「患う」と「煩う」は、どちらも「わずらう」と読む同音異義語です。「患う」の意味は、体の調子が悪くなったり病気になることです。「煩う」の意味は、思い悩んだり物事がうまくいかず苦しむことです。例えば、「片思いの相手に思いが届かずわずらう」であれば、「煩う」を使います。
「患う」・・・病気にかかること、身体の状態が悪いこと 「煩う」・・・どのようにしたら良いか、あれこれと思い悩むこと
「患う」は<わずらう>と読みます。 「患う」の意味は「身体の状態が悪くなる、病気になる」です。 「患」は「患者」「重患」と使われているように、「病気になる、悪くなる」を意味します。 主に、「◯◯を患う」「◯◯に患う」という形で用います。 実際に病にかかっていたり、状態が悪くて苦しんでいることを表す場合に「患う」を使います。例えば、「祖母はがんを患っている」といった場合は「がんになる」という意味になります。 「患う」は「病気にかかる」という意味なので、「病気を患う」とすると意味が重なってしまいます。よく使われている表現ですが、「病気になる」「精神を患う」など他の言葉に言い換えるのが良いです。 使い方としては、
などとなります。 「患う」の類語には、「罹る」「病む」「病に倒れる」「苦しむ」「寝込む」「臥す」「具合が悪くなる」「衰弱」「痛める」「ダウンする」などがあります。
例文
「煩う」は<わずらう>と読みます。 「煩う」の意味は、
です。 「煩」は「煩悶」「煩瑣」と使われているように、「悩むこと、困ること」を意味します。 「◯◯を煩う」という形で用いたり、「◯◯煩う」と動詞の連用形について用いることもあります。 精神的に思い悩んでいたり、物事が上手く進まなくて苦しんでいることを表す場合に「煩う」を使います。例えば、「ピアノが上手く弾けなくて思い煩う」といった場合は「弾けないことに悩む」という意味になります。 また、「煩わす」「煩わせる」という形でも使い、この場合は「苦労させる、手間をかけさせる」という意味になります。 使い方としては、
などとなります。 「煩う」の類語には、「悩む」「悶々とする」「もの思う」「心が痛む」「苦悩する」「感情がうずく」「苦しむ」「胸をかきむしる」「気に病む」などがあります。
例文 「悩む」という意味
「スムーズに進まない」という意味
「患う(わずらう)」の意味は、病気にかかることです。 例えば「難病を患う」などと使います。 「煩う(わずらう)」の意味は、あれこれと気になって苦しむこと、悩むことです。 例えば「仕事うまくいかず、思い煩う」などと使います。
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