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「ご理解ください」の意味と使い方、例文!ご了承・ご容赦との違い

ビジネスシーンにおいて何かをお願いするときに「ご理解ください」などと言いますよね。では目上の人に対しても「ご理解ください」を使って良いのでしょうか。「ご理解ください」はどのような場面で使うのが良いのでしょうか。実は「ご理解ください」以外にも、「ご理解」を用いた様々な言い回しがあります。そこで今回は「ご理解ください」の意味や使い方、言い回しについて解説していきます。

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「ご理解ください」の意味と使い方

「理解」の意味は、 ・物事の道理を悟り知ること。意味を飲み込むこと ・人の気持ちや立場がよくわかること となります。 「ご理解ください」は、尊敬を表す接頭語「ご」+「理解」+丁寧語「ください」で成り立っています。 「ご理解ください」といった場合は、「わかってください」「察してください」という意味になります。 「ご理解ください」は口語だけでなく、ビジネスメールや文書などでも使います。 「ご理解ください」は、相手に対してこちらの事情を汲み取ってもらいたい場合に使用し、前もって許しを求める言い方になります。

「ご理解」の意味と使い方、類語「ご了承・ご容赦」との違い、敬語、英語表現

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「ご理解ください」の例文

「ご理解ください」の例文を紹介します。

・風邪を引いたので明日は欠席します。恐れ入りますが、どうかご理解ください。 ・◯月◯日より営業時間を下記の通り変更いたします。失礼いたしますが、ご理解ください。 ・来週からシステムメンテナンスを行うため、一部のサービスがご利用できなくなります。ご不便をおかけいたしますが、何卒ご理解ください。 ・△月△日まで工事を行います。騒音や振動などでご迷惑をおかけしますが、何卒ご理解ください。 ・ご要望に添うことができず申し訳ありませんが、どうぞご理解ください。 ・お役に立てず大変恐縮ですが、あしからずご理解ください。 ・明日から出張に出るため、連絡がつかないことがあるかと思います。どうぞご理解ください。

「ご理解ください」は目上に使える敬語?

「ご理解ください」は敬語ではありますが、顧客や取引先などの社外の目上の人に使うには丁寧さに欠けてしまう言葉です。あくまでも「ご理解ください」は社内の上司に使えるレベルの敬語になります。 「ご理解ください」には、一方的に相手に理解することを強要するようなニュアンスが含まれますので注意してください。 それでは、ビジネスシーンでの目上の人にどうすれば理解してもらいたい旨を伝えることができるでしょうか?対策方法を見ていきましょう。

対策①「ご理解」を使ったより丁寧な言い回しを使う

「ご理解」というワードを使用した、「ご理解ください」より丁寧な表現を紹介していきます。

ご理解していただきますよう

「ご理解していただきますよう」は、 ・「ご」=尊敬を表す接頭語 ・「いただく」=「もらう」の謙譲語 ・「ます」=丁寧語 で成り立っています。 「ご理解していただきますよう」は、「ご理解ください」よりもやや柔らかい表現になります。 「ご理解ください」は、理解することを強要するようなニュアンスが強いです。 「ご理解いただきますよう」は何かに対して理解を求める表現なので、後ろに続く言葉としては、「お願いいたします」や「お願い申し上げます」などとするのが適切でしょう。

例文 ・先ほど企画書を送らせていただきました。ご確認の上、ご理解していただきますようお願いします。 ・大変申し訳ありませんが、ご理解していただけますようお願い申し上げます。

ご理解してくださいますよう

「ご理解してくださいますよう」は、 ・「ご」=尊敬を表す接頭語 ・「くださる」=「くれる」の尊敬語 ・「ます」=丁寧語 で成り立っています。 尊敬語は、自分より立場が上の人に対して、その人がする動作を高めて使う言葉で、主語は相手になります。 「くださる」の主語は相手になるので、「ご理解してくださいますよう」は正しい使い方になります。 「ご理解くださいますよう」は何かに対して理解を求める表現なので、後ろに続く言葉としては、「お願いいたします」や「お願い申し上げます」などとするのが適切です。

