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「何よりです」は敬語?上から目線?正しい使い方と言い換え表現

「何よりです」は敬語?上から目線?正しい使い方と言い換え表現

「何よりです」という言葉をご存知でしょうか。「お元気そうで何よりです」「楽しそうで何よりです」といったように使います。では、「何よりです」とはどのような意味なのでしょうか。「何より」は映画や小説などで、見聞きすることが多いですよね。「何よりです」と聞くと丁寧なイメージを抱きますが、敬語として使うことはできるのでしょうか。普段よく使う言葉でも、色々と知らないことがありますよね。そこで今回は「何よりです」の意味や使い方、例文、類語について解説していきます。正しく覚えて、上手く使えるようにしましょう!

「何よりです」の意味

「何よりです」は、「何より嬉しいです」の「嬉しい」の部分が省略された慣用表現になります。 「何より」というのは、「他の物事よりも優れていること、この上なくまさっていること」を意味します。 「何より」は「最上であることを表す語」です。 相手の喜びや興奮に共感して、自分も喜ばしい気持ちを表現するときに使う言い回しになります。 それでは次に「何よりです」の使い方を見ていきましょう。

敬語?上から目線?「何よりです」の正しい使い方

「何よりです」は正しい敬語なのでしょうか?それとも上司や取引先に対して使うと上から目線なのでしょうか? まずは敬語のおらさいです。敬語には3種類あります。

3種類の敬語 ・「尊敬語」・・・相手の動作を高めて言い表すことにより、敬意を表現する語 ・「謙譲語」・・・自分や身内の動作をへりくだって言い表すことにより、相手を立てる語 ・「丁寧語」・・・話し手が相手の有無に関わらず敬意を直接表したり、ものごとを丁寧に表現する語

「何よりです」は、丁寧語「です」が文末に付いているので、丁寧語にあたります。尊敬語や謙譲語ではありませんので注意してください。 よって、文法的に正しい敬語になります。 文法的に正しい敬語でも言い回しや状況によっては、失礼な印象を相手に与えてしまったり、上から目線な響きになってしまうことがあります。 しかし「何よりです」という表現に関しては、その心配は必要はありません。上司や取引先などの目上の人に使っても問題ありません。 「何よりです」は下記のような言い回しで使うことがあります。 ・何よりです ・それは何より ・何よりだね ・何よりでした 「です」を省略したり、「だね」に変更すると、敬語ではなくなってしまうので、目上の人に使うことができません。 例えば、『宝くじが当たったんだ』『それは何よりです』といったように使います。「何よりです」を使うことで、相手の状態に対して喜んでいる様子を伝えることができます。

「何よりです」の例文

「何よりです」の例文を紹介します。

・連絡が届くまで不安でしたが、家族全員無事とのことで何よりです。 ・先日まで入院されていたということですが、お元気になって何よりです。 ・転勤先で馴染めるかと心配しておりましたが、充実した毎日でとても楽しそうで何よりです。 ・大変ご無沙汰しております。相変わらずお元気そうで何よりです。 ・お役に立てて何よりです。また何かございましたら、全力を尽くして取り組んでまいります。 ・家庭のことで悩んでいた彼女だが、離婚して笑顔が増えて幸せそうになり何よりだ。 ・彼らも事件が発生したとき現場近くにいたそうだが、巻き込まれたり怪我がなくて何よりだ。 ・先生は他の子の作品よりも、彼女が描いた絵を高く評価してくれて何よりです。

「何よりです」の言い換え

良かったです(ね)

「良かったです」は「良い」の過去形「良かった」+「です」で成り立っています。 「良い」は「望ましい状態、好ましい状況」を意味します。 「です」が使われているので丁寧語ですが、「良かったです」は日常会話でも頻繁に使用され少しカジュアルな響きがあるため、状況や人によっては目上の人に対して使うのは避けた方が無難かもしれません。 親しい間柄の相手や同等に「良かったです」と使うのは問題ありません。ただ、上司や取引先などに「それは良かったです」と言ってしまうと失礼な印象を与えてしまいます。

