「横柄」の意味と使い方、読み方、類語「横暴」「傲慢」との違い、対義語、英語について解説します。また、職場や客、女性にいる横柄な態度の人の特徴と心理、対処法、末路も説明いたします。人間関係を円滑にするための書籍も記事の最後に紹介しております。
「横柄」は「おうへい」と読みます。 「横」は、音読みで「オウ」と読んでいて「柄」は、音読みで「ヘイ」と読んでいます。 「よこがら」「おうがら」と読み間違えてしまうことが多い漢字なので注意してください。
「横柄」の意味は「偉そうな態度で人を見下す様子」です。 例えば、自分より下だと思っている相手に対して威張ったり、無遠慮な態度をとるといった人を見下した様子を「横柄」と表現することができます。
といった言い回しで使用されます。 つまり、簡単に言うと「横柄」は「偉そうである」「威張っている」といったニュアンスです。 悪い意味で使用される言葉であると思っていていいでしょう。
「横柄」の語源は「押柄」という言葉にあると言われています。 「押柄」は、「押しの強い人」という意味で使用されていた言葉ですが、この「押柄(おしから)」が音読みされて「おうへい」と読まれるようになり、「押柄(おうへい)」の当て字が「横柄」「大柄」となっていったと考えられています。 なぜ「横」という漢字が当てたのかというと、、「横車を押す」という、「道理に合わないことを無理に押し通そうとする」という意味がある言葉の「横」を「強引」という意味で当てているようです。 ちなみに、同じく「押柄」から当て字で使用されるようになった「大柄」は、「おおがら」と読むと「体が平均より大きい」という意味になり、「大柄」を「おうへい」と読むと「横柄」と同じで「偉そうに無遠慮な態度をとる」という意味になりますので、覚えておくといいでしょう。
「横暴」は、「おうぼう」と読みます。 「横暴」の意味は、「権力や勢力があることをよいことに、ワガママで乱暴な行いをすること」です。 例えば、ワガママで自分の思い通りに物事を動かすために脅すような発言をしたり、暴力を振るってしまったりするような人を「横暴」と言い表します。 主に、周りの意見を聞かずに自分の考えを強引に押し通そうとすることを「横暴だ」と言ったり、暴力を振るわずとも「俺の言うことは絶対に聞けよな!」と文句が言えないように圧力をかけてしまうことを言います。
例文
「傲慢」は「ごうまん」と読みます。 「傲慢」の意味は「調子づいて人を馬鹿にすること、人を見くびって礼を欠くこと」です。 偉そうにしていて、人を見下すような態度や行動をすることを表します。 「傲慢」は自分よりも下の人物を馬鹿にしたり、自分が優れていると思い上がっている人を表す場合に使います。 例えば、「彼女は傲慢で嫌な女だ」「彼のように傲慢な人にはなりたくない」といったように言えます。
例文
意味:思い上がってひどく偉そうに人を見下した態度であること 例文
意味:偉そうに相手をおさえること 例文
意味:プライドが高くて人を見下す態度をとること 例文
意味:偉そうに構えていること 例文
意味:相手に対して威圧的な態度をとること 例文
意味:一人の人間が全ての権力を握って物事をすすめる様 例文
意味:自分の思い通りに振る舞おうとする人 独裁的 例文
意味:自分が優れていると思い、人を馬鹿にすること 例文
意味:人を見下すように偉そうに振る舞うこと 例文
意味:人を見下すような態度を取ること 例文
意味:相手を見下すような無礼な態度 例文
謙虚 意味:控え目で素直に人の言うことを聞くこと 例文
意味:思ったまま行動するのではなく、控えめに振る舞うこと
卑屈 意味:自らを劣ったものだといじけること 例文
意味:自らを劣ったものだとへりくだること 例文
意味:思ったまま行動するのではなく、とどめて事を行うこと 例文
意味:行動をつつしむこと 例文
意味:行動をつつしむ傾向があること 例文
意味:相手に対して態度や行いをへりくだること 例文
「横柄」を意味する代表的な英語は「arrogant」です。 「arrogant」は「エラガント」と発音します。 「優美」を意味する「elegant(エレガント)」と発音が(日本人にとって)似ているので注意してください。
I found Bill so arrogant and rude that I decided not to hang out with him anymore.
