1. TOP
  2. 日本語
  3. 日本語表現・熟語
  4. 「邁進」の意味、敬語での使い方!四字熟語、類語、英語も紹介

「邁進」の意味、敬語での使い方!四字熟語、類語、英語も紹介

「邁進」という言葉をご存知ですか?耳にしたことはあっても、意味や使い方までは知らないという方も多いのではないでしょうか。実は、「邁進」という言葉は、挨拶などで使用すると自分のやる気や前向きな姿勢を伝えられる便利な言葉なのです。今回は、「邁進」の意味や使い方を紹介しますので是非参考にしてみてください!

「邁進」の読み方・意味・漢字

「邁進」の読み方は「まいしん」

「邁進」は、「まいしん」と読みます。

「邁進」の意味は「怖がらずにひたすら突き進むこと」

「邁進」の意味は「ひるむことなくひたすら突き進むこと」です。 「目的にむかってひたすら突き進む」という、前向きで一生懸命な様子を表現した言葉です。 「学業に邁進する」といったような場合、「とにかく学業を一生懸命頑張る」というニュアンスになります。

「邁進」の漢字・語源

「邁」という漢字は「どんどん突き進む」「他を越して先へでる」という意味があります。 「進」という漢字は「進む」または「前に出る」という意味があります。 「邁進」は、同じ意味の漢字を二つ並べることにより、とにかく前へ前へと進んでいくという意味合いが強くなった言葉です。 「邁進」の「邁」は「まん」と読み間違える人が多いので、「まんしん」と読んでしまわないように注意しましょう。

「邁進」のビジネスで使える敬語フレーズ・例文

「邁進」は、目上の人や、上司といったビジネスシーンやスピーチなど様々な場面で使用することができます。 例えば、新人として入社したときの挨拶や、異動、転職などの挨拶でも用いる事ができますし、企業のイベントなどでも顧客に対しても使用することができる言葉です。 「邁進」は少々堅苦しい言葉なので、日常会話ではあまり使うことはないかもしれませんが、「とにかく精一杯突き進む!」といったニュアンスで使用したり、耳にすることがあるかと思いますので、代表的な言い回しを覚えておくと良いでしょう。 代表的な使い方と、例文をまとめるので参考にしてください。

入社や異動した時など新しい場所で挨拶するときの「邁進」の例文

会社に入社した際や、移動したりなど新しい場所で挨拶するときに、「とにかく頑張ります」という「やる気」を表すのに「邁進」という言葉はよく使われます。 「頑張ります!努力します!」と伝えるよりも「邁進」という言葉を使うほうが「ひたむきに努力します」という謙虚さがあり、印象がいいです。 また、自分の部署に新しい上司が入ってきたなど、目上の人を迎えたような場面でも、「邁進させていただきます」など、自己紹介の際に使用すると相手に頑張ろうとしている「熱意」を伝えることができます。 例えば、「思う」の謙譲語を使用して「邁進する所存でございます」といった使い方や、補助動詞「行く」「来る」の謙譲語である「参る」を使用して「邁進して参ります」といった使い方をします。 詳しい使い方は、例文を参考にしてください。

「邁進」を使った挨拶の例文 「学生は学業に邁進していくべきです」 「前職での経験が活かせるよう日々邁進する所存でございます」 「こちらの部署で心機一転、新しい業務に邁進していきたいと考えております」

日頃お世話になってる人へスピーチするときの「邁進」の例文

上司や社員などの前でスピーチする時や顧客様への挨拶でも「邁進」は使われます。 「いつもありがとうございます、今後も努力していきます」という相手へ感謝を述べる場面でも「邁進」は使用されます。 「これからも頑張ります」というポジティブな意味合いです。 例えば、「〇〇様に教えていただいたことを胸に、これからも日々邁進していきます」や、「ご期待に添えられるよう、より一層邁進していく所存です」といったような使い方をします。

例文 「この度は、お招きいただきありがとうございました。今後も皆様のご期待に添えるよう邁進して参ります」 「皆様の要望に応えられるよう、日々サービスの向上に邁進していく所存でございます」 「いつもお世話になっております。感謝の気持ちを胸に日々邁進してまいりますので、今後ともよろしくお願い致します」

新しい上司や取引先と挨拶するときの「邁進」の例文

「邁進」は、新しい上司や取引先との挨拶に使用することができます。 上司や、取引先との挨拶で「邁進」と使用することで、「精一杯頑張ります」というやる気や前向きな姿勢を伝えることができます。 「ご迷惑をおかけすることのないよう、邁進してまいりますのでこれからどうぞよろしくお願い致します」といったような使い方をします。

