社会人にとって「謙虚」であることはとても大事ですよね。では、「謙虚な人」とはどういった特徴があるのでしょうか?今回は「謙虚な人」の特徴と、「謙虚」の正しい意味や使い方、類語の「謙遜」「堅実」「遠慮」との違いも説明します。また、対義語や英語表現についても紹介します。参考になれば幸いです!
「謙虚」は、「けんきょ」と読みます。 意味は、「控えめであり、慎ましいこと」「自分自身の能力・地位などに驕ることなく謙り、相手に対して素直に意見を受け入れ接すること、またそのさま」です。 人の性格や態度などを指す言葉です。 相手を立てることができ、自分と違う意見なども受け入れ、相手を選ばずに素直な態度で接することを「謙虚」と言います。 では、「謙虚な人」はどういった特徴があるのでしょうか? 次に「謙虚な人」の特徴について説明していきます。
「謙虚」の意味にもあるように、謙虚な人はとても素直です。 ひねくれた性格や態度じゃなく、人に逆らったりしません。 「素直である」とは思ったままを言動にうつしてしまうことではありません。 相手の意見などを、自分の意見とは違っていてもしっかりと耳を傾け受け入れることです。 謙虚な人は、自分だけが正しいとは思っていません。 相手を尊重し、相手の意見を否定することなく受け入れます。
謙虚な人は傲慢になりません。 自分に自信を持っていたとしても、相手を見下したり思い上がって横柄な態度を取るようなことをしません。 謙虚である人は、自分自身が褒められたり評価されたりしても、謙遜をし、相手をあなどったり相手に対して無礼なことをしません。 どれだけ自分が人よりも褒められる部分があったとしても、慎ましやかです。 いくら年齢が上だったり役職が上であっても、謙虚な人は年下や部下に対して傲慢な態度を取ることは決してなく、なのでたくさんの人から好かれる傾向があります。
謙虚な人は、常に感謝の気持ちを忘れずに生きています。 他人に何かしてもらった時など感謝することを忘れず、どんなに小さなことでも感謝します。 感謝の気持ちを言葉や態度でしっかり示すことができます。 「手伝ってくれてありがとう」と声をかけてたり、「これ、この前助けてくれたお礼」とちょっとした物をくれたりします。 また、知らないことなどを相手から知れること、相手の意見を聞かせてもらえることをありがたいと思い素直に聞くことが出来ます。 謙虚な人は自分をおごることをせずに素直であるため、どんな時でも感謝することが出来ます。
謙虚な人は相手を思い遣る気持ちがあります。 相手がどう感じるかを考えることができるので、相手にとって失礼な態度を取ることはないですし、相手が嫌な気持ちにならないように努めることが出来ます。 そのため、傲慢になったりひけらかしたりするようなことをしません。 そして相手が心地よくいられるように、頻繁に声がけをしたり、人の話しを聞くことができます。 思いやりのある行動が相手にも伝わり、周りの人もいい気分になれます。 この記事を読んでくださっている人で、謙虚になりたい人がいれば、まず「相手を思いやる」ことを始めるのをおすすめします。
そして謙虚な人は、自分の非を受け入れることができます。 自分がミスをしたり、自分に非がある時は、他人に濡れ衣を着せることなく、素直に謝ることができます。 誰でもミスをしてしまったり失態を犯してしまうことがあります。 そういった恥ずかしいことや受け入れがたいことでも、謙虚な人は素直であるためどんなことも自分の非として受け入れることができます。 受け入れて反省することで、次に活かしたりすることができます。 謙虚な人は常にそういった姿勢であり、人のせいにしたりすることはありません。
謙虚な人は、自分の思いや感情があってもそれをそのまま外に出すことが少ないです。 空気を読んで周りに合わせたりすることが多く、その分自分の本当の思いを封じ込めているということになります。 つまり、謙虚な人は我慢強い人なのです。 「思ったことは言わなきゃ気が済まない!」という人もいますが、謙虚な人は、「自分の思いが伝わらなくてもいいか」とどこか諦めモードになっています。 我慢強いことはいいことですが、逆に我慢をしすぎることはあまりよくないです。 どんなに謙虚な人でも、感情を抑え込みすぎるとストレスになってしまうので、ある程度意見を述べたりストレスを発散することは大切です。