例文 ・こちらの都合でご迷惑をおかけしますが、何卒ご理解してくださいますようお願いいたします。 ・先ほど企画書を送らせていただきました。ご確認の上、ご理解してくださいますようお願いします。

ご理解のほどよろしくお願いいたします

「〜のほど」は断定を避け、表現をやわげる表現です。 「〜のほど」は相手に何かを依頼するとき、してもらうときに使います。 「ご理解のほどよろしくお願いいたします」は、「理解してもらえるよう」「理解してくれるよう」ということを意味しています。 「ご理解よろしくお願いいたします」でも十分丁寧な言い方ですが、「ご理解のほどよろしくお願いいたします」とするとより改まった場面などで使うことができます。

例文 ・明日の会議にはご参加いただけますよう、ご理解のほどよろしくお願いいたします。 ・お返事にお時間をいただく場合がございます。ご理解のほどよろしくお願いいたします。

ご理解いただければ幸いです

「幸いです」は、「自分にとって嬉しいことです」「〜であれば幸せになります」ということを意味しています。 「幸いです」はビジネスメールなどで、相手に何かを依頼するときに用いることが多いです。 「幸いです」を依頼をするときに使う場合は、「〜してくれるとありがたい」という意味になります。 「〜してください」と頼むよりも「〜していただけると幸いです」といった方が、柔らかい印象を与えます。 「ご理解いただければ幸いです」と言った場合は、「理解していただけるとありがたいです」といった意味合いになります。

例文 ・ご確認の上、ご理解していただけると幸いです。 ・勝手ながら、本案件についてご理解していただけると幸いです。

ご理解いただけますでしょうか

「ご理解いただけますでしょうか」は、 ・「ご」=尊敬を表す接頭語 ・「いただく」=「もらう」の謙譲語 ・「ます」=丁寧語 ・「です」=丁寧語 で成り立っています。 「〜ますでしょうか」は丁寧語が二つ含まれているため、二重敬語となってしまいます。 「ご理解いただけますでしょうか」は丁寧に聞こえますが、敬語としては間違いです。 二重敬語は過剰な敬語表現と思われるため、なるべく使用は避けた方が良いでしょう。 「いただけますでしょうか」の適切な表現は「いただけますか」になります。

例文 ・恐れ入りますが、ご理解いただけますでしょうか。 ・ご期待に添えず申し訳ありませんが、ご理解いただけますでしょうか。

ご理解の上

この場合の「上」は、「ある動作・行為に基づいて次の事態が起こること」を表しています。 例えば、「◯◯の上で、△△してください」といった場合は、「◯◯を行い、その結果△△してください」という意味になります。 「ご理解の上」は「ご理解の上で◯◯していただきたく〜」といった形で使うことが多いです。 「ご理解の上」とした場合は、「ご理解していただいた後に〜」「ご理解していただいた結果〜」という意味になります。

例文 ・ご理解の上、ご協力くださいますようお願いいたします。 ・ご理解の上、ご購入の判断をしていただきますようお願い申し上げます。

対策②クッション言葉を付ける

「ご理解ください」または上記で紹介した言い換えの前に「クッション言葉」を付けるとより丁寧な表現になり、ビジネスシーンで目上の人に使用するには適しています。 「クッション言葉」には、 ・何卒~ ・どうか〜 ・どうぞ〜 ・恐れ入りますが~ ・申し訳ございませんが~ ・お手数をおかけしますが~ ・大変恐縮でございますが~ などを使うとよいでしょう。 少々頼みにくい事であっても、クッション言葉を使うことで、相手に失礼にならずに伝えることが可能になるので是非覚えておきましょう。