ビルは横柄で失礼なやつだと思ったので、二度と遊ばないと決めた。
「横柄」を意味する英語には「bossy」もあります。 「上司、上長」を意味する英語「boss(ボス)」を形容詞化したものです。 「bossy」とは「(上司みたいに)いつも何をすべきか命令する」という意味です。
Bill seems bossy, but it's Ann who really wears the trousers in that relationship.
ビルは横柄に見えるけど、実は家庭ではビルはアンの尻に敷かれているんだよ。
※「wear the trousers」は直訳すると「ズボンを履く」ですが、イディオムで「(人間関係で)主導権を握る」という意味になります。
横柄な人はワガママな性格をしています。 本人はワガママを言っているつもりはありませんが、物事は基本的に自分を中心に考えているので周りのことを考えられません。その様子は周りから見れば、ワガママに映ってしまいます。 自分の思い通りにならないという状況がとにかく許せず、自分の思い通りにならないと不機嫌になったり態度に出ることが多いです。小さな子どもみたいですよね。
横柄な人は、「世界の中心にいるのは自分」という勢いで話してくるのでとんでもなく上から目線で物事を言ってきます。 特に人に何かをやってほしいと頼むときや指示を出すときに「〜しろよ」「〜やっといて」といった「やってもらって当たり前」といった言い方が目立ちます。 頼まれる側の気持ちや都合を考えることは一切しないのが、横柄な人であると言えるでしょう。
「他人に興味がない」というのも、横柄な人の特徴であるといえます。 他人に興味がないからこそ、相手の立場に立って物事を考えることができず相手の気持ちを100%無視した言動をしてしまいます。 つまり、自分の中で他人の存在なんて「ない」ということになっているのです。 だから自分勝手で図々しい行動や言動をしてしまうのでしょう。 例え横柄な態度をとって嫌われても、他人に興味がないので痛くも痒くもありません。
横柄な人は、自己中心的で自分の思い通りにならないことがあると、すぐに感情的になります。 自己中心的な人は自分の感情がすべてなので、納得いかなければイライラしてそれを公にしてしまうようなところがあるのです。 それによって「周りがどういう気持ちになるか」ということはあまり考えていません。 自分の怒りを発散することしか考えていないのでしょう。
横柄な人は、飲食店などお店を利用する場合に「お客様は神様だ」と思っている「クレーマー」が多いです。 何かとケチをつけてとんでもなく横柄な態度でお店の人に文句を言うのです。 お客さんだって、働いているお店の人がいないとお店を利用することができないのに「お客は神様のように扱われるべき」と思って横柄な態度をとるのはおかしいですよね。 横柄な人は、店員を見下しているので「〜持ってきてよ」なんて敬語も使わずに顎で使ったりすることもあります。
横柄な人は他人から何かしてもらっても、ありがたさを感じられません。 むしろ自分中心であるためにしてもらって当たり前かのような振る舞いをします。 また、相手に迷惑をかけても「ごめんなさい」が言えないことも。 「私が○○だと思ったんだからしょうがない」ぐらいの考えで、絶対に謝りません。 万が一自分が悪いと気付いても、横柄な人は自分が良ければ構わないと思っているのでしょう。
横柄な人って、「自分は偉い」「自分がすごい」と思っていて基本的に武勇伝を語りがちです。 「昔さ〜...」とかいって聞いてもいないのにペラペラと自分の過去の栄光に浸って語ります。 他の人が話している間も割り込んで入ってきて自分の話をし続けるなんてことも。 また、誰かが話そうとしても自分の話したいことがあれば止めることをしません。 横柄な人は自分を中心に世界が回っているので、自分の経験や考え方にしか関心がありません。 話を聞いてもらいたいという気持ち以上に、自分のことを語っていることに酔いしれていたりするのです。
