「近しい」と「近い」 の意味の違いについてご存知でしょうか?「近しい」も「近い」も日常会話で使われることが多いため、聞き馴染みがあると思います。実はこの二つの言葉には違いがあります。そこで本記事では「近しい」と「近い」 の意味と使い方の違いについて解説していきます!
「近しい」・・・精神的に距離が短いこと。親密であること。 「親しい(したしい)」と書いても「ちかしい」と読むこともある。 「近い」・・・物理的に距離が短いこと。
「近しい」は「ちかしい」と読みます。 「近しい」の意味は、
です。 「近しい」は心が通じている、仲が良いことで、心理的に距離が近い関係にあることを表します。 人間関係について表す場合に使います。 「近しい」は「親しい」と言い換えられることもできます。「親しい」は「したしい」または「ちかしい」と読み、「親しい友人」「親しい間柄」などと使われます。元々「ちかしい」と読まれていましたが、「したしい」と大和読みされるようになりました。 また、「血縁が近い人」という意味でも「近しい」を使うことがあります。
というような使い方をします。 類語には、「親密な」「仲の良い」「親睦の深い」「交流の深い」「気心の知れた」「睦じい」などがあります。 反対語には、「疎遠」「疎い」「縁のない」「関わりの薄い」「折り合いが悪い」「不仲」「仲が悪い」などがあります。
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「近い」は「ちかい」と読みます。 「近い」の意味は、
です。 「近い」は、物理的に距離が短いことを表します。「駅から近い」「家から近いコンビニ」などと使います。「近い将来」「トイレが近い」などといった場合は、時間的に距離が短いことを表しています。 物事の性質や状態などの差がほとんどないことも意味します。例えば、「このジュースはお酒に近い」ならば「このジュースはお酒とほぼ変わらない」というニュアンスになります。 他にも、「5000人近く集まる」ならば「5000にはわずかに足らないがほぼその数値に等しい人数が集まる」という意味です。 また、「近しい」と同様に、「血縁関係が濃い」という意味で、「近い親戚」などと使うこともできます。 類語には、「迫る」「すぐの」「間近の」「目前の」「間も無くの」「来るべき」などがあります。 反対語には、「遠い」「距離がある」「離れた」「遠遠しい」「遥かな」などがあります。
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