海外ドラマや映画などで「Sweet dreams!」というセリフを聞いたことはありませんか?直訳すると「甘い夢たち」となんだか理解しがたい表現です。「Sweet dreams」の英語での意味は「おやすみ」となります。今回は「sweet dreams」について詳しく解説していきます。
「sweet dreams」は「おやすみ」や「いい夢を見てね」といったニュアンスのある表現です。 日本語「おやすみ」と同じように、これから寝床につく相手に対して使います。 「sweet」は直訳すると「甘い」という意味ですが、インフォーマルな意味では「すばらしい、とてもよい」があります。 「すばらしい夢」という意味が派生し、「おやすみ」「いい夢を見てね」といった意味合いで使われています。 元々は「I wish you sweet dreams.」で、「すてきな夢をみることを祈っております」の意がありました。 それが現在は省略された形「sweet dreams」で使われています。 「sweet dreams」は恋人や家族など親しい相手に対して使い、あまり親しい間柄ではない友人に対しては使わない表現です。 恋人や家族などに使う場合は、相手の名前や呼びかけの言葉(honey, love, swetheart)などと合わせて使うこともあります。 友人などに対しては「Good night.」などと伝えるのが無難です。
Sweet dreams, my love.
愛するあなた、いい夢を見てね。
「sweet dreams」の「dreams」はに複数形で使用し、単数形で使うのは誤りです。 寝ている間に夢は何個も見ますので、複数形「dreams」となります。
「Sweet dreams」と家族に言われたら、「You too.」と返せばOKです。 「あなたもよい夢みてね」という意味になります。
家族以外の人に言われて、丁寧に返すとしたら、まずお礼を言って、相手もよい夢みることを祈るのがベストです。
などと返せばよいでしょう。
「Good night.」は日本語の「おやすみ」のニュアンスに一番近い表現です。 基本的にどんな相手にも使うことができます。 「Good night and sweet dreams」と組み合わせて使う場合もあります。 「おやすみ、いい夢をね。」といった感じです。 SNSやメールでは、「Good nite」や「Gd nite」と略して使うこともあります。
Good night, Bob. See you tomorrow.
おやすみ、ボブ。また明日な。
「Night night」は基本的に子供に対して使います。恋人、親しい友人に使うこともあります。 意味は「Good night」と同義ですが、子供や親しい人相手なので日本語にすると「おやちゅみー」のようなニュアンスです。 発音に注意で、「ナイナイ」と発音します。
Nighy night, my little pumpkin.
おやちゅみ、私のかわい子ちゃん。
「Sleep tight」は「ぐっすり眠ってね」といったニュアンスで使われます。 「tight」は元々「しっかりと」の意を持つ形容詞であるため、その意が派生し「十分な睡眠を取ってね」といった意味合いになります。 「しっかりと、十分に」という意味をもった形容詞「well」を用いて「Sleep well」と表現することもあります。
"I'm tired... I'm going to bed now." - "Sleep tight."
「疲れたあ。寝るね。」「しっかりと休むんだよ。」
「また夢で会おうね。」というニュアンスで使われるのが「See you in my dream!」です。 夢の中でも会いたい相手、つまり恋人や配偶者などに使えるロマンチックな表現です。
I don't want to sleep yet. But, see you in my dream!
まだ寝たくないけど、夢で会おうね。
「Dream of me!」直訳すると「私の夢を見て!」となりますが、まさしくその意味合いで使われます。 夢の中でも私のことを見てほしい相手である恋人や配偶者などに使えるとてもスイートな表現です。
「sweet」はスラングで「素晴らしい、かっこいい、いいね!」などのニュアンスで使われます。 「cool」や「awesome」が同義語です。 日本語の「すご!」「やば!」といった感じで「Sweet!」と使ったり、「超イケてる!」など「sweet」さを強調したい時は「Sweet-ass」と表現することもあります。 「ass」は「お尻」という意味ですのでこの表現はやや下品かもしれません。
Sweet! The class is canceled!
いいね!今日のクラスキャンセルされたよ!
「sweet」を人に対して使う時「優しい、思いやりのある」というニュアンスになります。 「とても、非常に」の意味で「so」を用いて「so sweet」というセットで使うことが多いです。 一般的に使われている表現は、
などです。
It is very sweet of you to buy me those flowers.
私に花束を買ってくれるなんて、あなたはなんと優しい方なの。
「sweet」は奥様や彼女、娘や孫などに呼びかける時によく使われている英語表現です。 同義には「honey」や「baby」などがあります。 「my sweet」とそのままの形で使うことや「sweetheart」「sweetie」「sweet pea」「sweet pie」など形を変えて使うこともあります。 「sweet」は女性的な男性に対して使うと、「オカマ」などの差別的なニュアンスになるので注意しましょう。
Hello, my sweet. Your grandpa is home. Where are you?
可愛いお嬢ちゃん〜じいじが帰ってきたよ。どこにいるのかな?
かなり稀なのですが、「sweet」は「麻薬、クスリ」という意味でも使われます。
Let's have some sweets.
麻薬やろうぜ。
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