「間が悪い」と「タイミングが悪い」という言葉をご存知でしょうか。「間が悪い思いだ」「タイミングが悪くて困る」といったように使います。では、それぞれの意味についてしっかりと理解しているでしょうか。どちらも日常会話で使われていることが多いです。見聞きしただけでは、同じように使えると思いますよね。二つとも非常に似ていますが、実は意味が異なります。正しく使うためには、それぞれの意味を知っておくことが必要です。そこで今回は「間が悪い」と「タイミングが悪い」の使い分けについて解説していきます。適切に覚えて、上手く使い分けできるようにしましょう!
「間が悪い」・・・運が悪いこと、恥ずかしくなるほどその状況に合っていない言動をとること 「タイミングが悪い」・・・物事を行うのにちょうど良い時期や機会を逃してしまうこと
「間が悪い」と「タイミングが悪い」はどちらも「ちょうど適した時期を逃すこと」を表します。 ほとんど同じように使うことができますが、「間が悪い」は「その状況や状態に適していない言動をとる、きまりが悪い」という意味でも使うことができます。 例えば、「彼女は間が悪くて鬱陶しい」と言えます。これは「彼女はその場に合っていない行動をとってばかりで鬱陶しい」という意味になります。 この場合の「間が悪い」は「タイミングが悪い」に言い換えることはできません。 「間が悪い」と「タイミングが悪い」の類語には、「折が悪い」「生憎」「具合が悪い」「都合が悪い」などがあります。 また、「間が悪い」には他にも「きまりが悪い」「ばつが悪い」「面目が立たない」といった類語もあります。
「間が悪い」の意味は、
です。 「間」は「ちょうど良い機会、良い頃合い」、「悪い」は「好ましくない、良くないこと」を意味します。 状況や状態に合っていない言動をすることを表す場合に「間が悪い」を使います。 「間が悪い」はなんとなく照れくさい、きまりが悪いことを表します。 例えば、「仕事をしている最中に、携帯を触っているところを見られて間が悪かった」と言います。これは「仕事中に携帯を触るのは禁止されていないがなんとなく恥ずかしい、面目が立たない」という意味になります。 また、「間が悪い」は「ついていない、良い機会ではない」という意味で使うこともできます。 例えば、「せっかく来たのに、定休日で店が閉まっていて間が悪い」といったように言います。これは「わざわざ来たのに、店が休みとは運が悪い」という意味になります。 「間が悪い」の反対語は「間が良い」となります。
例文 「引け目を感じる」という意味
「運が悪い」という意味
「タイミングが悪い」の意味は「物事を行う時期や機会を逃してしまうこと」です。 ちょうど良い時期や頃合いなどがずれたり、不運であることを表します。 「タイミング」は「物事を行うのにちょうど良い時機」、「悪い」は「好ましくない、良くないこと」を意味します。「タイミングが合う」「タイミングを外す」「タイミングをとらえる」といったように使います。 望んでいた時間・好ましい時間にある物事が起こったり、電話がかかって来たり、品物が届いたりしないことを「タイミングが悪い」と表現します。 例えば、ある業者から電話がかかってくることになっていて、連絡が来るまでずっと家で待っているとしますなかなか電話が来ないので、少しの時間住んでいるマンション内にあるコンビニでお菓子を買いに行きます。 その少しだけ買い物に行っている間に、業者から電話がかかっていました。このような場合に「タイミングが悪い」と表現できます。 「タイミングが悪い」の反対語は「タイミングが良い」となります。
例文