例文 「至らない点も多いかと思いますが、さらに邁進いたす所存ですので、ご指導のほどよろしくお願いいたします」 「御社のご期待に添えるよう、スタッフ一同邁進いたしますので今後共よろしくお願いいたします」 「ご迷惑をおかけすることのないよう、日々邁進して参りますので末永くよろしくお願いいたします」

志望動機や面接などでの「邁進」の例文

「邁進」は、志望動機や、面接といった場面でも使用することができます。 「邁進」という言葉を使用することによって、「一生懸命頑張る」という決意を示すことができます。 ただ単に「頑張りたいと思っています」という伝え方をすることもできますが、「邁進」という言葉を使うことによって、ひたすら突き進むような熱心さなど、細かなニュアンスも伝えることができるので、「邁進」を使うとよりい印象が良いでしょう。

「大学生活で培ってきた経験を活かし、邁進いたす所存です」 「学生時代に修得した資格を活かし、ご期待に添えるよう邁進いたします」 「卒業までの残りわずかな時間、入社までより一層邁進いたします」

「邁進」の一般的な使い方・例文

「邁進」の一般的な使い方

「邁進」は目的などに向かって突き進む様子を表す言葉です。 一般的に、前向きな言葉として使われています。 傲慢に突き進む様子ではなく、一生懸命に目的に向かって励んでいる様子です。 また、自分に対することだけではなく、相手に「これからも頑張ってください」という意味合いで「邁進」を使うこともできます。 その場合は、「これからも邁進してください」といった使い方をし、これは相手に対する激励の言葉となります。

例文 「これからも自分を信じて目標に向かって邁進していこうと心に決めた」 「彼女の目的に向かって邁進する姿に感動した」 「とても良い調ですね、これからも日々邁進していってください」

「邁進」は年賀状などの挨拶文でも使う

「邁進」は年賀状などの挨拶や、結婚式などのスピーチでも使われる言葉です。 年賀状では、「家族共々、より一層邁進してまいりますので」といったように「家族全員、今年も頑張っていきます」といったニュアンスで使用することもできますし、取引先へのビジネスの年賀状や、上司への年賀状の挨拶にも「邁進」という言葉を使うことができます。 結婚式のスピーチでは、新郎新婦が挨拶で「これからも二人で邁進していく所存でございますので、今後共よろしくお願いいたします」といったように、参列者にお礼の言葉を述べる場面で使われることが多いです。

例文 「スタッフ一同、邁進して参りますので、本年もご支援のほどよろしくお願い申し上げます」 「昨年は大変お世話になりました。本年もより一層邁進していく所存でございますのでよろしくお願いいたします」 「これからも、二人で日々邁進していきますので今後ともよろしくお願いいたします」

「邁進」を用いた四字熟語

勇往邁進(ゆうおうまいしん)

「勇往邁進」は「ゆうおうまいしん」と読みます。 「勇往邁進」の意味は「恐れることなく目的に向かって勇んで前進すること」です。 「勇往」には、「勇ましく進んでいく事」という意味があるので、「目的などにむかって突き進む」という意味の「邁進」と合わせて、「勇ましく目的などに向かって突き進む」といったような意味合いとなっています。 仕事上や夢に向かう時のモットーとして使われることが多い言葉です。 例えば、「勇往邁進する所存でございます」といったように「勇往邁進する」や、「勇往邁進の活躍」のように「勇往邁進の~」というような使い方をします。

直往邁進(ちょくおうまいしん)

「直往邁進」は「ちょくおうまいしん」と読みます。 「直往邁進」の意味は、「わき目もふらずまっすぐに進んでいくこと」です。 「直往」には、「まっすぐに行くこと・わき目もふらずに進むこと」という意味があります。 「迷うことなく一途に突き進む」というニュアンスで使用されます。 「どんなときも目標にむかって直往邁進してきた」というような使い方をします。

邁進一筋という四字熟語はない

「邁進一筋」は、最近デビューしたアイドルグループ、king&princeの岸君が、デビュー発表の会見で「邁進一筋」と発言し、king&princeのモットーは「邁進一筋」となったことがワイドショーの映像でよく流れていました。 そのことから「邁進一筋」ってどういう意味なのだろう?と気になった方が多く、注目された言葉です。 しかし、「邁進一筋」という四字熟語は存在しません。 king&princeの岸くんは、おそらく、デビューへの意気込みを聞かれ、「邁進」という言葉を使って「とにかく前へ突き進みます!」という前向きなやる気を伝えたかったのだと思います。

