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「暫定」の意味と使い方、類語、対義語、「恒久・決定」との違い

「暫定」の意味と使い方、類語、対義語、「恒久・決定」との違い

「暫定」という言葉をご存知でしょうか。ニュースやスポーツ番組などでも「暫定政府」「暫定トップ」「暫定ランキング」といったように聞いたことがあると思います。「暫定◯◯」「暫定的に◯◯する」という形でよく使われます。では、「暫定」の意味についてしっかりと理解しているでしょうか。また、「臨時」や「一時的」といったような言葉と何が違うのか疑問に思うかもしれません。「暫定」には似た言葉がたくさんあるため、意味をきちんと知っておく必要があります。そこで今回は「暫定」の意味や使い方、類語との違い、反対語について解説していきます。「暫定」を適切に覚えて、上手く使えるようにしましょう!

「暫定」の意味

「暫定」は<ざんてい>と読みます。 「暫定」の意味は「本式に決定せず、しばらくそれと定めること。臨時の措置」です。 正式な決定がなされるまで、仮の措置としてとりあえず定めること・現時点で仮に決定している状態を表します。 ”今後変わってしまう可能性がある”というニュアンスが含まれます。 「暫」は「わずかの間。しばらく」、「定」は「物事を決めて変えない。さだめる」を意味します。 二つを合わせると、「あくまでもしばらくの間、一時的な措置」となります。

「暫定」の漢字について

「暫」は「わずかの間。しばらく」という意味です。 ”車”と”日”と”斤”で成り立っています。「車の象形」と「太陽の象形」と「曲がった柄の先に刃をつけた刃物の象形」から、切りとられた時間=日を切り取る=しばらくの間。わずか、という意味になりました。 「暫」を用いた言葉には、「暫く(しばらく)」「暫時」「暫且(ざんしょ)」などがあります。 「定」は「物事を決めて変えない。さだめる」という意味です。 ”宀”と”疋”で成り立っています。「屋根の象形」と「国や村の象形と立ち止まる足の象形」から、まっすぐ=家屋がまっすぐ建つ=さだまる、という意味になりました。 「定」を用いた言葉には、「定員」「定期」「定刻」「推定」などがあります。

「暫定」の使い方と例文

とりあえず仮の・本決まりではないがほぼ確定しているという場合に「暫定」を使います。 「暫定」は本来の手続き通りに物事が進まずに、何かトラブルが発生したというときに使われることが多いです。 「暫定」はニュースやバラエティ番組などでもよく使われています。 「暫定トップ」「暫定政権」「暫定ランキング」「暫定チャンピオン」などとなんとなく聞いたことがあると思います。 例えば、「暫定トップ」は「変わる可能性があるが、とりあえず今のところはトップ」という意味になります。 何かの大会で一番上ではあるが、後から追い越される可能性がある場合「暫定トップ」もしくは「現在トップ」と言います。 ニュースで聞く「暫定政府」は、「正式な政府が決定するまでの臨時の政府」ということになります。 他にもよく使われる表現には、 「暫定的」・・・確定するまでの間・しばらくの間、仮に定めるさま。一時的 「暫定対応」・・・とりあえず行った一時的な対応で、次に正式な対応があること などがあります。

例文 ・暫定的にリーダーを務めることになった。 ・工事が終わるまでの間、この建物を代わりの施設として暫定的に使用することになった。 ・暫定チャンピオンであった彼は今回の大会で圧倒的に勝つことができ、真の優勝者となった。 ・Aチームは暫定首位であったが、シーズン終盤の頃になると下位に転落した。 ・今年の海外旅行は都合により、暫定的に延期することになった。 ・ミニマム級タイトルマッチ暫定王座決定戦に挑む。 ・個人の希望を聞く前に、暫定的なシフトを組んでおく。 ・ A国とB国の首脳が会談し、暫定合意に達した。 ・お医者さんが来るまで、暫定的な処置を施す。 ・部長の突然の辞任により、暫定的に◯◯さんが実権を握ることになった。

