「盟友」という言葉をご存知でしょうか。「盟友関係」「盟友である」などと使います。日常会話ではあまり使うことがない言葉なので、知らない方も多いかもしれません。「友」という言葉が含まれていることから、何となく意味はイメージできますが、具体的な意味は分からないですよね。また、似た言葉には「親友」「朋友」「戦友」「悪友」などがあります。どれも違いはないように思いますが、それぞれ意味が異なるのでしっかりと理解する必要があります。そこで今回は「盟友」「親友」「朋友」「戦友」「悪友」の使い分けについて解説していきます。違いを知って、上手く使い分けできるようにしましょう!
「盟友」・・・固い約束で結ばれた友達。固く誓い合った同志 「親友」・・・深刻な話ができるなど、信頼できる親しい友達 「朋友」・・・ただの友達。中国語で「友達」の意味 「戦友」・・・仕事やスポーツなどで、厳しい経験を共に味わった仲間 「悪友」・・・つるんでいても得るものがない悪い友達。親しい仲間のことを親しみを込めて言うこともある
「盟友」は<めいゆう>と読みます。 「盟」は音読みで「メイ」、訓読みで「ちかう・ちかい」と読みます。 「盟」は「固く約束する。約束を結ぶこと」を意味します。 「友」は音読みで「ユウ」、訓読みで「とも」と読みます。 「友」は「ともだち」を意味します。 「盟友」の意味は「固い約束を誓い合った友。同志」です。 ただの友人ではなく、誓いを立てた友人を表します。 「盟友」で知られているのは、『三国志』で劉備・関羽・張飛の三人が同盟を組み、蜀の国を建てた話です。 同じ目的があったからこそ、この三人で無事目標を達成することができました。
例文
「親友」は<しんゆう>と読みます。 「親」は音読みで「シン」、訓読みで「おや・したしい・したしむ・ちかい」と読みます。 「親」は「身近に接して仲が良いこと」を意味します。 「友」は音読みで「ユウ」、訓読みで「とも」と読みます。 「友」は「ともだち」を意味します。 「親友」の意味は「お互いに信用し合っている仲の良い友達」です。 「親友」はただの友達ではなく、極めて仲の良い友達を表します。 どこからを「親友」にするか基準は人それぞれですが、「友人」と違い、深刻な話ができる人・沈黙が流れても苦痛ではない人などが挙げられます。 最近では「親友」を「マブダチ」と表すことも多いです。
例文
「朋友」は<ほうゆう>と読みます。 「ぼうゆう」と読むこともできますが、稀です。 「朋」は音読みで「ホウ」、訓読みで「とも」と読みます。 「朋」は「ともだち」を意味します。 「友」は音読みで「ユウ」、訓読みで「とも」と読みます。 「友」は「ともだち」を意味します。 「朋友」の意味は「ともだち。親しい仲間」を意味します。 「朋友」はとても仲が良いという意味合いではなく、単なる友達を表します。 「知己朋友(ちきほうゆう)」という言葉があります。「知己朋友」は「自分のことをよく知っている友達」を表します。
例文
「戦友」は<せんゆう>と読みます。 「戦」は音読みで「セン」、訓読みで「いくさ・たたかう・おののく・そよぐ」と読みます。 「戦」は「敵と争うこと。たたかうこと」を意味します。 「友」は音読みで「ユウ」、訓読みで「とも」と読みます。 「友」は「ともだち」を意味します。 「戦友」の意味は、
です。 元々「戦友」は「生活を共にし、戦闘に従事する仲間」を表していましたが、比喩的に「仕事やスポーツにおいて、手厳しいことを共にする仲間」を表す場合にも使うようになりました。
例文
「悪友」は<あくゆう>と読みます。 「悪」は音読みで「アク・オ」、訓読みで「わるい・あし・にくむ」と読みます。 「悪」は「正しくない。まずいこと」を意味します。 「友」は音読みで「ユウ」、訓読みで「とも」と読みます。 「友」は「ともだち」を意味します。 「悪友」の意味は「良くないともだち。ワルの友人」です。 「悪友」は、自分がつるんでいても得るものがない悪い友達を表します。 また、「悪友」は気心知れた仲間や友人のことを親しみを込めて呼ぶ名称として用いることもできます。 昔からの付き合いである友達や、特に仲良くしている友人を指して使うことが多いです。
例文
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