「無用」「不用」「不要」という言葉をご存知でしょうか。「天地無用」「不用品」「不要な買い物」といったように使います。では、「無用」「不用」「不要」の意味についてしっかりと知っているでしょうか。この3つの言葉は日常会話においても、使うことが多い言葉です。ただ、3つとも非常に似ているので区別することが難しいですよね。正しく使うためには、違いについて適切に知っておく必要があります。そこで今回は「無用」「不用」「不要」の使い分けについて解説していきます。正しく覚えて、上手く使い分けできるようにしましょう!
「無用」・・・役に立たないこと、禁止されていること 「不用」・・・使っていたが必要となくなったもの、使用しないもの 「不要」・・・最初から必要のないもの、なくても問題がないもの
「無用」にも「不用」や「不要」のように、「必要のないもの、いらないもの」という意味がありますが、それ以外にも「禁止されている、やる事がない」とたくさんの意味が含まれています。
「無用」は<むよう>と読みます。 「無」は音読みで「ム・ブ」、訓読みで「ない」と読みます。 「無」は「〜がない、〜でない」を意味します。 「用」は音読みで「ヨウ」、訓読みで「もちいる」と読みます。 「用」は「ものの作用や機能」を意味します。 「無用」の意味は、
です。 「無用」は「ご無用」という形で用いられることも多いです。「心配ご無用」だったら「心配しなくて良いです」という意味になります。 「無用」を用いた表現には、「無用の用」「無用の長物」などがあります。それぞれ「一見役に立たなそうだが、大事な機能を果たす」「役に立たず足手まといになるもの」を意味します。 よく使われる表現としては「天地無用」があります。 「天地無用」とは「上と下を逆さまにしないように」という意味です。 「無用」の反対語は「有用」です。「有用」は「役目を果たすこと」を意味します。
例文 「役に立たない」という意味
「するべき事柄がない」という意味
「いらない」という意味
「やってはいけない」という意味
「不用」は<ふよう>と読みます。 「不」は音読みで「フ・ブ」、訓読みで「ず」と読みます。 「不」は「〜ない、〜でない」を意味します。 「用」は音読みで「ヨウ」、訓読みで「もちいる」と読みます。 「用」は「ものの作用や機能」を意味します。 「不用」の意味は、
です。 使っていたものの、もう必要としなくなったものを「不用」と表します。例えば、「不用な物を捨てる」「不用な本を売る」といったように使います。 「不用品の回収をする」とよく言いますが、これは「いらなくなった、使わなくなったものを回収する」という意味になります。 「不用」の反対語は「入用」です。「入用」は「物事を行うのに必要なこと」を意味します。
例文 「役に立たない」という意味
「いらない」という意味
「不要」は<ふよう>と読みます。 「不」は音読みで「フ・ブ」、訓読みで「ず」と読みます。 「不」は「〜ない、〜でない」を意味します。 「要」は音読みで「ヨウ」、訓読みで「かなめ・いる」と読みます。 「要」は「使えるもの、なくてはならないもの」を意味します。 「不要」の意味は「いらないこと、不要なこと」です。 「不要」は「なくても問題ないもの、困らないもの」を表します。使っていたものが必要としなくなるという訳ではなくて、はじめから必要としていないもの、いらないものを表します。 例えば、「不要な物を買う」といった場合は「なくても困らないような物を買う」という意味になります。 「不要不急」という言葉があります。これは「大事なものでもなくて、急ぐ必要もないこと」を意味します。 「不要」の反対語は「必要」です。「必要」は「欠かすことのできないこと」を意味します。
例文
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