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「袂を分かつ」の意味と使い方、過去形、語源、類語、反対語、英語表現

「袂を分かつ」という言葉をご存知でしょうか。「袂を分かつ二人」「袂を分かった」などと使います。日常会話でも時々使われている表現なので、知っている人もいるかと思います。ただ、聞いたことはあっても意味が分からない、どのような場面で使えば良いか知らないと疑問に思う点が多いですよね。普段使わない言葉であっても、覚えておくといざという時に使うことができます。また、語源や類語なども知っておくと、より言葉の知識を深められます。そこで今回は「袂を分かつ」の意味や使い方、語源、類語、反対語について解説していきます。「袂を分かつ」を正しく知って、上手く使えるようにしましょう!

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「袂を分かつ」の読み方と意味

「袂を分かつ」は<たもとをわかつ>と読みます。 「袂を分かつ」の意味は「別れる。絶交する。人との関係を断つこと」です。 今まで行動を共にしていた人と関わりをなくすことを表します。

「袂を分かつ」の語源

「袂」とは「和服の袖の下に垂れ下がっていて、袋のようになっている部分」です。 「袂」は「手本」からできた語で、「手のそば。すそ」といった意味に通じます。 「分かつ」は「人と別れること」を意味します。 かつて、袂には人の魂が宿ると言われていて、自分の好きな相手に袖を振ることによって、相手の魂を呼び寄せることができると信じられていました。 未婚の場合は袖を振ることが普通ですが、結婚をすると袖を振る必要がなくなるので、隙間が生まれないように袖を短く仕立て直し留袖に変えます。 そして、結婚することによって親元を離れ生活することから、親と別れることを「袂を分かつ」と表現しました。転じて「考えが食い違い、人と別れる」という意味で使うようになりました。

過去形は?「袂を分かつ」の使い方

喧嘩して少しの間距離を置くという場合ではなく、完全に縁を切る場合に「袂を分かつ」を使います。 今まで共通の考えや価値観を持っていた人と、何か言い分が異なり、今後は別の道を選ぶというときに用いるのが適します。 「袂を分かつ」は親・兄弟・恋人・配偶者・親友・仲間などと、元々強い繋がりがあった人に対して用います。 例えば、「Aとは小学校からの仲で、趣味や考えが似ていていつも一緒にいた。ただ、違う高校に通うようになってからは環境が変わり、価値観も異なってきた。久しぶりに会った時には言い争いをし、それ以降会わなくなった」などといった場合、「袂を分かつ」と表現できます。 主に人と別れる場合に使うので、「借金と袂を分かつ」「宗教と袂を分かつ」などとものに対してはあまり使いません。 言い回しとしては、

  • 袂を分かって
  • 袂を分かつ結果となる
  • 袂を分かつように
  • 袂を分かつまま
  • 袂を分かった
  • 袂を分かちぬ
  • 袂を分かたぬ

などとなります。 「袂を分かつ」の過去形は「袂を分かった」です。しかし「分かった」だと「理解した」という意味の「分かる」という印象が強いため、混乱を招いてしまいます。 ですので、「袂を分かつようになった....」「袂を分かちぬ....」などとするのが良いです。

「袂を分かつ」の例文

「袂を分かつ」の例文を紹介します。

例文

  • ちょっとした事で喧嘩をし、今日限りで彼女と袂を分かつ。
  • 自分の将来のためにと思い、悪友と袂を分かつ。
  • 不倫が原因で、30年連れ添ったパートナーと袂を分かつ結果となる。
  • 経営戦略を巡って、今まで共に頑張ってきた仲間と袂を分かつ。
  • 社長とAさんが事業内容を巡り対立、長い関係に袂を分かつことになった。
  • 仲間と立ち上げた店であったが、些細なことで意見が食い違い、袂を分かつことになる。
  • ある誤解が生じてしまい、盟友と袂を分かつことになる。
  • 彼女が病で入院していると知るまでは、竹馬の友と袂を分かつままであった。
  • 今のままだと駄目だから、何とかして彼らと袂を分かつのが一番良いだろう。

「袂を分かつ」の類語

決裂する (意味:意見が食い違い、物別れすること) 「関係が決裂する」 決別する (意味:さっぱりと別れること) 「悪い仲間と決別する」 離れる (意味:くっついていたものと距離を置くこと) 「一度彼と離れてみることにする」 絶交する (意味:仲違いをして、関係を断つこと) 「もう君とは絶交だよ」 絶縁する (意味:関係を切ってしまうこと) 「兄弟とは絶縁している」 勘当(かんどう)する (意味:親子や師弟の関係を切って追放すること) 「弟子を勘当する」 縁を切る (意味:関わりをなくすこと) 「そんな相手とは縁を切ってしまった方が良い」 別れる (意味:人との関係をなくすこと) 「もう彼とは別れた」 仲違いする (意味:人との仲が悪くなる) 「友達を仲違いする」 破局する (意味:前までの状態を保てなくなること) 「どうやらあの二人は破局したらしい」 手を切る (意味:関係をなくしてしまう) 「手を切ってしまった方が君のためだ」 関係が薄れる (意味:関わりが衰える) 「何年も会っていないから関係が薄れた」

「袂を分かつ」の反対語

結ばれる (意味:人と親しい間柄になること) 「彼女と結ばれることができる」 出会う (意味:人やものに行き会うこと) 「お見合いで彼と出会った」 巡り合う (意味:長い時間がかかって出会うこと) 「昔の友と巡り合う」 縁結び (意味:男女の縁が結ばれること) 「縁結びのお守りを持つ」 復縁 (意味:縁を切っていた者が、再び関係を戻すこと) 「復縁を迫ったが無駄だった」 和合 (意味:心をひらき、仲良くなること) 「やっと和合する」 ゴールイン (意味:目標に達すること) 「AとBがめでたくゴールインした」 くっつく (意味:男女が仲良くなり、結婚すること) 「彼とくっつくことになった」 一緒になる (意味:行動を同じにすること) 「彼女とは常に一緒に行動している」 連れ添う (意味:夫婦となること) 「長年連れ添っているので相手の考えが分かる」

「袂を分かつ」の英語

「break up with...」「break it off with..」など

「袂を分かつ」の英語表現を見ていきましょう。 英語では「配偶者や恋人など恋愛関係にあった人と別れる」場合と、「親や兄弟、友達と縁を切る」場合だと違う表現を使います。 恋人などと「袂を分かつ」は、

  • break up with...(...と別れる)
  • break it off with...(...と別れる)

となります。 その他の人と「袂を分かつ」は、

  • break off our relation(私たちの関係を断ち切る)
  • cut off contact with...(...との連絡を断ち切る)

などとなります。 「もう絶交だ」というニュアンスで相手に使う口語表現には、

  • I'm done with you.
  • I'm through with you.
  • I've had enough.
  • I don't want to see your face anymore.
  • I have nothing to do with you any longer.

などがあります。

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まとめ

「袂を分かつ」について理解できたでしょうか? ✔︎「袂を分かつ」は「たもとをわかつ」と読む ✔︎「袂を分かつ」は「別れる。絶交する。人との関係を断つこと」を意味 ✔︎「袂を分かつ」は親・仲間などと、元々強い繋がりがあった人と別れる場合に使う ✔︎「袂を分かつ」の類語には、「決裂する」「離れる」「別れる」「手を切る」などがある

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