例文 ・先日開催されたイベントは新しい試みが行われていて、本当に良かったです。 ・久しぶりに会った友達は特に変わったところがなくて、元気そうで良かったです。

よろしかったですね

「よろしい」は「良い」の丁寧な言い方です。 目上の人には「良い」ではなく、「よろしい」を使った方が丁寧な印象を与えることができます。 「良かったです」ではなく、「よろしかったですね」だと堅い響きになり、「何よりです」と同じように使うことができます。 「よろしかったですね」も「何よりです」と同じく相手の状況に対して使います。 例えば、『アイス食べたら当たり棒が出たんだ』『それはよろしかったですね』といったように使います。「よろしかったですね」を使うことで、相手の状態に自分も喜んでいることを表すことができます。

例文 ・『プロジェクトが成功したんだ』『それはよろしかったですね』 ・『資料作成に時間がかかるかと思っていたけれど、すぐに終わったんだ』『それはよろしかったです』

ようございました/よろしゅうございました

上記で「良かったです」は目上の人に使うと、失礼に当たると説明しました。 「良かったです」を丁寧な表現にするには、「です」の部分を「ございます」に変える必要があります。 この場合は「良かったございます」となるのではなくて、「ようございました」「よろしゅうございました」となります。 「ようございました/よろしゅうございました」は、「何よりです」よりもかなり丁寧な表現なので、ビジネスシーンでのみ使われる表現です。 逆に丁寧すぎて慇懃無礼(いんぎんぶれい)にあたる可能性があり、相手はむしろ馬鹿にされていると感じるかもしれませんので、注意が必要です。 余程のことがない限り、現代ではビジネスシーンで「ようございました/よろしゅうございました」を使う機会はないでしょう。

例文 ・プロジェクト実行に関して、少しでもお役に立つことができてようございました。 ・無事にお子様と会うことができたと聞いてよろしゅうございました。

(私も)嬉しく思います

「嬉しい」は「好ましい事態になって心が踊ること、気分が良くなること」を意味します。 「嬉しく思います」は直接的な表現で、相手の状況に喜んでいることを伝えることができます。 良いことがあった場合は「嬉しく思います」を使うことで、楽しい・快いという気持ちを伝えられます。 相手に何か良いことが起きて気持ちが踊っていたり、ウキウキしている場合に「私も嬉しく思います」と言うことで相手の状態を良く思っていることを表すことができます。

例文 ・『第一希望の学校に合格することができたよ』『それはおめでとうございます。私も嬉しく思います』 ・『実は来週で退院することが決まったんだ』『退院おめでとうございます。無事に退院できて私も嬉しく思います』

安心いたしました/ありがとうございます/◯◯さんのおかげです

例えば、上司などが自分の状況や結果に対して褒めてくれたときに「何よりです」と使うこともありますよね。 そのように、自分の状況に対して嬉しく思う、と目上の人に伝えるときは、「何よりです」以外にも ・安心しました ・ありがとうございます ・◯◯さんのおかげです などと言うことが可能です。 「安心いたしました」は自分の言動や状態を褒められて、『落ち着いた、ホッとした』といった気持ちを伝えたい場合に使います。 褒められた場合は「ありがとうございます」と言うだけでも、感謝の気持を伝えることができます。 「おかげ」は「他からの協力があったから、良い成果を上げられた」という意味で使われています。 褒められた時は「そんなことないです」「いえいえ」と謙遜するよりも、そのことに対してしっかりと感謝の気持を伝えるのが良いです。

例文 ・ありがとうございます。◯◯さんのお言葉はとても励みとなります。 ・今回の企画が上手く進んだのは◯◯さんのおかげです。こちらこそありがとうございます。

「何よりです」の英語

「何よりです」は英語で「I'm happy to hear that.」になります。 直訳すると「そのことが聞けて嬉しいです」になります。 相手にとって喜ばしいことがあり、その報告を受けたときに、返事として使う表現になります。

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まとめ

「何よりです」について理解できたでしょうか? ✔︎「何よりです」は「何より嬉しいです」の「嬉しい」の部分が省略された慣用表現 ✔︎「何よりです」は相手の喜びや興奮に共感して、自分も喜ばしい気持ちを表現するときに使う ✔︎「お元気そうで何よりです」「無事で何よりです」「幸せそうで何よりです」などと使う ✔︎「何よりです」の言い換えには、「良かったです」「安心いたしました」などがある

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