「物事を進める上での覚悟を語る」といったように使います。 「物語を感情を込めて読む」という意味では「詩を語る」と言えます。 「現場の状況が事件の恐ろしさを語っている」と使うこともできて、この場合は「現場の状況が、事件の悲惨さを自然と示している」という意味になります。 「語る」は、文章語として使うことが多いです。 「語る」の類語には、「話す」「言い表す」「仰る」「写し出す」「朗読する」「言う」などがあります。
例文 「筋道を立てて話す」という意味
「特定の物語や話をする」という意味
「知らず知らずに示している」という意味
「騙る」は<かたる>と読みます。 「騙る」の意味は、
です。 「騙」は「だます、嘘を吐くこと」を意味します。 それらしく巧みに話すことから、本当のことではないが誤魔化してそれらしくすることを表します。 「騙る」は「だまる」と読むこともできて、「かたる」と同様に「人を欺く、だます」という意味で使えます。 主に「◯◯を騙る」という形で用います。例えば、「金を騙る」「名を騙る」「会社名を騙る」といったように使います。「金を騙る」だったら「だまして、お金を取ること」を意味します。 「騙る」の類語には、「罠にかける」「だます」「偽る」「欺く」「陥れる」「誤魔化す」「いかさま」「まやかす」「いんちき」などがあります。
例文 「金品をだまし取る」という意味
「地位や名前などを偽る」という意味
元NHKアナウンサーの著者が教科書通りの敬語ではなく、様々なシーンで使うことができる生きた敬語表現を紹介しています。文法的に正しい敬語でも、言い回しや場面によっては相手に不快感を与えてしまう場合があります。こちらの本では ”気の利いた敬語” の使い方を、言葉のプロがコンパクトに解説しています。
同じ内容でも伝え方次第で結果が全く変わってしまう。そんな経験をしたことがある方もいるのではないでしょうか?実は言葉の選び方や順序には公式があり、それに気付きさえすれば、ビジネスシーンだけではなく人生全般でのコミュニケーションを円滑にすることができます。こちらの本では、相手の返事を「ノー」から「イエス」に変える具体的な方法が体系化されています。
偏差値35だった筆者が、二年間の浪人と東大合格の末にたどり着いた読書術を余すところなく大公開しています。文章を読み込む力や論理的に整理する力などが劇的に向上する実践的な読み方が分かりやすく解説されています。仕事・勉強の生産性を上げたい人にも読書嫌いにも効果テキメンの一冊です。