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「ご手配」の意味と使い方を例文付きで解説!「お手配」との違いも!

「ご手配」という言葉をご存知ですか?「ご手配いたします」いったように主にビジネスシーンで使用する言葉ですが、「ご手配」「お手配」どちらを使えばいいかわからなくなったことがあるのではないでしょうか。今回は、「ご手配」という言葉の意味と正しい使い方を例文つきで解説します!また、類語や英語表現も紹介しますので参考にしてください。

「ご手配」の意味と敬語

「手配」の意味は「段取りや準備・必要な物や人を用意すること」

「手配」は、「てはい」と読みます。 「手」は、音読みで「シュ」訓読みで「て・た」と読みます。 「手」には、「手わざ」「仕事や役割りをもつ人」という意味があります。 「配」は、音読みで「ハイ」訓読みで「くばる」と読みます。 「配」には、「つりあいよく並べる」「割り当てる」「指図が行き渡る」という意味があります。 「手配」の意味は、「段取りや準備・必要な物や人を用意すること」です。 また、「犯人・容疑者を捕まえるように司令、配置すること」という意味があります。 例えば、「ホテルまでのタクシーを手配した」という使い方をすると、「ホテルに行くまでに乗るタクシーを用意した」という意味になります。 物だけではなく、「運転手を手配する」というように人物に対しても使用することができます。

「手配」の意味と使い方、敬語表現、類義語、「準備・発注」との違い

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「ご手配」は「手配」の尊敬語

「ご手配」は、「手配」という言葉に尊敬を表す接頭語の「ご」がついた尊敬語として使用されています。 「手配」に尊敬を表す接頭語の「ご」をつけた尊敬語として使用する場合の「配慮」には、「犯人・容疑者を捕まえるように司令、配置すること」という意味合いはなくなります。段取りや準備・必要な物や人を用意すること」という意味の「手配」に尊敬を表した接頭語の「ご」をつけた言葉が「ご手配」となります。 接頭語には、尊敬を表す接頭語の「ご」の他に、「お」をつける場合もあり、「お手配」と使用する場面もあります。 「ご手配」と、「お手配」の違いと使い分けについては後述します。

「ご手配」と「お手配」の違いと使い分け

「ご手配」と「お手配」は両方正しい敬語

接頭語には「お」「ご」の二種類があります。 一般的に、「お」は和語につけて、「ご」は漢語につけるとされていて、外来語には「お」も「ご」もつきません。 ”和語”は訓読みをする熟語で、”漢語”は音読みをする熟語のことをいいます。 しかし、「手配」は”訓読み”と”音読み”の組み合わせでできているため、基本的に「お」をつけても「ご」をつけても良いとされます。 したがって、「ご手配」であっても「お手配」であっても両方正しい敬語であるといえます。

「ご手配」と「お手配」の意味の違いと使い分け

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「ご手配」はビジネスシーンで使う尊敬語

「ご手配」と「お手配」どちらを使用しても間違いではありませんが、この二つの言葉には微妙なニュアンスの違いがあります。 「ご手配」として使用する場合は基本的に、何かを早急に頼みたいときや、相手が目上である場合です。 つまり、ビジネスシーンなどでかしこまった場面で使用する尊敬語として「ご手配」を使用するということがわかります。 したがって、上司や取引先など目上の人に対しては、「ご手配」を使うのが良いでしょう。

「お手配」は「手配」を単に丁寧に言った美化語(丁寧語の仲間)

接頭語「お」は尊敬や謙譲の意味以外に、”美化語”として用いることがあります。 ”美化語”とは表現をより上品にするための配慮を表す働きをもつ語で、敬意を表す表現ではありません。「お菓子」「お茶碗」「お酒」「お料理」などが当てはまります。 他にも例を挙げると、

  • お返事お待ちしております。<尊敬語>
  • 皆さん大きな声でお返事しましょう<美化語>

同じ「お返事」でも使い方次第で、尊敬語か美化語になります。 このようなことから、「お手配」は”美化語”に近いと言えます。 そして、「お手配」は緊急性がなく急ぐ必要がないときや、相手に柔らかい印象を与えたい場合に使用するとされています。

分からなくなったら「ご手配」を使う

「お手配」「ご手配」どちらを使えばいいか判断に迷う場面では、「ご手配」を使用しましょう。 特にビジネスシーンでは、「お手配」のような、柔らかい表現をするよりも、かしこまった丁寧な表現をするほうが無難です。 特に、目上の人に対しては相手に敬意を示し失礼のないよう「ご手配」を使用するべきだと言えるでしょう。

