「躊躇する」と「躊躇う」の違いについてしっかりと理解しているでしょうか?どちらも「躊躇」と同じ漢字が使われていますが、実は読み方が「ちゅうちょする」「ためらう」と異なります。では、使い方も違うのでしょうか?そこで今回は「躊躇する」と「躊躇う」の意味と使い方の違いについて解説していきます!
「躊躇する(ちゅうちょする)」・・・「一度は決断したものの、迷いが生じて決心がつかないこと」 「躊躇う(ためらう)」・・・「一度は決断したものの、迷いが生じて決心がつかないこと」
「躊躇する」と「躊躇う」の違いは全くありません。 「ためらう」は和語で、「躊躇」は漢語です。 「躊躇う」という表記はもともと当て字です。 「躊躇う」は話し言葉で、「躊躇する」は書き言葉で使われることが多いです。
「躊躇する」は「ちゅうちょする」と読みます。 「躊躇」の意味は「あれこれと迷ってしまい、なかなか決心がつかないこと」です。 「躊」も「躇」も訓読みは「ためらう」で、「ぐずぐずする、思い切りがつかないこと」を意味します。 「躊躇」と同じ意味を持つ漢字を重ねることで、「迷っていてはっきりしないこと」を強調しています。 「躊躇する」ときは、行動に移す直前だったり、すでに行動している場合などになります。 「躊躇する」「躊躇してしまう」などと使います。 例えば、「ジェットコースターに乗る」と決断したとします。しかし、いざ目の前にくると、乗るか乗らないか迷ってしまうことを「躊躇する」と表現できます。 「躊躇」は「躊躇なく」「躊躇せず」という形でも使います。これは「迷うことなく、即座に行動すること」を表します。 「躊躇する」は口語よりも、書き言葉として使われることが多いです。
例文
「躊躇う」は「ためらう」と読みます。 「ためらう」とひらがなで表記することも多いです。 「躊躇う」の意味は「あれこれと迷ってしまい、なかなか行動に移せないこと」です。 そうすべきかどうか自信がないため、迷いを捨てて行動できないでいることを表します。 主に「◯◯することを躊躇う」という形で用います。 「躊躇う」は「躊躇する」と同じ意味です。「躊躇う」は書き言葉より話し言葉として使われることが多いです。 「躊躇われる(ためらわれる)」という言葉も使われます。例えば、「Aさんは本音を話すのを躊躇われた」と使います。相手が躊躇っている状態を表す場合に「躊躇われる」と表現します。
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