「本人(ほんにん)」の意味は、ある物事に直接関わっている人です。例えば「契約をした本人」などと使います。「張本人(ちょうほんにん)」の意味は、事件が発生する一番の原因をつくった人です。例えば「盗撮をした張本人」というように悪い意味で使います。
「本人」・・・ある物事に直接関わっている人 「張本人」・・・事件が発生する一番の原因をつくった人
「本人」と「張本人」は漢字が一文字しか変わりませんが、意味が異なります。 「張本人」は「問題の元となった人」という意味なので、マイナスなイメージを伴って使います。
「本人」は<ほんにん>と読みます。 「本」は音読みで「ホン」、訓読みで「もと」と読みます。 「本」は「当の、当該の」を意味します。 「人」は音読みで「ジン・ニン」、訓読みで「ひと」と読みます。 「人」は「人間」を意味します。 「本人」の意味は「ある人自身、ある物事に直接関係する人」です。 ある物事に対して、直接関係を持っているその人自身を表します。 「当の本人」という表現があります。これは本人を強めた表現で、その人自身のことを表しています。 「本人次第」だったら「その人自身の考えや思いによって決定すること」を意味します。 例えば、車をレンタルするときは本人確認書類が必要となります。この本人確認書類とは、運転免許証や保険証などが当てはまります。 このように契約を結んだり、手続きをするときに間違いがないか、不正ではないかをチェックするために、本人確認が行われています。 「本人」の類語には、「自分自身」「己」「我」「自ら」「自家」「対象者」「当事者」「該当者」「当人」「当該者」「当の人物」などがあります。
例文
「張本人」は<ちょうほんにん>と読みます。 「張」は音読みで「チョウ」、訓読みで「はる」と読みます。 「張」は「考えなどを大いに定めること」を意味します。 「本」は音読みで「ホン」、訓読みで「もと」と読みます。 「本」は「当の、当該の」を意味します。 「人」は音読みで「ジン・ニン」、訓読みで「ひと」と読みます。 「人」は「人間」を意味します。 「張本人」の意味は「ある事件を起こす一番の原因となった人」です。 事件や問題が起きた一番のもととなった人、悪い事を計画した人物を表します。 「張本人」は「張本」+「人」で成り立っています。「張本」は「後ろに続く物事の準備を進めておくこと」を意味します。そこから「事柄のきっかけ」を表すようになりました。 主に、「◯◯の張本人」という形で用います。例えば、「事件の張本人」「騒動の張本人」などと言います。 「張本人」は悪いことの原因になった人を表しているので、マイナスな意味合いで使います。 「張本人」の類語には、「元凶」「根源」「首謀」「主犯」「黒幕」「首魁」「親玉」などがあります。
例文
「張本人(ちょうほんにん)」は、「張本」と「人」を組み合わせてできた語です。 「張」は「はる。ひっぱる」など緩みなく引き締める意味があります、「広げる。大きくする」といった意味もあり、「催す」「設ける」の意味でも使われます。 「本」は「物事のおおもと」という意味です。 「張本」は「後ろに続く物事の準備を進めておくこと」を意味します。 そこから「張本」は事柄のきっかけという意味になり、一番の原因となった人という意味で「張本人」を使うようになりました。 「張本」のみでも、「張本人」と同様の意味で使うことができます。
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