「気恥ずかしい」と「恥ずかしい」という言葉をご存知でしょうか。「気恥ずかしい思いがする」「恥ずかしいと感じる」といったように使います。では、「気恥ずかしい」と「恥ずかしい」の意味についてしっかりと理解しているでしょうか。日常会話でもよく使われていたり、テレビや小説などでも使われていることが多い表現ですよね。しかし、意味の違いは曖昧だという人がいるかもしれません。そこで今回は「気恥ずかしい」と「恥ずかしい」の使い分けについて解説していきます。正しく覚えて、上手く使い分けできるようにしましょう!
「気恥ずかしい」・・・どことなく照れくさくて、どうしたら良いかよく分からないさま 「恥ずかしい」・・・褒められたりして照れくさい、他の人に悪いような気がして居心地が悪いさま
「気恥ずかしい」と「恥ずかしい」はほぼ同じ意味です。 「気恥ずかしい」は「少し恥ずかしい」と同義と考えれば分かりやすいでしょう。 「気恥ずかしい」よりも「恥ずかしい」の方が、より恥ずかしい、ということになります。 非常に恥ずかしい、顔から火が出るほど照れくさいといった場合は「気恥ずかしい」は使いません。 また、「恥ずかしい」には「自分の欠点がみっともなくて、他の人に顔向けできない」という意味も含まれます。
「気恥ずかしい」の意味は「何となく恥ずかしいと思う、褒められたりして困惑する」です。 明確な理由はなくて曖昧だけど恥ずかしいこと、ちょっと照れくさいことを表します。 「気」は「気持ち小さめに切る」と使われているように、「ほんのわずか、少し」という意味があります。 例えば、大したことはしてないが褒められて照れくさい、いつもとは違う化粧をして少し恥ずかしいといったような場合は「気恥ずかしい」と表現することができます。 「気恥ずかしい」はプラスなことでもマイナスなことでも、何となく恥ずかしいという場合に使います。 「駅の階段で転んでしまい、気恥ずかしい思いをした」「髪型を褒められて気恥ずかしかった」などと言います。 使い方としては、
などとなります。 「気恥ずかしい」の類語には、「小っ恥ずかしい」「うら恥ずかしい」「面映ゆい」などがあります。 「小っ恥ずかしい」の「小」は「ちょっと、どことなく」を意味します。
例文
「恥ずかしい」の意味は、
です。 「恥ずかしい」はミスをしたとき、相手から褒められたとき、色々な人から注目されたとき、など様々な場面で使うことができます。 「恥ずかしい」はプラスなことでもマイナスなことでも、後ろめたいという場合に使います。 例えば、「待ち合わせ場所に一人だけ遅刻してしまい恥ずかしかった」「みんなの前で表彰されて恥ずかしかった」といったように言います。 使い方としては、
などとなります。 「恥ずかしい」の類語には、「不名誉」「心やましい」「後ろめたい」「不甲斐ない」「顔向けできない」「きまりが悪い」「ばつが悪い」「居た堪れない」などがあります。
例文 「顔向けできない」という意味
「照れくさい」という意味
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