「邁進」と「精進」の違い

「邁進」・・・「怖がらずにひたすら突き進むこと」 「精進」・・・「一つのことに精神を集中して、一生懸命努力すること」

「精進」の意味は「一つのことに精神を集中して、一生懸命努力すること」

「精進」は、「しょうじん」と読みます。 「精進」の意味は、「一つのことに精神を集中して、一生懸命努力すること」です。 ビジネスシーンなどで、「日々精進してまいります」というような使われ方をしますが、これは簡単に言うと、「日々一生懸命努力していきます」ということです。 「邁進」は、目的に向かってとにかく突き進むという様子を表していますが、「邁進」は、「一生懸命に努力する姿」を表しています。

例文 「少しでも早く業務を覚えるよう日々精進してまいりますので、何卒よろしくお願いいたします」 「さらに精進しなければ目標を達成することはできないだろう」 「目標を達成することができたが、さらに上を目指して精進を重ねます」

「邁進」と「精進」の違い、それぞれの意味と使い方とは?

WURK

「邁進」の類語・言い換え

突進

「突進」は、「とっしん」と読みます。 意味は、「目標に向かってまっしぐらに突き進むこと」です。 「突進」は、「何かに勢いよくまっすぐに突き進む姿」という意味で「ゴールを目がけて突進する」というような使い方をすることがほとんどなのですが、「目的を達する為に全力でぶつかる」といった意味で使用することもできます。 例えば、「全国大会優勝に向けて突進する」といった使用方法があります。 これは、「全国大会優勝という目標にむかって全力でぶつかっていくこと」という意味になります。

例文 「彼の目標に向かって突進する姿に心を奪われた」 「ゴールを目がけて突進した」 「どんなことにもひるまずに、突進していく姿勢を忘れない」

猛進(もうしん)

「猛進」は「もうしん」と読みます。 「猛進」の意味は、「激しい勢いで突き進むこと」です。 「突撃部隊の猛進は止められない」といったように、激しい勢いで突き進んでいく様子を表すことができます。 「猛進」という言葉を使った「猪突猛進」という四字熟語があります。 この「猪突猛進」は「ちょとつもうしん」と読みます。 「猪突猛進」は、「目標に対して向こう見ずに突き進むこと」を、イノシシの突進する様子に喩えて表現した四字熟語です。

例文 「これっぽっちのことでは、彼の猛進を止めることはできない」 「若い頃はどんなことにも猪突猛進してきた」 「彼の猛進ぶりは少々心配になるほどであった」

驀進(ばくしん)

「驀進」は、「ばくしん」と読みます。 「驀進」の意味は、「勢いよくまっすぐに突き進むこと」です。 「驀」には「まっしぐらに突き進む」という意味があります。 めったにあることではないですが、「驀地」とかいて「まっしぐら」と読むこともあります。 「驀進する」「驀進した」といったような使い方をします。

例文 「列の流れとは逆方面に驀進していった」 「事業拡大に向けてとにかく驀進した1年でした」 「リモコンが壊れてしまい、驀進するラジコンカーを止めることができなかった」

躍進(やくしん)

「躍進」は、「やくしん」と読みます。 「躍進」の意味は、「急速に進歩すること・発展すること」です。 「目覚ましい躍進を遂げる」といった使い方をします。

例文 「彼の活躍は、会社の躍進に大きく貢献することになった」 「拠点を海外に移したところ目覚ましい躍進を遂げた」 「今年こそは躍進への第一歩を踏み出したいところである」

一目散

「一目散」は、「いちもくさん」と読みます。 「一目散」の意味は、「わき目もふらず走る様」です。 慌てふためいて必死に走る様子を表している言葉です。 「一目散に~」という使い方をすることが多いです。

例文 「警察を見つけて一目散に逃げていった」 「長年憧れていた先輩を見つけて一目散に駆け寄った」 「仕事が終わると家に帰り、一目散にテレビをつけた」

専心

「専心」は、「せんしん」と読みます。 「専心」の意味は、「心を一つのことに集中させること」です。 何かに集中して、熱心になることを表している言葉です。 「~に専心する」という使い方をします。

例文 「アルバイトを辞めて学業に専心することにした」 「嫌なことがあったときは仕事に専心して心をからっぽにする」 「得意な科目だけに専心してしまうのは良くない」

専念

「専念」は「せんねん」と読みます。 「専念」の意味は、「一つのことだけに集中すること」です 「一つの事に熱心になっている様」を表している言葉です。 「~に専念する」や、「~に専念して」というような使い方をします。

例文 「専業業主婦なので普段は家事・育児に専念しています」 「副業を辞めて、本業に専念することに決めました」 「学業に専念しすぎて友達と遊んだ記憶がほとんどない」

「邁進する」は英語

push on

「邁進する」は英語で「push on」です。 「push on with...」で「...を邁進する」という意味になります。「push forward with」でも同じ意味になります。

He is pushing on with his work for his own career.

