「消耗」「摩耗」「消費」という言葉をご存知でしょうか。「消耗品を買う」「摩耗する」「電力を消費する」などと使います。では、「消耗」「摩耗」「消費」とはどのような意味なのでしょうか。普段見聞きすることが多い言葉なので、意味についてしっかりと理解しているという人もいれば、全く意味が分からないという人もいるかもしれません。正しく使うためには、適切な意味を覚えておく必要があります。そこで今回は「消耗」「摩耗」「消費」の使い分けについて解説していきます。正しく知って、上手く使い分けできるようにしましょう!
「消耗」・・・物を使用して無くなったり傷ついたりすること、体力を出し尽くすこと 「摩耗」・・・タイヤや機械などかたい材質の物が、擦れることによって減ること 「消費」・・・ある事のためや欲を満たすために、金銭・時間・力・品物を使って無くすこと
「消耗」は<しょうもう>もしくは<しょうこう>と読みます。 「消」は音読みで「ショウ」、訓読みで「きえる・けす」と読みます。 「消」は「なくなること、きえること」を意味します。 「耗」は音読みで「モウ・コウ」と読みます。 「耗」は「使用してすり減ること」を意味します。 「消耗」の意味は、
です。 主に「◯◯を消耗する」という形で用います。「◯◯を使い切る、出し切る」という意味です。 使い方としては、
などとなります。 「消耗品」は「使用するにつれて、すり減ったり無くなったりする品物」を表します。タオル・洗剤・ティッシュ・トイレットペーパー・インク・封筒・食器などが消耗品に当たります。 「消耗」の類語には、「費消」「消却」「使用」「損耗」「疲れ」「疲弊」「擦り切る」「費やす」などがあります。
例文 「使用してすり減る」という意味
「体力や根性を出し尽くす」という意味
「摩耗は<まもう>と読みます。 「摩」は音読みで「マ」、訓読みで「する・さする・こする」と読みます。 「摩」は「あるものを繰り返し続けること」を意味します。 「耗」は音読みで「モウ・コウ」と読みます。 「耗」は「使用してすり減ること」を意味します。 「摩耗」の意味は「かたい材質の物が、こすれて減ること」です。 機械・部品・道具について使うことが多くて、かたい材質を持っている物が他の物との摩擦によって、表面が薄れていくことを表します。 「磨耗」と表すこともできます。 使い方としては、
です。 「摩耗」の類語には、「摩損」「摩擦」「磨り減り」「擦り切れる」「擦れる」などがあります。
例文
「消費」は<しょうひ>と読みます。 「消」は音読みで「ショウ」、訓読みで「きえる・けす」と読みます。 「消」は「きえていなくなってしまうこと」を意味します。 「費」は音読みで「ヒ」、訓読みで「ついやす・ついえる」と読みます。 「費」は「お金や品物を使用することで減らすこと」を意味します。 「消費」の意味は、
です。 主に「◯◯を消費する」という形で用います。「何かの目的があって◯◯を使い、無くなってしまうこと」を意味します。 使い方としては、
などとなります。 「消費」の類語には、「使い果たす」「費やす」「支出」「使用」「出費」「消尽」「需要」「利用」などがあります。
例文
元NHKアナウンサーの著者が教科書通りの敬語ではなく、様々なシーンで使うことができる生きた敬語表現を紹介しています。文法的に正しい敬語でも、言い回しや場面によっては相手に不快感を与えてしまう場合があります。こちらの本では ”気の利いた敬語” の使い方を、言葉のプロがコンパクトに解説しています。
同じ内容でも伝え方次第で結果が全く変わってしまう。そんな経験をしたことがある方もいるのではないでしょうか?実は言葉の選び方や順序には公式があり、それに気付きさえすれば、ビジネスシーンだけではなく人生全般でのコミュニケーションを円滑にすることができます。こちらの本では、相手の返事を「ノー」から「イエス」に変える具体的な方法が体系化されています。
偏差値35だった筆者が、二年間の浪人と東大合格の末にたどり着いた読書術を余すところなく大公開しています。文章を読み込む力や論理的に整理する力などが劇的に向上する実践的な読み方が分かりやすく解説されています。仕事・勉強の生産性を上げたい人にも読書嫌いにも効果テキメンの一冊です。