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「考慮」の意味と使い方、敬語、類語「配慮」との違い

「考慮」の意味と使い方、敬語、類語「配慮」との違い

「考慮」という言葉をご存知でしょうか。「考慮する」「ご考慮」といったようにビジネスシーンにおいてもよく使用される言葉です。普段何気なく使うことの多い「考慮」ですが、意味をしっかりと理解しているでしょうか。また、「配慮」や「勘案」などと似た言葉が多々ありますが、きちんと使い分けできているでしょうか。意味と使い方をしっかり把握しておけば、きれいな日本語を話せます。そこで今回は「考慮」の意味や使い方、敬語表現、類語との違いについて解説していきます。「考慮」を正しく覚えて、上手く使えるようにしましょう!

「考慮」の読み方と意味

「考慮」は<こうりょ>と読みます。 「考」は音読みだと「コウ」、訓読みだと「かんがえる」と読みます。 「考」は「かんがえる。かんがえ」を意味します。 「虜」は音読みだと「リョ」、訓読みだと「おもんぱかる」と読みます。 「虜」は「あれこれと思いめぐらす。思い。考え」を意味します。 「考慮」の意味は「考えをめぐらすこと。よく考え合わせること」です。 物事を色々な要素を含めて考えること・判断や行動の前に色々な要素を考え合わせることを表します。 単に”考える”ということではなく、「様々なことに考えを巡らせる」というニュアンスになります。

「考慮」の使い方と例文

”様々な要素を含めてよく考える”という場合に使うのが「考慮」です。 例えば、「相手の事情を考慮する」といった場合は「相手の事情という要素を含めてよく考える」という意味になります。 友人とどこかへ遊びに行くことになり、計画を立てるというときには”自分や友人の都合・お金の問題・天候・時間”などといった要素を考えに含みます。このように、よく考えることを「考慮」と言います。 「考慮」の使い方としては、 ・考慮する ・考慮を要する ・考慮に入れる ・考慮に値する ・考慮の余地がない などとなります。 「考慮に入れる」はよく使う表現です。これは「多くのアイデアを考える上で、その考えも1つの要素として十分に考える」という意味で用います。 「考慮の余地がない」は「アイデアの1つとして取り入れることができない」というマイナスな意味で使います。

例文 ・相手の事情を考慮して、予定を組む。 ・本人の希望を考慮した上で、正式に決定する。 ・あなたの意見を考慮する必要はない! ・この問題は考慮する価値がある。 ・一人一人の能力を考慮した上で、メンバーを集める。 ・今回は体調面を考慮して、休みを取ることにした。 ・相手の都合を考慮する余地がない。 ・これらの事柄も十分考慮する必要がある。 ・様々な意見を考慮して、日程を決定する。 ・リーダーは準備が必要になるので、社員の通勤時間を考慮して誰にするかを決める。 ・何故か自分の意見を全く考慮してもらえなかった。 ・たくさんの意見を考慮した結果、自分の案が採用された。

「考慮」の敬語表現

「考慮」を敬語の尊敬語にするときは、尊敬を表す接頭語「ご」を付けて、「ご考慮」とします。 「ご配慮いただき」「ご考慮ください」などと使うことができます。 相手が”考慮”してくれたことにお礼を伝えたい場合は「ご考慮いただき、ありがとうございます」と使い、お願いする場合には「ご考慮くださいますよう、お願いいたします」と使うことができます。 「考慮」を謙譲語にするときは「考慮いたす」「考慮させていただく」などです。 相手の事情や都合を考えて何かを決める場合に、「◯◯を考慮いたします」「では、考慮させていただきます」などと言うことができます。

例文 ・この度は◯◯の件に関しまして、ご考慮いただきありがとうございます。 ・勝手なお願いで誠に恐縮ではございますが、ご考慮いただければ幸いです。 ・誠に申し訳ありませんが、ご考慮いただけますか。 ・皆様の希望を配慮いたしました上で、日程を決定したいと思います。