横柄な人は、時間にルーズです。 学校や会社の遅刻はしょっちゅうですし、人との待ち合わせにも平気で遅れてきます。 待ち合わせに遅れる理由が仕事などやむを得ない事情があるのなら待たされた方も許せますが、寝坊だったりそういった類だと、信用を失くしますよね。 横柄な人は、自分の都合を第一優先にするので平気で周りの人に迷惑をかけます。 待たせてしたりして迷惑をかけることに対して罪悪感がまったくなく、「待っていてもらって当たり前」だと思っています。
横柄な人は自分の都合を優先するので、会社の規則やみんなで決めたルールなどを守らないことが多くなっています。 むしろ、自分がルール!ぐらいの勢いで自分の考えなどを押し付けてきます。 ルールを守れと言えば逆ギレしてくるし、会社の規則を説明すれば嫌になって来るのをやめてしまうなんてことも...。 とにかく横柄な人は自制心がなく社会に合わせることが出来ずに規則やルールを守れないのです。
横柄な人は自分の都合だけで生活しているので、ドタキャンが多いです。 前もって人と会う予定を決めていたのに直前になって他に行きたい用事が出来たり、気分的に出かけたくなくなったりしてドタキャンしてきます。 相手に対して悪びれた様子もなく、大した謝罪もしません。 どうしても他の誘惑に勝てないので、他人に嫌われるようなことをしてでも自分の欲望を優先してしまうのでしょう。
横柄な人は、自分の思い通りにならないと愚痴や文句を言い始めます。 「俺は(私)はこうしたいのに」「あいつばっかり優遇されてる」「こんなんじゃ俺(私)の思うようには出来ない」などと、自己中な愚痴がかなり多くなっています。 例えみんなで決めたことでも会社で決まっていることでも文句を言います。 また、大したことじゃないものに対しても愚痴を言い始めることも多い。 自分のことしか考えられないのでもう少し我慢しようとか、そういったことを判断出来ないのです。
横柄な人は、自分の立場をすぐに守ろうとします。 そのため自分のミスを認めないことが多いです。 さらにひどい時は、平気で他人にミスをなすりつけたりしてきます。 「それは○○さんです」なんて、平然とした顔で言うんですよね。 すぐにバレることもありますが、連帯責任として注意されてしまうこともあるので特に職場では横柄な人との関わり方には注意したいものです。
横柄な人は、相手が傷付いてしまうようなことでも平気で発言します。 「太った?」「肌汚いね」「どうしてこんな事も出来ないの?」など、思ったことをそのまま言ってしまいます。相手を傷付けようという魂胆はなく、ただただ思ったことが口から出てしまっているんです。 しかし、自分が同じように傷つくことを言われるとブチギレます。 本当に自分勝手ですよね。周りからはどんどん人がいなくなっていきます。
幼少期に両親や周りの大人たちから甘やかされて育ってきた人は、家庭内でいつでも自分が一番偉いという状態が当たり前になってしまいます。 欲しい物は買い与えられて、悪いことをしても怒られずワガママも全て聞いてもらえたような子供だった場合、大人になってもその部分が残ってしまいます。 だから「自分が一番偉い」と思ってしまうし、謙虚になれないのです。 その時は子供が喚いたりすることを制するためであったり、我が子が可愛くて甘やかしてしまったのかもしれませんが、大人になってからもワガママで人を見下すような横柄な態度をとってしまうのは問題ですよね。
横柄な人って自信満々だから故に偉そうな態度や言動をしていると思われがちです。 しかし、横柄な人の中には実は自信がない人もいます。 自信がないことを隠すために、虚勢を張っているんです。 誰かが主導権を握ることで、自分が出来ないということが明るみに出てしまうのが怖いのでしょう。そのため、自分の弱みを隠すために威張って誰よりも強いということをアピールしてしまうのです。 できないことや自分の弱さを克服しようと努力するのではなく、隠すことを考えてしまうなんて自己中心的ですよね。
