「恨み」と「憎しみ」の意味と使い方の違いを正しく理解できていますか?どちらも同じ意味だと覚えている人が意外と多いですが、実は異なります。そこで本記事では「恨み」と「憎しみ」の意味と使い方の違いについて解説していきます!
「恨み」・・・「相手の行動によって自分に不利益が生じたため、怒りや不快感を抱くこと」 「憎しみ」・・・「あるものに対して敵意や反感を抱き、その存在を許せないと感じるほど嫌うこと」
「恨み」は「うらみ」と読みます。 「恨み」の意味は、
です。 「怨み」「憾み」と表記することもできます。「怨」は「恨」よりも意味が強くて、「憾」は「恨」に比べて意味が弱いです。 どう表しても同じ意味を持ちますが、一般的に「恨み」を用いることがほとんどです。 「恨み」はひどい事をされ怒りを感じていることを表していて、「許せない」というニュアンスが含まれます。 例えば、長く付き合っていた恋人に突然振られた、しっかり働いていたのに会社をクビになった、などと相手の行動によって自分に得にならない事が起きて、相手へ怒りや不満に思う気持ちが「恨み」です。 また、理想通りにいかず物足りなく思う、残念がることも表します。「自分の未熟さを恨みに思う」などと用います。
というような使い方をします。
例文
「憎しみ」は「にくしみ」と読みます。 「憎しみ」の意味は「あるものに対して反感や嫌悪感を持ち、その存在を許せないと感じるほど忌み嫌うこと」です。 「憎しみ」は「憎悪(ぞうお)」と同義です。 人やものなどある対象を嫌な存在として、何か不幸なことが起きれば良いなどと思うほど激しく嫌っていることを表します。 対象に嫌がらせをされた、冷たくされた、など直接被害がない場合でも「憎しみ」を抱く可能性があります。例えば、自分にはないものを全て持っている相手に対して、嫉妬ゆえに憎しみを抱くということがあります。
というような使い方をします。
例文