「考慮」と「配慮」の違い

「配慮」は<はいりょ>と読みます。 「配慮」の意味は「心をくばること。心づかい」です。 「配」は「注意を行き届かせる」、「慮」は「あれこれと思いめぐらす。思い」を意味します。 ”相手の状況や立場を想像し、思いやった上でそれに相応しいよう心を配るようなこと”を「配慮」と言います。 例えば、「配慮が足りない」といった場合は「気配りが足りない」という意味になります。 ”配慮する”という行為は非常に良いことなので、積極的に行うべきことですが、やりすぎると厚かましいと思われてしまいますので、ほどほどに行うのがベストです。 「配慮」は「相手をよく思いやること」、「考慮」は「よく考えること」となります。 「配慮」は他人や他のことに対して言葉や行動で示すことを表しているのに対して、「考慮」は言葉や行動を起こす前によく考え判断するということを表します。 「配慮」と「考慮」は似ていますが、意味は異なるので間違えないようにしましょう。

例文 ・当人の気持ちを配慮して、今回の会は中止することにした。 ・この間泊まったホテルは隅々にまで配慮が行き届いており、とても気分がよかった。 ・配慮に欠ける処置を行ってしまったことを反省する。

「考慮」と「勘案」の違い

「勘案」は<かんあん>と読みます。 「勘案」の意味は「あれこれと考え合わせること」です。 「勘」は「考え合わせる。つき合わせて調べる」、「案」は「調べる。調べる事柄」を意味します。 「勘案」は”様々な条件などを考えて判断する”という場合に使います。 日常的には使いませんが、企業や公的機関が発表するスピーチなどで堅い言い回しを必要とする場面では多く使われます。ですので、「お役所言葉」「ビジネス言葉」と言われています。 「考慮」は一つの考えだけでなく複数の事柄を考え合わせる場合にも使いますが、「勘案」は複数の事柄を考え合わせる場合にしか使いません。 また、「考慮」の方が一般的に使われることが多く、「勘案」を使用することはそんなに多くありません。

例文 ・いろいろと勘案して、一番良い方法を探る。 ・諸事情を勘案して、議論を進めていく必要がある。 ・たくさんの条件を勘案した上で、我々は判断をしなければならない。

「考慮」の類語

思慮<しりょ> (意味:注意深く心を働かせて考えること。また、その考え) 「随分と思慮に欠ける行動である」 考察 (意味:物事を明らかにするために、よく調べて考えをめぐらすこと) 「アンケートをもとにして、現代の若者文化について考察する」 熟考<じゅっこう> (意味:念を入れてよく考えること。熟慮) 「熟考を重ねた上で、行動をする」 慮る<おもんぱかる> (意味:周囲の状況などをよくよく考える。思いめぐらす) 「彼の事情を慮って休むことを提案する」 斟酌<しんしゃく> (意味:相手の事情や心情をくみとること) 「何十回目かの再試験なので、採点に斟酌を加える」 見込み (意味:先行きの予想。あて) 「今日は晴れる見込みです」 先読み (意味:これから起こるであろうことを予測すること) 「相手の動向を先読みしておく」 加味 (意味:あるものに、別の要素を付け加えること) 「他の人の意見を加味して、予定を決める」 気兼ね (意味:他人の思わくなどに気をつかうこと) 「あの人一緒だとどうしても気兼ねしてしまう」 遠慮 (意味:人に対して、言葉や行動を慎み控えること) 「タバコはご遠慮ください」

「考慮」の英語

「考慮」は英語で、「consideration」になります。 「考慮する」は「consider」「take into account」などと言います。 「take ... into account」のように目的語は通常「take」のあとにくるが、目的語が2語以上の場合は、「take into account ...」と最後にきます。 「take into account that 主語 動詞」というようにthat節を取ることもできます。

I wanted Steve to take into account the fact that I am very sick.

スティーブには私が体調が悪いということを考慮してほしかった。

Maybe you should take into account that she is just 16 years old.

彼女はまだ16歳であることを、考慮にいれるべきですよ。

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まとめ

「考慮」について理解できたでしょうか? ✔︎「考慮」は<こうりょ>と読む ✔︎「考慮」は「考えをめぐらすこと。よく考え合わせること」を意味 ✔︎「考慮」は「よく考えること」、「配慮」は「相手をよく思いやること」を表す ✔︎「考慮」の類語には、「思慮」「熟考」「先読み」などがある

この記事のライター
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