「喫食」と「摂食」という言葉をご存知でしょうか。「喫食する」「摂食障害」といったように使います。では、それぞれの意味についてしっかりと理解しているでしょうか。この二つの言葉は日常会話で見聞きすることもありますよね。比較的使われていることが多い言葉となります。ただ聞いたことはあっても、意味が分からなかったり、知らないということがあります。正しく使うためには、意味についてきちんと知っておくことが必要です。そこで今回は「喫食」と「摂食」の使い分けについて解説していきます。適切に覚えて、上手く使い分けできるようにしましょう!
「喫食」・・・満足そうに、美味しく食事をすること 「摂食」・・・生物が生きていくために、食べ物を体内に入れること
「喫食」と「摂食」は「食べること」を表していますが、それぞれ違いがあります。 「喫食障害」だったら「何かが原因となって、美味しく食べ物を食べることができないこと」 「摂食障害」だったら「ストレスが原因で、全く食べ物を食べることができなかったり、かえって極端に食べてしまうこと」 を表します。
「喫食」は<きっしょく>と読みます。 「喫」は音読みで「キツ」と読みます。 「喫」は「食べる、飲む」を意味します。 「食」は音読みで「ショク、ジキ」、訓読みで「くう、たべる」と読みます。 「食」は「たべる、食物」を意味します。 「喫食」の意味は「食事をすること、食べ物を口にすること」です。 「喫食」は「食べ物を食べる」という行為そのものを表します。漢語的表現なので、改まった印象を与えることができます。 ただ食べることではなくて、食事を喜んで美味しく食べることが「喫食」となります。 例えば、家でパンを食べる、レストランでステーキを食べるなど「食べる行為」は「喫食」と表現します。 言い回しとしては、
などとなります。 「喫食率」は「食事をする割合」を意味します。旅館の喫食率だったら、そこで宿泊客が食事をした割合を表します。 「喫食障害」は心の問題や献立など様々なことが原因で、満足げに食事ができないことを表します。
例文
「摂食」は<せっしょく>と読みます。 「摂」は音読みで「セツ、ショウ」、訓読みで「とる」と読みます。 「摂」は「様々なものを合わせ取り入れること」を意味します。 「食」は音読みで「ショク、ジキ」、訓読みで「くう、たべる」と読みます。 「食」は「たべる、食物」を意味します。 「摂食」の意味は「生物が食べ物を食べること」です。 「摂食」は、食べ物を口に入れることを表します。一般的に、飼育している動物に対して使います。人間に対しても用いることができます。 ただ生物が食べ物を口にするのではなくて、生命を維持するためにという目的があります。 言い回しとしては、
などとなります。 「摂食嚥下」は「食べ物をしっかりと理解して、飲み込むこと」を意味します。「摂食嚥下障害」という言葉もあり、これは「食べ物が口から胃に入るまでの動作に、障害があること」を表します。 「摂食障害」には、拒食症あるいは過食症が挙げられます。
例文
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