「要望」という言葉をご存知でしょうか。「要望する」「要望に応える」などと使います。日常会話でも比較的使うことが多い言葉ですよね。では、「要望」とはどのような意味を持っているのでしょうか。何気なく分かっているつもりで使っている、という方が多いと思います。また、「要望」に似た言葉に「希望」があります。「希望する」「希望通り」などと言いますが、「要望」と同じように使える感じがしますよね。この2つは何か違いはあるのでしょうか。そこで今回は「要望」と「希望」の意味の違いについて解説していきます。違いを知って、正しく使い分けできるようにしましょう!
▶︎「要望」
▶︎「希望」
「要望」は「現実的な望み」ですが、「希望」は「現実的な望みと非現実な望み」です。 例えば、どこかへ遊びにいく友人に対して、 『何かお土産を買ってきてね』と言うのが「要望」、 『何かお土産を買ってきてほしいな。何か買ってきてくれるかな』と思うのが「希望」 という違いがあります。
「要望」は<ようぼう>と読みます。 「要」は音読みで「ヨウ」、訓読みで「かなめ・いる」と読みます。 「要」は「大切なこと。かなめのこと」を意味します。 「望」は音読みで「ボウ・モウ」、訓読みで「のぞむ・もち」と読みます。 「望」は「のぞんでいるさま。願っていること」を意味します。 「要望」の意味は「ある物事の実現をもとめのぞむこと。そうしてほしいと強く期待すること」です。 「期待や要求のため」というニュアンスが「要望」に込められています。 確実に物事が上手く進むように、強くお願いすることを表す場合に「要望」を使います。 例えば、「ダム建設を要望する」「主婦の要望に応えた家電」などと言います。 「要望」の丁寧な表現は「ご要望」です。「ご要望」は敬意を払う上司や取引先の相手など、目上の相手が何かを欲したり望むときに使います。 言い回しとしては、
などとなります。
例文
「希望」は<きぼう>と読みます。 「希」は音読みで「キ・ケ」、訓読みで「まれ・ねがう・こいねがう」と読みます。 「希」は「ねがうこと」を意味します。 「望」は音読みで「ボウ・モウ」、訓読みで「のぞむ・もち」と読みます。 「望」は「のぞんでいるさま。願っていること」を意味します。 「希望」の意味は、
です。 ある事に対して、その人が望んでいる物事や願い・未来に対しての期待を表します。 例えば、「◯◯を希望する」と言った場合は「◯◯がほしい」という意味になります。 個人的に『ああしてほしい。こうしてほしい』と願っていることを「希望」と表すことができます。 「希望」には実現可能な望みもあれば、不可能な非現実的な望みも含まれます。 「希望」の丁寧な表現は「ご希望」です。「ご希望される方」「ご希望通り」などと言います。 言い回しとしては、
などとなります。
例文
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