彼は自分自身のキャリアのために仕事に邁進している。

↓ ビジネスパーソンにおすすめの英会話教室・オンライン英会話に関してまとめましたので、興味のある方はぜひご覧ください。

ビジネス英語を本気で学びたい人に絶対にオススメの英会話教室を紹介!

WURK

英語学習におすすめの書籍

科学的に正しい英語勉強法

メンタリストとして活躍する筆者が、日本人が陥りやすい効率の薄い勉強方法や勘違いを指摘し、科学的根拠に基づいた正しい英語学習方法を示してくれています。 日本人が本当の意味で英語習得をするための「新発見」が隠れた一冊です。

この本の詳細を見る

正しいxxxxの使い方

授業では教わらないスラングワードの詳しい説明や使い方が紹介されています。 タイトルにもされているスラングを始め、様々なスラング英語が網羅されているので読んでいて本当に面白いです。 イラストや例文などが満載なので、これを機会にスラング英語をマスターしちゃいましょう!

この本の詳細を見る

まとめ

「邁進」という言葉について理解していただけましたでしょうか? 「邁進」という言葉を使うと、「一生懸命にただ突き進む」というやる気や前向きな姿勢を伝えることができますので、正しい意味と使い方を理解しておくとよいでしょう。 ✓「邁進」は「まいしん」と読む ✓「邁進」の意味は、「怖がらずにひたすら突き進むこと」 ✓ビジネスシーンや結婚式のスピーチ、年賀状の挨拶にも使える

こちらの記事もチェック

「真摯」の意味、使い方、例文、類語、英語!「真摯に受け止める」とは

WURK

「益々」の意味、使い方と例文、「ますます」との使い分け、類語、英語も紹介

WURK

「適宜」の意味、使い方、例文、英語!類語「適時・随時・都度」との違いも

WURK

敬語「ですので」の意味とビジネスでの使い方、類語、英語も紹介

WURK

敬語「させていただく」の意味、使い方、英語!漢字「させて頂く」は誤用

WURK

「ご冥福をお祈りします」の意味と使い方、返し方、類語・言い換え、英語も

WURK

「鑑みる」意味・読み方・英語表現!「考慮する・踏まえる」との違いも

WURK

「兼ね合い」の意味とビジネスでの使い方!類語や英語表現も紹介します

WURK

「お伺いします」の意味、メールの使い方、類語、英語

WURK

「ご配慮」の意味、使い方、類語「お気遣い、ご考慮」との違い、例文

WURK

「了解しました」「承知しました」「かしこまりました 」「承りました」の意味と違い

WURK

「さぞかし」の意味と使い方、類語「さぞ・さぞや」との違いは?類語・敬語も解説!

WURK

「お目汚し」の意味、使い方、例文、類語、英語!「お耳汚し」とは?

WURK

「ご紹介」の意味とメールでの使い方、敬語、類語、「紹介」との違い

WURK

「つまらないものですが」の意味と使い方、返事、語源、言い換え、英語表現

WURK

「ご確認の程よろしくお願いいたします/申し上げます」の意味と敬語、返信、英語

WURK

「ご遠慮ください」の意味と使い方、類語、敬語、「お控えください」との違い

WURK

「お心遣いありがとうございます」の意味と目上への使い方、返信、類語、英語

WURK

「迅速な対応」の読み方と意味は?目上への敬語表現、類語、英語も紹介

WURK

「ご愛顧(あいこ)」の意味と使い方!「ご愛好」は別の意味?類語や英語も紹介

WURK

「追記」の意味と使い方、類語「加筆・追伸・付記・補記」との違い、英語は?

WURK

トレンド

カテゴリーランキング

  1. TOP
  2. 日本語
  3. 日本語表現・熟語
  4. 「邁進」の意味、敬語での使い方!四字熟語、類語、英語も紹介