「下卑る」と「卑下る」という言葉をご存知でしょうか。「下卑た笑い」「自分を卑下する」などと使います。「下卑る」と「卑下る」は日常会話ではそこまで多く使わない言葉のため、聞いたことないという方も多いかもしれません。「下卑る」「卑下る」と聞くと、あまり良いイメージは抱きませんよね。「下卑る」と「卑下る」は同じような感じがしますが、意味が異なります。使うことは少ないかもしれませんが、意味を知っておくといざというときに使うことができます。そこで今回は「下卑る」と「卑下る」の使い分けについて解説していきます。違いを正しく知って、上手く使い分けできるようにしましょう!
「下卑る」・・・言動や振る舞いが下品で、みっともないさま 「卑下る」・・・自分を他人よりも劣っているとして軽んじるさま
「下卑る」は<げびる>と読みます。 「下卑る」の意味は「下品で、みっともないこと」です。 「下卑る」は言動が下品で意地汚い様子、見苦しいさまを表します。 例えば、「あの男は下卑た顔つきをしていて、非常に不愉快だ」と言えます。これは「あの人は意地汚い顔付きなので、嫌な気持ちになること」を意味します。 「下卑る」は「下びる」と書くこともできます。「びる」は「〜らしい様子、〜のようだ」という意味です。 使い方としては、
などとなります。 「下卑る」の類語には、「下賎(げせん)な」「卑俗な」「下品な」「凡俗の」などがあります。
例文
「卑下る」は<ひげる>と読みます。 「卑下る」の意味は「自分を他人よりも劣っているものとして軽んじること」です。 「卑下る」は他人ではなく、自分を人よりも劣っていると思うことを表します。 例えば、「彼女はいつも『私は本当に何もできないダメ人間だ』と、自分を卑下する」と言えます。これは「彼女はいつも『自分は人よりも劣っている』と、自身を見くびっていること」を意味します。 「卑下る」と使うよりも「卑下する」という形で用いることが多いです。「卑下」は自分をへりくだる場合に使うので、相手に対しては使いません。 使い方としては、
などとなります。 「卑下る」の類語には、「卑屈になる」「謙遜する」「かしこまる」「気兼ねする」「謙虚」などがあります。
例文
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