「ご手配」の使い方と例文

「◯◯のご手配」の形で使う

「ご手配」は、「○○のご手配」の形で使用します。 「ご手配」を使う場面の例としては、

  • 仕事などの段取りを付ける場合
  • 人員を配置して準備する場合
  • 何かものを準備する場合

となります。 例えば、「航空券のチケットのご手配をいたしました」というように使用し、この場合は「航空券を用意しました」と丁寧に伝えている文章です。

例文 「イベント開催に先立って会場のご手配をさせていただきたく存じます」 「これから出荷のご手配を進めさせていただきます」 「タクシーのご手配をさせていただきますので、お帰りの際はお声がけください」 「出来るだけ早く商品のご手配をさせていただきますので何卒よろしくお願いいたします」 「一時間程度の見学のご手配いただけないでしょうか」 「この度は早急のご手配に感謝いたします」

お礼で使う「ご手配くださりありがとうございます」

相手に手配してもらったお礼を相手に伝える場合は、「ご手配くださりありがとうございます」という言い回しを使用します。 「ご手配」に使用される接頭語の「ご」は、尊敬語としても「謙譲語」としても使用することができます。 「ご手配いただき」は「してもらう」の謙譲語である「ご〜いただく」という文法を使用して言い表しており、「手配してもらい、ありがとうございます」という意味です。 「ご手配くださり」は、「してくれる」の尊敬語「ご〜くださる」という文法を使用して言い表した言葉で、「手配してくれる」という意味になります。 謙譲語で使用する場合と、尊敬語で使用する場合、微妙なニュアンスの違いはありますが、どちらも正しい敬語であり、どちらかがあっていて、どちらかが間違っているということはないです。

例文 「この度は、チケットをご手配くださりありがとうございます」 「この度は、チケットをご手配いただきありがとうございます」 「わざわざサンプル商品のご手配くださりありがとうございます」 「わざわざサンプル商品をご手配いただきありがとうございます」

依頼で使う「ご手配頂けないでしょうか」

「ご手配頂けないでしょうか」は、手配することを依頼する場面で使用する言い回しです。 「〜いただけないでしょうか」は、「〜してもらう」の謙譲語である「いただく」に打ち消しの「ない」と、「でしょうか?」という丁寧語の疑問形がついている言葉です。 つまり、「〜いただけないでしょうか」は「〜してもらえないでしょうか」という意味であることがわかります。 謙譲語で、目上の人に対して丁寧にお願いをする言い回しが「ご手配頂けないでしょうか」となります。 「ご手配いただけませんでしょうか?」、は二重敬語となってしまい誤用となりますので注意しましょう。

例文 「お手数ですが、商品のサンプルをご手配いただけないでしょうか」 「申し訳ないのですが、もう一台タクシーをご手配いただけないでしょうか」 「ぜひ参加させていただきたいので、チケットをご手配いただけないでしょうか」 「大変恐縮ですが、御社からもスタッフをご手配いただけないでしょうか」

結びの言葉で使う「ご手配のほど、よろしくお願いいたします」

「ご手配のほど、よろしくお願いいたします」は、結びの言葉として使用することができます。 「〜にほど」には、「〜してくれるよう」という意味があり、断定を避けるやわらかい印象を与えるお願いの表現になります。 つまり、「ご手配のほど、よろしくお願いいたします」は、「手配してくれるようお願いいたします」という意味であるということになります。 基本的に、手配をすることをお願いする文章で、「手配をお願いしますね」という柔らかいニュアンスの結び言葉として使用される言い回しです。 社内の相手はもちろん、取引先の相手など目上の人に使用することができるフレーズです。 「ご手配のほど、何卒よろしくお願いいたします」とするとさらに丁寧になります。

例文 「ご手配のほどよろしくお願いいたします」 「ご手配のほどよろしくお願い申し上げます」 「ご手配のほど何卒よろしくお願いいたします」 「ご手配のほど何卒よろしくお願い申し上げます」

「ご手配賜りますよう、よろしくお願いいたします」はより丁寧

「ご手配賜りますよう、よろしくお願いいたします」は、より丁寧な言い回しです。 「賜りますよう」は、「〜してくれるよう」という意味のある相手に敬意を示す謙譲語です。 つまり、「ご手配賜りますよう、よろしくお願いいたします」は、「ご手配してくれるよう、よろしくお願いいたします」という意味であることがわかります。 「賜りますよう〜」は、ビジネスシーンでは相手から恩恵をうけるような場面で使用される言葉で、かなりかしこまった表現になり、堅苦しすぎてしまう場合もありますので、相手や状況を見て言い換えるなど状況にあった使い方をしましょう。