似ている言葉との使い分け

「暫定」と「恒久」の違い

「恒久」は<こうきゅう>と読みます。 「恒久」は「久しくかわらないこと。永久」を意味します。 ある状態が永く変わらないこと・物事の状態が不変であるさまを表します。 「永久」や「永遠」などと同じ意味です。 「恒久の平和を願う」「恒久の愛」などと言います。 「恒久平和」とは「永久に変わらない平和」、「恒久不変」は「いつまでも変わらないこと」という意味になります。 「恒久」は「久しく変わらないこと。状態が不変であること」 「暫定」は「正式に決定するまで、仮として何かを決めること」を表します。

例文 ・世界の恒久的な平和を願う。 ・星空は恒久不変の存在であると思ったら、途端にロマンを感じた。

「暫定」と「決定」の違い

「決定」の意味は「はっきりと決めること。はっきりと決まること。きまった事柄」です。 物事がはっきり決まること・物事をはっきりと決めることを表します。 「旅行の日程を決定する」「この漫画は実写映画化が決定した」などと言いますよね。 例えば、「来月の会議の日程を決定する」といった場合は「来月の会議の日程を決める」という意味になります。 「決定」は「その後変更されることがなく、物事をはっきりと決めること。決まること」 「暫定」は「正式に決定するまで、仮として何かを決めること」を表します。

例文 ・この大会の優勝者はA氏に決定した。 ・◯◯事件の被告は無罪と決定した。

「暫定的」と「一時的」の違い

「一時的」は「しばらくの間であるさま。その場かぎりで、長続きしないさま」を意味します。 物事が長続きしないさま、少しの間のみ、その場かぎりということを表します。 「一時的に仲直りする」「一時的な現象」などと使います。 例えば、「捨て猫は警察に一時的に保護された」といった場合は「捨て猫は少しの間だけ警察に保護された」という意味になります。 「一時的」は「少しの間だけで、長くは続かないさま」 「暫定的」は「正式に決定するまで、しばらくの間仮として何かを決めるさま」を表します。 「一時的」は特定の期間を指していて、「暫定的」は今仮に定めているだけで期間は決まっていません。

例文 ・全く売れない商品を値下げしたら、一時的に売り上げが増加した。 ・捨てられていた犬を一時的に預かる。 ・この時計の故障は一時的なものであって、すぐに動く。

「暫定」と「臨時」の違い

「臨時」の意味は、 1.定期のものではなく、その時その時の必要によって行うこと。定まった時でないこと 2.一時的であること。その場かぎり となります。 予め定めていたことではなく、その時々の事情に応じて行うさま・その期間だけであるさまを表します。 「臨」は「その場、その時に直面する」、「時」は「ある一定のとき。そのとき。おり」を意味します。 「臨時バスを出す」「臨時収入を手に入れる」などと言いますよね。 「臨時」は「いつも行っているわけではなく、その場の状況や必要に応じて行うこと」 「暫定」は「正式に決定するまで、仮として何かを決めること」を表します。 「臨時」は”その場の状況に合わせて”ということなので、”突然・急に”といったニュアンスとなります。

例文 1の意味 ・臨時ニュースをお届けします。 ・申し訳ございませんが、本日は臨時休業といたします。 2 ・臨時にスタッフを雇用する。

「暫定」と「仮」の違い

「仮」の意味は、 1.暫時それと決めること。永久でないこと 2.真正のものでないこと。にせ となります。 急場しのぎであって、正式なものではないさまを表します。 「仮の話だが......」「仮の措置」「____(仮)」などと聞いたことがあると思います。 例えば、「家を建て直す間は、仮の住まいとして友人の家で暮らす」といった場合「家を建て直す間は、当分の間に合わせの住まいとして友人の家で暮らすことになった」という意味になります。 「仮」は「一時の間に合わせであって、正式なものではないこと」 「暫定」は「正式に決定するまで、仮として何かを決めること」を表します。 「仮」は”その場をしのぐために”というニュアンスになります。「暫定」にはこのような意味合いは含まれません。