謙虚な人は、他人からの褒め言葉などを素直に受けとめることをしません。 基本的には素直な人が多いのですが、自分のことを良く言われるとなかなか素直に受けとめることができないのです。 「この前のプレゼン良かったよ!」と褒められても「いや、そんなことありません。もっと努力が必要でした。」などと遠慮がちに捉えます。 また、どんな褒め言葉も受け止められない姿が「頑固」と映ることもあるようです。 場合によっては、褒めてくれた人を傷つけたり嫌な気持ちにさせたりしまうことがあるので、遠慮ばかりするのはあまりよくありません。
上記でご紹介したように、謙虚な人は他人から褒められても謙遜したりと自己肯定感が低い傾向があります。 「自分はまだまだだ」とか「到底そのレベルには及ばない」と自分の存在を低く見ています。 それは、本当に自分に自信がない場合もありますし、自信はあるがあえて相手には謙虚な姿勢を見せるという場合もあります。 頑張っているアピールをすることもなく、淡々と物事をこなすという点も謙虚な人の特徴です。 「このくらいやって当たり前」と責任感が強く、褒められる程度には及ばないと認識しているのです。
謙虚な人は努力家であることが多いです。 「謙虚」の意味にあるように、自分の能力や地位に傲ることがなく、常に努力をし続けます。 例えば、社長や部長など社内での位が高い人でも、新しいことは学び続けますし、勉強会やセミナーなどにも積極的に参加します。 会社の成長のために努力を惜しまないのです。 努力はしていても、承認欲求が高いわけではありません。 なので頑張っているアピールはもちろんしませんし、「認めてほしい」と思うこともありません。
謙虚な人はプライドが低いとか、逆にプライドが高いとか言われることがあります。 どちらが正しいのでしょうか? ここで再度思い出していただきたいのが「謙虚」の意味です。 上記でご紹介したように「謙虚」とは、「控え目で、つつましく、へりくだって相手の意見などを素直に受け入れること」という意味がありましたね。 プライドが高ければこのような行動は取れませんよね。 自分に自信があるので傲慢な態度を取り、相手にも偉そうな態度を取って相手の意見を受け入れようとはしないはずです。 ですので、本来の「謙虚」という意味に従えば、謙虚な人はプライドは高くないように思えます。 しかし、中には「謙虚な自分」を偽っていて、ホントは自分に自信があるのにそれをあえて出さないようにしている人たちもいて、そういう人たちはプライドが高いと言えるでしょう。
謙虚な人は人生で損をしていることが多いと見られることが多いです。 自分の意見を主張しなかったり、他人に合わせてばかりだと、何の得もないように見えます。 謙虚な人自身も、「こんな性格で人生損してることが多いんじゃないか。。」と思うことがあります。 しかし、一見損をしているかのように見える謙虚な人は、人生で得することもあるのです。 謙虚な人は、周りの人から信頼されることが多く、信頼関係が築けていれば自分が困った時に周りの人が助けてくれます。 「いつも助けてくれているから今回は私が助けてあげたい」と周りを動かす力があるのが謙虚な人の特徴なのです。
謙虚な人は、自分の能力や地位を自慢してひけらかすようなことはしません。 「ひけらかす」とは、見せびらかしたり自慢したりすることという意味があります。 謙虚な人は、自分の能力や地位におごらず、また知識などを相手に見せびらかすようなことをしません。 そして、いくら能力や地位、知識があったとしてもおごらずに、自分自身はまだ向上することができると努力を続けます。
謙虚な人は他人と比較することはありません。 相手がどうであれ、自分と比較するのではなく素直に受け入れます。 集団生活をしていれば、無意識に人と比べてしまうことってありますよね。 自分の能力やスキルなどが周りと比べてどうなのか気になってしまってつい比較しちゃうんです。 しかし、謙虚な人は周りと比べてどうこうという気持ちがないため、良い意味であまり周りのことを気にしていません。 その辺はマイペースなのですが、しっかりと他人と協調することもできる器用な人なのです。
