「立て替える」と「貸す」という言葉をご存知でしょうか。「参加費を立て替える」「お金を貸す」といったように使います。では、それぞれの意味についてしっかりと理解しているでしょうか。この二つの言葉は日常会話で見聞きすることが多いので、普段から使っているという方がいると思います。どちらもよく使われていますが、違いについて聞かれると戸惑ってしまいますよね。同じように使われていますが、実はそれぞれ意味が異なります。正しく使うには、意味についてきちんと知っておくことが必要です。そこで今回は「立て替える」と「貸す」の使い分けについて解説していきます。適切に知って、上手く使い分けできるようにしましょう!
「立て替える」・・・本来払うべき相手に代わって、一時的に代金を支払うこと 「貸す」・・・あとで返してもらう約束で、一時的に相手に自分のお金やものを渡して使わせること
どちらも「あとで返金すること」を約束していますが、違いがあります。 本人からお願いされてある人にお金を払うことが「立て替える」で、本人にお願いされてその人に金品を与えることが「貸す」です。 例えば、『1万円立て替えて』と言われたら、お願いされた相手ではなくて、その人から指定された人に1万円を渡します。 『1万円貸して』と言われたら、お願いされた相手に直接1万円を渡します。 また、「立て替える」はお金に対して使いますが、「貸す」はお金・物・助けなど様々なことに対して使うことができます。
「立て替える」の意味は「相手に代わって、一時的に代金を支払うこと」です。 他人の料金をある人に代わりに払って、その後その分を返してもらうことを表します。いずれは返金してもらうことを前提として、代わりに支払うことになります。 主に、「◯◯を立て替える」という形で用います。「お金を立て替える」「代金を立て替える」 例えば、会社で忘年会の参加費が必要となった場合に、Aさんが持ってくるのを忘れたとします。あとでその分を返すことを前提で、自分がAさんの参加費を払います。このことを「立て替える」と表現できます。 「立て替える」はお金に対して使うので、品物や物品に対して使うことはできません。 「立て替える」の類語には、「用立てる」「肩代わりする」「ツケとく」「代わりに払う」などがあります。 「建て替える」とすると「家や施設など建造物を新たにつくり直す」という意味になるので注意してください。
例文
「貸す」の意味は、
です。 「貸す」は「お金を貸す」と金銭だけではなくて、「本を貸す」「服を貸す」「レッスン場所を貸す」といったように物や場所に対しても使うことができます。 また、「肩を貸す」「力を貸す」などと、労力や助言を相手に与えて助ける場合にも使うことができます。 ある決まった期間内において、お金を使ったり、品物を持つのを許可することを表します。 「貸す」は有料で使わせることも、無料で使わせることも含まれます。 「貸す」の類語には、「リース」「融通」「賃借」「融資」「都合」「貸与」「貸し出す」などがあります。 「貸す」の反対語は「借りる」です。「借りる」は「他人の物を使わせてもらうこと」を意味します。
例文 「一定の期間自分のお金や物を使わせる」という意味
「お金をとって、ある決まった期間他人に使わせる」という意味
「手助けする」という意味
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