横柄になってしまう原因にプライドの高さもあるでしょう。 横柄な人は自分が1番であり、常に意識が自分に向いています。 常に注目の的でありたい、中心にいたいという気持ちが強すぎることで横柄な態度をとってしまうのでしょう。 本来英語での「pride」はポジティブな意味で使います。 自分にプライドを持つことは大切なことですが、プライドの高さが原因で誰よりも優位に立ちたいという欲求がでてしまうのは問題ありますよね。
横柄になってしまうのは、「他人を受け入れられない」という心理があるということも考えられます。 特にこれといって何をされたというわけではなくても受け入れることができず、攻撃的で横柄な態度をとってしまうのです。 自分に自信がないからこそ相手を認めることができず、はじめから「バカにされるものか!」と戦闘体制をとってしまうのでしょう。 横柄な人は自分のことも受け入れられない、他人のことも受け入れられないので、非常に苦しい世界で生きているのかもしれませんね。
横柄な人は、常に自分が周りから認められることだけを考えています。 そのためいつでも自分の話をばかりしてしまったり、「どうだ!私(俺)ってすごいだろ?」と威張ってしまうのです。 承認欲求が強いということは、上述しているように裏を返せば自分に自信がないんですよね。 誰かに認めてもらわないと不安になってしまうということです。 横柄な人にとって「自分の言うことを聞いてくれる人」=「自分を認めてくれる人」なのでしょう。 横柄な人って、意外と誰よりも繊細で傷付きやすいことが多いです。
横柄な人は、支配欲が強いということも考えられます。 「支配欲」とは、「相手を支配して自分の思うように動かしたい」という欲望のことです。 この「支配欲」が強いが故に、人に対して横柄な態度をとってしまうことが多いです。 例えば、彼氏や彼女に対して「異性と口をきくな」といったような横柄な態度をとる人っていますよね。そういった人は恋人を支配していたいという思いが強いから、恋人に対して横柄な態度をとってしまうんです。
横柄な人は、自分が相手よりもとにかく優位でないと気が済まないという心理があることが多いです。 とにかく馬鹿にされたくないし、自分が優位でいたいからこそ横柄な態度をとってマウンティングをしているような状態なのです。 誰かに指図をされるのも嫌いで、「とにかく人に言うことを聞かせたい」「支配したい」という欲が強いのです。 本当は自分のダメな部分にも気がついていて、ダメなところを隠したいからこそ強気な態度をとってしまうのかもしれません。
ストレスが溜まっていると、自制心が欠如して横柄な態度をとってしまいがちです。 常に心がリラックスせず負の感情がうごめいているのでしょう。 職場などで
など、自分自身ではどうにも出来ないストレスが溜まると無意識にストレス発散をしようと、周りに対して攻撃的になってしまうことはよくあることです。
横柄な人が身近にいる場合、必要以上のコミュニケーションをとらないことをオススメします。 横柄な人とコミュニケーションをとっていたって、イライラするだけです。 だったらはじめから「横柄な人」として適度な距離を保ちましょう。 関わらないことが一番ですが、職場の人など毎日顔をあわせる人の場合そういうわけにもいきませんよね。 仕事に関わることはきちんと話して、プライベートなことは一切話さないといった関係性を保ちましょう! 向こうがプライベートな事を話してきてもこちらは話さないというスタンスでいるなど、一歩距離をおいた関係でいることが1番です。
横柄な人に対しては、適度におだてておくのが楽です。 特に職場の先輩や上司に対しては、内心「(ほんっっとアホだな〜)」と思いながら適度におだてて気持ち良くさせておきましょう。 敵に回したり、ちょっとでも相手の不都合な言動をしてしまうと、嫌なことを言われたり迷惑をかけてきたりします。 ただ、おだて過ぎると調子に乗ったり親友や理解者として認定されてしまうことがあるので、あくまで「適度に」おだてておきましょう。