例文 1の意味 ・家を建て替える際、仮の住まいとして叔母の家に居候することになった。 ・本が正式に完成するまでは仮のタイトルをつける。 2の意味 ・私が見た彼は仮の姿であった。

「暫定」と「未定」の違い

「未定」の意味は「まだ決まっていなこと」です。 まだ決まっていないこと・まだ定まっていないことを表します。 「予定は未定です」「日時は未定です」などと使います。 例えば、「仕事を辞めた後のことは未定です」といった場合は「仕事を辞めた後のことはまだ決まっていないです」という意味になります。 「未定」は「まだ決まっていないこと。定まっていないこと」 「暫定」は「正式に決定するまで、仮として何かを決めること」を表します。

例文 ・まだ旅行先は未定である。 ・会議の日時は未定です。

「暫定」と「予定」の違い

「予定」の意味は「行事や行動などを予め定めること。前もって見込みをつけること」です。 行事や行動を前もって定めること・あらかじめ決定されていた事柄を表します。 「イタリアへの旅行は今年の夏を予定している」「海外の大人気グループが来日する予定である」などと使います。 例えば、「今年の夏は沖縄へ旅行する予定だ」といった場合は「今年の夏は沖縄へ旅行することが前もって決まっている」という意味になります。 「暫定」は「正式に決定するまで、仮として何かを決めること」 「予定」は「前もって決めておくこと」を表します。

例文 ・今月は出張の予定がたくさんある。 ・出産予定は来年の3月である。

「暫定」の類語

内定 (意味:正式の発表の前に内々で定まること) 「◯◯者への就職が内定した」 仮定 (意味:未定のこと、不確かなことを仮にこうと定めること) 「彼と付き合っていると仮定して妄想する」 その場かぎり (意味:その時だけのことで、あとには関係しないこと) 「その場限りの喧嘩だから明日にか仲直りしているよ」 場当たり (意味:前もって準備せず,その場の思いつきで間に合わせる) 「彼の場当たりな計画で今日北海道に行くことになった」 当面 (意味:さし迫っていること。さしあたり) 「当面はそのことについて問題はなさそうだ」 短期 (意味:短い期間。短期間) 「短期のアルバイトそする」 とりあえず (意味:十分な対処は後回しにして暫定的に対応するさま) 「とりあえず皆に連絡をしておく」 急場しのぎ (意味:事が差し迫っているとき、一時の間に合わせでその場を切り抜けること) 「急場凌ぎで予定をたてる」 仮説 (意味:必要に応じて仮に設けること) 「避難場所に仮設トイレを設置する」

「暫定」の対義語

確定 (意味:はっきりと定まること。また、定めること) 「旅行先を確定する」 確立 (意味:制度・組織・計画・思想などを、しっかりと打ち立てること) 「今年の目標を確立する」 鮮明 (意味:あざやかではっきりしているさま) 「態度を鮮明にして政策に取り組む」 判定 (意味:物事を判別して決定すること) 「再テストを設けて合否を判定する」 解決 (意味:問題のある事柄や、ごたごたした事件などを、うまく処理すること) 「こないだ発生した強盗事件を解決する」 決着 (意味:物事のきまりがついて終わりになること) 「因縁の相手と決着をつける」 始末 (意味:物事の締めくくりをつけること。後片付けをすること) 「花火をしたあとは火の始末を忘れないように」 落着 (意味:物事にきまりがついて落ち着くこと。決着) 「彼をメンバーに入れることで一件落着した」

「暫定」の英語

「暫定の」は英語で「interim」といいます。 「interim」は形容詞になります。

Steve Jobs became the interim CEO when he is back at Apple.

スティーブ・ジョブズはアップルに戻ってきたとき、暫定CEOになった。

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まとめ

「暫定」について理解できたでしょうか? ✔︎「暫定」は<ざんてい>と読む ✔︎「暫定」は「本式に決定せず、しばらくそれと定めること。臨時の措置」を意味 ✔︎「暫定的」「暫定トップ」「暫定対応」などと使う ✔︎「暫定」の類語には、「内定」「仮定」「とりあえず」などがある

この記事のライター
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