「片や」と「一方」という言葉をご存知でしょうか。「片や◯◯」「その一方で」などと使います。「片や」と「一方」は日常会話でも見聞きすることが多い言葉です。聞いたことある人や使ったことがあるという人がいるかもしれません。では、「片や」と「一方」の意味についてしっかりと理解しているでしょうか。意味を正しく理解していないと、何を伝えているのかわかりませんよね。そこで今回は「片や」と「一方」の使い分けについて解説していきます。違いを正しく覚えて、上手く使い分けできるようにしましょう!
「片や」・・・相対する二つのものを並べて、そのうちの片方は 「一方」・・・その物事に関連している、別の物事を言えば
「片や」は大きい差がある二つのものを比べるとき、「一方」はそれまでの物事に関連している物事に言及するときに使います。 「片や」は違いがある二つのものを比べる場合に使うことが多いですが、「一方」はほとんど繋がりがない二つのものでも使うことができます。
「かたや」の意味は「向き合っているもののの片一方は」です。 「かたや」の漢字は「片や」になります。「方や」は誤用です。 主に「片や◯◯、片や△△」という形で用います。「片方は◯◯、もう片方は△△」という意味です。 「片や」は二つのものを並べて、説明したり確認する場合に使います。 二つのものに大きい差があるときと、二つともマイナスな要素があり片方をより強調するときに使うことが多いです。 例えば、「片や天才、片や凡才」「片やプロの選手、片やアマチュアの選手」「片や専門家、片や素人、比べなくてもどちらが優秀かは目に見えている」といったように言います。 「片や」は相撲において、行司が先に土俵に上がる力士を呼ぶ際の語としても使われています。
例文
「一方」は<いっぽう>と読みます。 「一方」の意味は、
です。 「一方通行となっている」「ある一方を見つめている」と「一つの方向・方面」という意味や、「太る一方である」「悩む一方だ」と「一つの事に偏る」という意味で使うこともできます。 「いくつかあるものの中の一つ」という意味では、「靴下の一方を無くす」「一方の言っていることしか信じていない」といったように用います。 「並行して、別の物事が行われる」という意味で、「仕事をしっかりと行う一方、休める時はしっかりと休む」と使います。「◯◯する反面」ということです。 それまでの物事に関連している、他の物事に言及するときに「一方」を使うことが多いです。 「◯◯。一方、△△」という形で用います。
例文 「ある物事と並行して、別の物事が行われる」という意味
「関係している物事のもう一つのことを言えば」という意味
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