横柄な人は、「あれやっといて〜」とか、「これちょうだい」とか平気で言ってきます。 しかし、何かを強要されたりした場合に自分では無理だなと思うところは断りましょう。 本当は無理だと思っていることを無理にやってしまうと、自分自身の体や心が壊れてしまうことがあります。 例え頭ごなしに怒られることになろうとも、絶対に無理だと思ったことはやらないということだけは頑張ってみてください。 横柄な人の自分勝手な頼みを聞いていると、「言うことを聞いてくれる人」としてどんどん利用されてしまいます。 嫌なことや無理なことはハッキリ断って、「こいつは自分より下の人間だ」と思わせないことが重要です。
横柄な人は、自分の意見が一番正しいと思っているし、なかなか歩みよろうとしてくれません。 なので、「いや、それは違うでしょ」と、否定するような言い方をしてしまうとムキになってしまうし、「やっぱりみんなわかってないわ!」と、余計に孤立してしまう可能性が高いです。 なので、否定をするような言い方ではなく「そういう考えもいいのだけど〜・・・」と導くような話すように心がけてみてください。 横柄な人に物申す場合は、受け入れやすい言い方・環境であることが非常に大切です。
「実は最近友達に横柄な人がいてさ〜」と違う人を指摘するフリして、本人のことを言うというのもありでしょう。 「ほんとうざいよね〜マジ迷惑〜」と言えば、相手が「自分のことだ」と気がついていればギクリとするはずです。 自分のことだとは気づかずに「そんな人とは縁切りなよ」「その人頭おかしいよ」「そんな人と関わっているあなたも頭おかしいよ」と偉そうに言われて逆にイラっとさせられてしまう可能性も高いのですが...。 ダメ元で試してみてもいいでしょう。
横柄すぎる人は、周りの人から嫌われてしまいます。 横柄な人の周りにいる人たちは、みんな嫌な思いをしていますからね。 職場ではなんとか関わっているかもしれませんが、心の中では嫌っていて当然。 みんな大人なので何も言いませんが、本人のいないところでみんな頭を抱えているでしょう。 横柄な人のいない飲み会では話題に出る可能性大です。むしろ話題に出したくて、横柄な人を呼ばずに飲み会を開くかもしれません。 みんながその気持ちを共有してしまうと横柄な人に対してどんどん冷たくなっていき、どんどん孤立していってしまうでしょう。
横柄な人は、家族に対しても「自分が一番えらい」という横柄な態度をとってしまいがちです。 ということは家でも横柄な態度をとっていて、家族もかなりのストレスを感じていることでしょう。 そのような状態で、結婚生活がうまくいくとは思えませんよね。 対家族にだって、思いやりは大切です。 なので、横柄な人は結果的に結婚をしても離婚をしてしまう人が非常に多いです。 離婚までいかなくても、喧嘩が絶えないなど問題を抱える可能性が高いと言えるでしょう。
「情けは人のためにならず」という言葉の本当の意味をご存知でしょうか。 この言葉の意味は、「親切は相手の為にならない」という意味ではなく、「善い行いは自分に返ってくるかから、親切は結局自分の為になる」という意味なんです。 これは、「善い行い」に限らず、悪い行いも自分に返ってきます! つまり、横柄に振る舞って不愉快な思いをさせていると、同じように自分自身が不愉快な思いをするような出来事が必ずおこってしうのです。 横柄な人は人に感謝をされるどころか恨みを買っていることのほうが多いですからね。いつの間にか自分の立場がなくなってしまっているかも...。
横柄な人に待ち受けているのは、孤独です。 周りの人も最初のうちは我慢していますが、やっぱり横柄な人とは一緒にいたくないですよね。どんどん人が離れていきます。 横柄な人って周りから指摘されても反省や改善をせずに「どうしてそんな風に言われなきゃいけないんだ!」と言ってしまうんですよね。 結局いい人間関係が築けない上に、家族にも嫌われ、天涯孤独になってしまう人も少なくありません。 最終的に孤独死してしまっても、身元を引き受けてくれる親族すらいないなんて人も多いんですよ。
