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「偏に」と「一重に」の意味の違いと使い分けとは?

「偏に」と「一重に」の意味の違いと使い分けとは?

「偏に」という言葉をご存知でしょうか。「偏に感謝申し上げます」「偏に私の責任です」などと使います。「偏に」はニュースや映画のワンシーンでも出てくることが多いので、聞き覚えがあると思います。「偏に」はビジネスシーンを中心に、使われることが多い言葉です。では、「偏に」の意味についてしっかりと理解しているでしょうか。同じ読みの言葉に「一重に」がありますが、何か違いはあるのでしょうか。色々と疑問に思うことが多いですよね。適切に使うためには、意味を正しく覚えておきましょう!そこで今回は「偏に」と「一重に」の違いと使い分けについて解説していきます。

「偏に」と「一重に」の違い

▶︎「偏に」・・・ただそのことだけが、原因や理由であるということを強調する気持ち ▶︎「一重に」・・・そのものだけで、重ならないこと。それだけであること

「偏に」の意味と使い方

「偏に」は<ひとえに>と読みます。 「偏に」は大別して2つの意味があります。 1.ただある事だけをするさま。ひたすら 2. ただそれだけで、他に理由がないさま。いちず 1つ目の意味の「偏に〜する」はかなり古めかしい響きがあるので、日常会話はもちろんビジネスシーンでもあまり使う機会はありません。誤用ではありませんが、少し堅すぎる印象を相手に与えてしまう可能性がありますので、注意しましょう。 ビジネスシーンでは、2つ目の意味で「偏に」を使用することが多いです。 「偏に」は、顧客や取引先に対する感謝の気持ちを述べる時によく登場します。「偏に〜のおかげ」というフレーズで使うことが多いです。 感謝の気持ちを伝える以外にも、謝罪文で使用されることもあります。 「偏に」は読める人が少ないということもあって、一般的には「ひとえに」とひらがな表記にすることが無難です。

例文 ・これも偏に、皆様の並々ならぬ努力とお力添えがあったからこそです。 ・今年で開業10周年を迎えることができたのも、偏に皆様の温かいご協力のおかげと感謝申し上げます。 ・無事に合格できましたのは、偏に◯◯様の熱心なご指導の賜物であると心より感謝いたします。 ・ありがとうございます。今後とも変わらぬご贔屓のほど、偏にお願いいたします。 ・今回の計画が成功したのは、偏に貴社のご援助によるもので、心より感謝申し上げます。 ・この度の失態は、偏に私の不徳の致すところであります。申し訳ございませんでした。 ・今期の成績不振は、偏に本部長である私の責任でございます。

「一重に」の意味と使い方

「一重に」は「偏に」の誤記です。どちらも「ひとえに」と読むので間違えられやすいです。 「ひとえに」を漢字変換すると、「一重」が一番に来ることから誤って使われるようになりました。 「一重に」は「偏に」と同じ意味で使うことはできません。では、「一重」はどういった意味なのでしょうか? 「一重」の意味は、 1.そのものだけで、重ならないこと 2.花びらが重なっていないこと。また、その花弁 3.単衣、単物の略 4.一重まぶたの略 です。 「一重」には4つの意味があります。主に、一つ目の意味で使うことが多いです。  重なっていないこと・そのものだけであることを表します。 例えば、「壁一重を隔てているだけ」と言います。「壁一枚だけであること」を表します。「紙一重」という言葉もあり、これは「紙一枚の厚さほどのわずかなへだたり」を意味します。 他にも、「一重」は「一重まぶたの略」として使われることも多いです。

例文 ・ここの部屋は唐紙一重に隔てただけなので、声は筒抜けである。 ・壁一重に隔てるのみなので、もっと工夫を施したい場合は勝手にやってくれ。 ・二人はお互いに見下してはいるが、実力は紙一重の差なのでどうなるのだろう。 ・天才と変人が紙一重と言うように、彼ももしかしたら優れた人材なのかもしれない。 ・このお花は一重になっているということもあって、何だか魅力的で可愛げがある。 ・一重に生まれたからと言っても、しょげることなく生きていく。 ・あいつは自分が二重まぶただからって、一重の彼を馬鹿にしている。

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ビジネスにおける「ひとえに(偏に)」の意味と使い方と例文を紹介

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まとめ

「偏に」と「一重に」の違いについて理解できたでしょうか? どちらも「ひとえに」と読みますが、意味は異なります。 違いを正しく覚えて、上手く使えるようにしましょう!

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