「背信」と「裏切り」という言葉をご存知でしょうか。「背信行為」「裏切り者」といったように使います。では、「背信」と「裏切り」の意味についてしっかりと理解しているでしょうか。この2つの言葉は小説や映画において、よく使われていますよね。ですので、見聞きしたことがあるという人もいれば、聞いたことがないという人もいるかもしれません。正しく使うには、意味について適切に知っておく必要があります。そこで今回は「背信」と「裏切り」の使い分けについて解説していきます。正しく覚えて、上手く使い分けできるようにしましょう!
「背信」・・・相手との約束を守らないで敵方について、味方との関係を傷つけてしまうこと 「裏切り」・・・相手の信頼や約束に背くような行いをすること
「背信」と「裏切り」はどちらも、予想していた事と違う事態になった場合に使います。 「背信」は約束していたり契約を結んでいた相手に騙されること、「裏切り」は約束をしていたなどとは関係なく、相手が何とかしてくれると思っていたがその通りに物事が進まなかったことを表します。 「裏切り」よりも「背信」の方が、罪が重いイメージとなります。
「背信」は<はいしん>と読みます。 「背」は音読みで「ハイ」、訓読みで「せ・そむく・そむける」と読みます。 「背」は「歯向かったり、反抗すること」を意味します。 「信」は音読みで「シン」、訓読みで「まこと」と読みます。 「信」は「行動に偽りがないこと、本当であること」を意味します。 「背信」の意味は「信用を失わせること、信頼や約束に背く行いをすること」です。 人間として当たり前のことを守らなかったり、約束に従わなかったことを表す場合に「背信」を使います。 例えば、お世話になった人に対して騙すようなことをしたり、罠にかけたりすることを「背信」と表現します。 言い回しとしては、
などとなります。 「背信行為」は「約束を守らなかったり、責任を果たさないといった行為」を意味します。 「背信者」は「言っていることと行っていることが異なっている人」を意味します。 「背信」の類語には、「謀反」「乱逆」「内通」「内応」「異心」「寝返り」などがあります。
例文
「裏切り」は<うらぎり>と読みます。 「裏切り」の意味は「約束や信頼に反する行為をすること、味方に反して敵側につくこと」です。 味方の約束を守らずに敵方についたと、相手との関係を傷つけることを表します。 例えば、付き合っている人がいるにも関わらず、他の人に手を出すことを「裏切り行為」「彼が私を裏切った」と表現することができます。 言い回しとしては、
などとなります。 「裏切り」の類語には、「信義違反」「不義理」「恩知らず」「逆心」「不実」「不信」などがあります。
例文
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