横柄な人は「自分の意見が一番正しい」と思いこんでいることが多く、周りの人の話を聞きません。 なので、まずは人の話を最後まで聞く習慣を付けましょう。 「自分の意見だけが全てではない」ということを頭に入れて、例え違った意見の人がいても最後まで相手の意見を聞き、素直に受け入れることが大切! とくに会社など組織に属しているような場合では、自分本位にならず協調性を持つことで周りの人との関係性も良くなっていくはずです。
どんな理由であれ、相手のことを否定してしまうと相手が傷ついたり不愉快な気分になってしまいます。 それきちんと意識して、「相手の意見を尊重すること」を意識するべきなのです。 「それは違う!」と思っても「そうなんだね」とまずは受け入れることが大切です。 自分の意見を述べることはいけないことではありませんが、伝え方が重要です。 「間違っているだろ」や「それはおかしい」などと否定的な言葉を使ったり、バカにしたような発言をすると「横柄な人だ」と言われてしまいます。
何か発言をしたり行動をしたりする前に、一度考えるクセをつけましょう。 思った瞬間に発言をしてしまうと周りからは感情的でワガママだと思われてしまいます。 特に怒っている時や焦っている時は、落ち着いて必ず一度考えるようにしましょう。 考えることで冷静になって、感情的で横柄な発言は免れます。 また思いついたことを行動する時も必ず一度考えましょう。 即断即決も大事ですし、行動力ももちろん大事です。 しかし、その行動が周りの人を不愉快にしないか迷惑をかけてしまわないかということをしっかり考える必要があります。
社会人として当たり前のことですが、自分の意にそぐわなくてもルールやマナーを守るようにしましょう。 どんなに偉い人であったとしてもルールは守らなければいけないものです。 守れないのであれば、所属するのを辞めてください。ただ迷惑なだけです。 格好良くもないですし、何の得にもなりません。 しつこく言いますが、ルールは必ず守る!を徹底しましょう。
横柄な態度や発言、行動をしてしまうと周りの人は必ず不愉快な思いをします。 例え他人に興味がなくても、周りを見るように意識してみてください。 今誰がどう思っているのだろう、、、ということを意識してみると、自然と相手を思いやった言動、行動をとることができるはず。 周りを意識できるようになれば、空気が読めるようになって横柄な態度を改めることができるのではないでしょうか。
自分だけの視野で物事を見ていると、視野が狭まって自分だけの価値観で物事を決めつけてしまいがちです。 様々な価値観に触れることで視野を広げることができますし、物事の様々な考え方を受け入れられるようになります。 視野の広げ方は、本を読む、ドラマや映画を観る、講演会や勉強会に参加するなどが良いでしょう。 あなた以外の人がどういう考えを持っているのかを知ることで、これまでの横柄な態度を改めることができます。 ただ、あなた自身が持っている価値観も正直に伝えることも大切です。しかし強要をしたり主張しすぎたりしないように気をつければいいという話です。
横柄な人って見下している相手には偉そうな態度をとりますが、自分より上だと思っている人に対してはヘコヘコ下手にでたりします。 横柄な性格を直したいのなら、人によって態度を変えるのはやめましょう。 むしろ誰であっても自分より「上の人」だと思って謙虚な態度で接するべきです。 人によって態度を変えていると、不愉快な思いをさせるだけではなく信用も失います。 損得を考えることなく思いやりをもって、誰であっても平等に接しましょう。
横柄な人って、どんなときでも高圧的な発言が目立ちます。 高圧的な発言は、言っていることがどんなに正しくても聞いている人が不愉快になってしまいますよね。高圧的な発言はどんな相手、どんな場面であっても控えるべきです。 特に注意したいのが、怒りの気持ちが沸き起こってカッとなってしまうとき。 どんな時でも相手の立場になって発言をする思いやりの気持ちをもつことを心がけるべきでしょう。