例文 「商品サンプルをご手配賜りますよう、よろしくお願いいたします」 「チケットをご手配賜りますよう、よろしくお願い申し上げます」 「人数分の座席をご手配賜りますよう、よろしくお願いいたします」

「ご手配」の類語

ご準備

「ご準備」は、「ごじゅんび」と読みます。 「ご準備」は、「準備」という言葉に接頭語の「ご」をつけた言葉です。 「準」は、音読みで「ジュン」と読みます。 「準」には、「そなえる」という意味があります。 「備」は、音読みで「ビ」訓読みで「そなえる・そなわる」と読みます。 「備」には「そなえる・用意する」という意味があります。 「準備」の意味は、「あることを行うたまに、必要なものをととのえ、備えておくこと」です。 例えば、「旅行に行く準備をする」は、「旅行行く用意をする」という意味になります。 さらに、「心の準備」といったように、精神的な意味でも使用することができます。 「ご準備」は、接頭語の「ご」がついているので目上の人など敬意を示す相手に使用する言葉です。

例文 「お忘れ物のないよう、ご準備のほどよろしくお願い申し上げます」 「入場前に手荷物検査を行いますので、ご準備をお願いいたします」 「只今、ご準備させていただいておりますので少々お待ちくださいませ」

ご用意

「ごようい」は、「ごようい」と読みます。 「ご用意」は、「用意」という言葉に接頭語の「ご」をつけた言葉です。 「用」、音読みで「ヨウ」訓読みで「もちいる」と読みます。 「用」には、「もちいいる・つかう・役立てる」という意味があります。 「意」は、音読みで「イ」と読みます。 「意」には「こころ・気持ち」「内容・わけ」という意味があります。 「用意」の意味は、「前もって必要なものをそろえ、整えておくこと」という意味があります。 例えば、「席の用意をする」という使い方をすると、「席に座れるように前もって整えておく」ろいうようなニュアンスになります。 「ご用意」は、接頭語の「ご」がついている言葉なので、目上の人に敬意を示すことができる敬語表現となります。

例文 「レシピはCMのあとで紹介いたしますので、メモのご用意を!」 「本日は、特別に和食のコース料理をご用意いたしました」 「授乳室のご用意もございますので、お子様連れでも安心してご利用いただけます」

お膳立て

「お膳立て」は、「おぜんだて」と読みます。 「お膳立て」は、「膳立て」という言葉に接頭語の「お」をつけた言葉です。 「膳」は、音読みで「ゼン」と読みます。 「膳」には、「料理をのせる台」「とりそろえた料理」「そなえる」という意味があります。 「立」は、音読みで「リツ・リュウ」訓読みで「たつ・たてる」と読みます。 「立」には、「たてる・さだまる・成り立たせる」という意味があります。 「膳立て」の意味は、「すぐにとりかかれるように準備をすること・その準備」です。 「お膳立て」は、尊敬を表す接頭語の「ご」がついた言葉なので、目上の人に対して使用する言葉です。 例えば、目上の人に準備をしてもらったという場合に、「お膳立てしていただく」というような使い方をします。

例文 「○○様にお見合いのお膳立てをしていただいたおかでげ、無事に結婚することが決定いたしました」 「芸能界で働く知り合いに、憧れの芸人さんとの食事会をお膳立てしてもらった」 「あの政治家は今、息子の入学をお膳立てしたとして注目され、批判さをれている」

「ご手配」の英語

「arrangement」「preparation」

「準備」という意味の「手配」を意味する英語は、

  • arrangement
  • preparation

です。 「arrangement」の動詞は「arrange」もしくは「make an arrangement for」で表現します。 「preparation」の動詞は「prepare」です。 「警察による犯人逮捕のために必要な処置」は「search」です。

Thank you for the arrangement you've made for the party.

パーティーの手配ありがとうございました。

The man was searched for drugs and then released.

その男は薬物所持のため手配され、その後釈放された。

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まとめ

「ご手配」という言葉について理解いただけましたか? ✓「手配」の意味は「段取りや準備・必要な物や人を用意すること」 ✓「ご手配」は「手配」の尊敬語 ✓「ご手配」と「お手配」は両方正しい敬語であり、どちらも使用可能 ✓「ご手配」「お手配」分からなくなったら「ご手配」を使うなど

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