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「愚息」の意味と使い方、類語、「愚女・愚妻・豚児」の意味とは?

「愚息」の意味と使い方、類語、「愚女・愚妻・豚児」の意味とは?

「愚息」という言葉をご存知でしょうか。「愚息がお世話になっています」「愚息をよろしく」などと使います。小説などで使われていることが多い表現ですが、意味についてしっかりと理解しているでしょうか。日常会話ではそこまで多く使われていないため、初めて聞いたという方も多いかと思います。「愚息」は見ただけでは、マイナスなイメージを持ってしまいますが、一体どのような意味なのでしょうか。正しく使うためには、きちんと意味を覚える必要があります。そこで今回は「愚息」の意味や使い方、類語、「愚女・豚児」の意味について解説していきます。「愚息」を適切に知って、上手く使えるようにしましょう!

「愚息」の読み方と意味

「愚息」は<ぐそく>と読みます。 「愚」は音読みで「グ」、訓読みで「おろか」と読みます。 「愚」は「自分に関する物事に添えて謙遜を表す語」を意味します。 「息」は音読みで「ソク」、訓読みで「いき・やすむ・いこう」と読みます。 「息」は「こども。むすこ」を意味します。 「愚息」の意味は「自身の息子の謙称。自分の息子をへりくだっていう語」です。 「愚息」は「愚かな息」と書きますが「おろかな息子・馬鹿な息子」という意ではなく、「おろかな自分の息子・馬鹿な自分の息子」という意になります。決して自分の息子を貶めているわけではありません。

「愚息」の使い方と例文

「愚息」は決して「私の息子は愚かである」と悪口を言っているのではなく、「おろかな自分の息子」「馬鹿な自分の息子」という意味で、謙虚・謙遜を表しています。 何かの挨拶をしたり、自慢したいことがある場合に、自分や自分の息子のことをへりくだって相手をたてるために「愚息」を用いることがあります。 例えば、「愚息をよろしくお願いいたします」「愚息の就職については大変お世話になりました」などと言います。 いくら本当のことでも「私のできた息子は....」「私の優秀な息子は...」などと言ってしまうと、感じが悪いですよねえ.... それを避けるために「愚息」を使います。 「愚息」は耳で聞いても分かりにくかったり、あまり使用されていないということもあって、話し言葉としてはあまり使わず、書き言葉として使うことが多いです。ビジネスシーンや手紙など改まった場面で使います。 「愚息」は口語的にもうすこし砕けた言い方だと、「ぐうたら息子」「ドラ息子」「ばか息子」などと表現することができます。 が、これらはかなりカジュアルな表現なので、ビジネスシーンなどかしこまった場面では使用を避けるべきでしょう。

例文 ・うちの愚息が毎日お世話になっております。 ・先日は誠に申し訳ありません。愚息に代わってお詫び申し上げます。 ・いかがお過ごしでしょうか。おかげさまで愚息も元気にしております。 ・◯◯様には大変お世話になっております。これからも愚息をよろしくお願いいたします。 ・我が家の愚息も元気に育って、今年の春に中学生になります。 ・愚息も◯◯さんからいただいた物に、この上なく喜んでおります。 ・愚息がご迷惑をおかけしてしまい、申し訳ありません。略儀ながら書面をもってお詫び申し上げます。 ・ゴルフやスキーなどスポーツに関しては、今年高校生になる愚息に全く敵わなくて〜。 ・◯◯さんの息子さんは本当に優秀で羨ましいです。我が家の愚息はあんぽんたんで困っていますよ〜。 ・どこを探しても愚息が見つからないのです。申し訳ありませんが、一緒に探してくれませんか?

「愚息」の語源

日本では、自分や身内を下げ、相手を立てることが古来からの美徳とされています。これは家父長制度の名残です。 「家父長制度」とは「家父・家長の支配権を絶対とする家族形態」を指します。 こういった家長制度の名残から、父親は世間に公表する際に、跡取りの可能性がある息子には「おろかな者。ばか」という意味の「愚」を付けていたと言われています。 ちなみに、「愚娘」という言葉はありません。これは「後継ぎしない娘」に「愚」をつける必要がないため、「愚娘」という言葉が存在しないのです。

「愚息」の対義語は「愚娘」ではなく「愚女」

娘のことをへりくだっていう言い方は「愚娘」ではなく「愚女(ぐじょ)」になります。 「愚女」には「おろかな女」という意味もあります。「愚嬢」とは書かないので注意しましょう。 ちなみに、嫁のことをへりくだって言う場合は「愚妻」です。 「愚妻(ぐさい)」は「おろかな妻」ではなく「愚かな自分についてきてくれる良い妻」というニュアンスです。 同じ意味で「荊妻(けいさい)」や「山妻(さんさい)」などもあります。これらは、高齢男性が手紙で用いることが多い語です。 「愚夫」という言葉は本来はありませんが、間違って使うことが増えてきたことから今では一般的に使われています。 「愚夫(ぐふ)」は「無知な夫。愚かな夫」という意味で、自分の夫をへりくだる場合に用います。

例文 ・愚女でございます。ほんの少しの間で良いので芸を見てください。 ・あいつは愚女で、毎日のようにおかしなことを言っているから放っておいた方が良い。 ・愚妻がいつも大変お世話になっております。今後ともよろしくお願いいたします。 ・愚妻が◯◯さんを手料理でおもてなししたいということなので、是非お越しください。

「愚息」の類語「豚児」

「豚児(とんじ)」は「自分の子、特に息子の謙称」です。 「出来の悪い子供」という意から「豚児」という言葉ができました。 「なぜ豚?」と思うかもしれませんが、「豚」という漢字には「自分の子に添える謙称」という意味が含まれます。 「豚児」は多くは息子について使うことが多いですが、娘に対しても使うことができます。 ただ「豚」は動物のブタのイメージが強く、「豚児」と言うと強烈な印象を受けるので、使用する際は注意しましょう。 「愚息」と「豚児」はほとんど同じ意味ですが、一般的には「愚息」を使うことが多いです。 「豚児」の他には、「坊ち」「坊っちゃん」「息子」「坊や」「小僧」「男児」「坊主」「倅(せがれ)」「息男(そくなん)」「童男(おぐな)」「ジュニア」などが「愚息」の類語に当たります。

例文 ・当日は豚児を参上させますので、よろしくお願いいたします。 ・まだまだ未熟な豚児ではありますが、何卒お願いします。 ・私をだらしない夫と思っているようですが、時々家に帰って、愚息の面倒を見ていますよ。

「愚息」の英語

「愚息」は英語で「son」になります。 英語には謙譲語という概念は基本的になりので、そのまま「son」と表現すれば問題ありあせん。

I've heard a lot about you from my son. He always tells me how nice you are.

うちの愚息がいつもお世話になっております。

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まとめ

「愚息」について理解できたでしょうか? ✔︎「愚息」は「ぐそく」と読む ✔︎「愚息」は「おろかな自分の息子」という意味で、自分の息子をへりくだって表す語 ✔︎「息子」と言うところを「愚息」と言うことで、自分を謙遜することができる ✔︎「愚息」の類語は「豚児」で、息子以外にも娘に対しても使うことができる

この記事のライター
Editor

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