「自分はこうなんだ!」という意思で突っ走りすぎなようにしましょう。 横柄な人は、やっぱり自分勝手で自分の利益優先! そして「自分の意見が一番正しい」と思いがち。 「自分の意見だけがすべてではない」ということを頭に入れておけば、例え違った意見の人がいても「反論しやがって!」というイラだちを抑えることができるはずです。
横柄な人は自分が一番正しくて、なんでも一人でできるなんて思っているかもしれません。 しかし、本当にそうでしょうか。 色々サポートしてくれる人がいるはずです。 感謝の気持ちを忘れてしまっては、横柄というだけではなく人間としても終わってしまいます。 きちんと感謝の気持ちをもって、相手に「ありがとう」と伝えましょう。 そして、自分も「誰かの為になること」を意識して感謝される存在になることを意識してくだい。 そうすれば協力し合うことの大切さがだんだんとわかってきて、損得関係なし誰かを助けるために動いたりすることができるはずです。
どんな人にも短所と長所があります。 自分にできないことをできたり単純に凄いなって思うことってありますよね。 他人を尊敬する気持ちがあると、相手の意見を尊重して素直に受け入れることができるようになるはずです。 他人を尊敬せずに見下してばかりだと、協調性のない行動を平気でとってしまいます。 「それぞれに尊重すべきだ」と思う気持ちが、横柄な態度を改めるきっかけになるのではないでしょうか。
そもそも横柄になってしまう理由の一つに、教養の欠如があるかもしれません。 それによって人に嫌がられるような言動を取っている可能性もあります。しかし本人は気付くことが出来ないのです。そうなのであれば、この際教養を身につけて人と円滑にコミュニケーションが取れる体制を整えていきましょう。 教養を身につける方法としては、本を読む、講演会に参加するなどが考えられます。 大人になってからでも全然遅くないので、ぜひ自分のために楽しく勉強をしてみましょう!
横柄な人は、自分のことしか考えられていないんですよね。 それって、自分のことでいっぱいいっぱいで心に余裕がないからということが多いんです。 自分の心に余裕がない人は、やはり人に気遣いすることはできません。 例えば、筆者が飲食店で働いていたときの話しなのですが、朝に来るお客様のほうが圧倒的に横柄な態度の人が多かったです。 やっぱり朝は急いでいるから余裕がなく、イライラして横柄な態度になってしまっていたのでしょう。 休日など休めるときはしっかり休むこと、時間に余裕をもって行動をすること、自分自身がきついと感じるときは自分も周りに頼ることが大切であると言えるでしょう。
横柄な人は、「人は自分の為に動いてくれるのが当たり前」だと思っていますよね。 反対に自分が他人の為に行動することに抵抗があるのではないでしょうか。 横柄な性格を直したいと思うなら、ボランティアなど自分の為ではなく、相手のためにということを意識して活動をしてみましょう。 そしてお金にはならないかもしれないけれど、自分はそれで何を得ることができたかじっくり考えてみましょう。 喜んでいる人の顔や、感謝してくれている人を思い出すと、気分がよくなりませんか? 打算的に考えるべき場面と、そうではない場面を判断できるようになるべきであると言えるでしょう。
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いかがでしたか? 「横柄」という言葉の意味と使い方はご理解いただけたでしょうか? また、横柄な人の生態についてもちゃんと認識することができましたでしょうか? 横柄な人と関わるとついイライラしてしまいますよね。 しかし、自立神経を乱すのは自分の人生にとって損です。 横柄な人は自分の人生に満足がいっていない人が多いので、むしろ哀れみの心で接してあげるのが、イライラしないで済むライフハックです。 ぜひ実践してみてくださいね。