対策③「ご理解ください」より丁寧な類語

「ご理解」という言葉ではなく、より堅くフォーマルな単語を使うというのも1つの対策手段です。

ご容赦ください

「容赦(ようしゃ)」は「許すこと」「許容する」という意味になります。 「ご容赦ください」といった場合は「過失に対して大目に見て欲しい」という意味が込められます。 また「ご容赦」には、相手の理解を求めると共に謝罪のニュアンスも含まれます。 「ご容赦ください」は、比較的軽く申し訳ない気持ちを表現する場合と、近い将来起こると予想される相手にとって都合の悪いことに対して、前もって謝罪する場合に使います。 「ご容赦ください」だと少々強要しているような言い方なので、 ・ご容赦くださいますようお願いいたします ・ご容赦いただきますようお願い申し上げます などと使うのが良いでしょう。

例文 ・突然の連絡ではございますが、ご容赦ください。 ・当時は混雑が予想されるので、お車でのご来場はご容赦ください。 ・その商品は数量限定になります。売り切れの際はご容赦ください。

ご了承ください

「了承」は「事情をくんで納得すること」を意味しています。 「了承」という漢字を一つずつ見ると、「理解する」という意味の「了」と「相手の意向を受け入れる」という意味の「承」から成り立っていることがわかります。 「ご了承ください」は自分が行ったことに対して、「納得してください」「受け入れてください」という気持ちが含まれた表現です。 「前もってこちらの主張を受け入れてもらいたい、何かあっても悪く思わないでほしい」という意味も含まれています。 「ご了承ください」はまだ始まっていないことや、これから始める段階のことに対して許しをもらうときに使う言葉です。 「ご了承ください」は「どうかご理解いただき、受け入れてください」といったように、相手に了解・納得を得るために用いられる丁寧な言い回しになります。

例文 ・誠に勝手ながら12月31日から1月2日を年末年始休業とさせていただきます。何卒ご了承ください。 ・ご依頼の件につきましては貴意に添いかねることになりました。何卒悪しからずご了承ください。 ・お返事にお時間をいただく場合がございます、予めご了承ください。

お含みおきください

「お含みおきください」は、「(相手に対して)事情をよく理解しておいてほしい」「心に留めておいてほしい」という意味になります。 「お含みおきください」はお願いをするときによく使われる表現です。 「含みおく」のみだと「自身の内に秘めておく」という意味合いになり、自分自身に対しても使うことができますが、「お含みおきください」とすると、「心に留めておいてください」といった意味合いで、相手に念を押すようなニュアンスが含まれます。 また「お含みおきください」には、「公にできない事情があるからどうか察してください」という意味もあります。 「お含みおきください」は使い方によっては、曖昧な内密な依頼や失礼なお願いだと受け取られてしまう可能性があります。相手に不快感を与えるような言い方にしないよう気をつけましょう。

例文 ・こちらのチケットは、万が一欠席されたとしても払い戻しができないことをお含みおきください。 ・明日より1ヶ月入院のため不在になりますことをお含みおきください。 ・本日は大雨の影響により、運行状況が悪くなっております。目的地までの所要時間がいつもよりかかりますことをお含みおきください。

「ご理解ください」の英語

「ご理解ください」は英語で、 ・I appreciate your understanding. ・Thank you for understanding. と表現します。 「Please understand」では直接的なので、このような言い方をネイティブはしません。 前もっと感謝することで、丁寧で柔らかい依頼を意味します。

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まとめ

「ご理解ください」について理解できたでしょうか? ✔︎「ご理解ください」は、「わかってください」「察してください」という意味 ✔︎「ご理解ください」は、相手に対してこちらの事情を汲み取ってもらうときに使用する ✔︎「ご理解していただきますよう」「ご理解いただければ幸いです」などとすると、より丁寧な表現になる ✔︎「ご理解ください」の類語には、「ご容赦ください」「ご了承ください」などがある

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