謙虚な人は聞き上手な人が多くいます。 もちろん自分が話すこともありますが、人が話している時は体中の意識を話者に集中させます。 謙虚な人は相手の意見を尊重し、しっかりと耳を傾けることが出来るためとても聞き上手です。 自分が話しすぎることなく、相手が話したい時は気が済むまで話させてあげます。 ただ耳を傾けるだけじゃなく、しっかりと目を見たり相槌を打ったりして話を聞くので、話している側はとても心地良く感じるのです。 自分が話しているときに、相手が素直に受け入れ同調してくれると嬉しくなりなんでも話したくなってしまいますよね。
上記で、謙虚な人は聞き上手であるとご紹介しました。 裏を返すと、自分の話をしすぎることはないということです。 人は誰でも、人に話しを聞いてほしいと思いますし、人といたらつい自分の話ばかりをしてしまうものです。 しかし、謙虚な人は空気を読んで、話さなきゃいけない時は話しますし、相手が話したそうだなと察した時は、自分の話をせずに聞き役にまわります。 自分の話をするとしても、あまり詳細を話すことはありません。 なぜなら、他人がそこまで人の話に興味がないことを理解しているからです。
謙虚な人は気遣い上手でもあります。 常に周りをしっかり見ていて、適切な発言や行動を取ることができるのです。 例えば、周りに困っている人がいれば「どうしたの?何か手伝えることある?」と積極的に声をかけます。 「助けてあげたい」「力になりたい」という自分の気持ちに素直に従い、それを実行にうつしているのです。 ですので、謙虚な人は「よく気が利く人」とか「気を配れる人」と評判が良いです。 気遣い上手である自分に自惚れしていないところも素敵です。
謙虚な人は、人によって態度を変えません。 誰に対しても礼儀正しく接し、「気分屋」とか「ゴマをする人」などと言われることはありません。 謙虚な人自身が自分の地位や能力などにおごりがないので、相手の能力や地位によって態度を変えることはしないのです。 誰にでも平等に接し、日によって気分にムラがあることも少ないです。 そのため、周りからも「いつも謙虚な姿勢で良い人」と評価されることが多いです。
上記でご紹介したように、謙虚な人は控えめであることが多いです。 自分の意見を常に主張するというよりは、どちらかというと他人を優先させることが多いでしょう。 相手の意見や提案が良いと感じたら、自分の意見を主張することなく素直に相手に合わせます。 それは、「自分の意見がダメで言いたくない」というよりは、真剣に他人に賛同しているということです。 中には、人に合わせてばかりのへりくだった人もいますが、「自分中心で物事を考えていない」という点は謙虚な人がもつ特徴といえるでしょう。
上記でご紹介したように、謙虚な人は努力家で、他人のために動くことが多い人です。 しかし、自分の言動によって相手に見返りを求めるようなことはありません。 「このくらいやって当たり前」とか「自分がやりたいからやっているんだ」という考えが多く、「感謝されたいから謙虚に行こう」なんて思っている人はほとんどいないはずです。 ですので、謙虚な人の中には心が優しい人が多いです。 「会社のため」「世の中のため」「家族のため」という思いだけで行動をします。 そしてそこに「お礼がほしい」という思いは少しもないです。
謙虚な人は、どちらかというとあまり目立つタイプではありません。 控えめな性格なので、表に出てバリバリ活躍するような人というよりは、地味だけどサポート業務をしっかりこなし、表に出る人を陰ながら支える、ような人が多いです。 謙虚な人は控えめというだけで仕事ができないわけではないのです。 やるべきことはしっかりとこなせますし、自分に足りないものは努力して補うことができます。 「社長の活躍に貢献したい」「マネージャーが仕事しやすい環境を作りたい」という思いから、秘書や総務などの仕事をこなします。
ここまでで何度かご紹介しましたが、謙虚な人は人の意見を素直に聞き入れます。 そのため、相手の意見に同意することが得意です。 素直な性格なので、「そういう意見もあるんだ」「たしかにその考えは面白い!」と相手に寄り添うことが自然と出来るのです。 好奇心が旺盛なので、自分が考えもしなかったことが知れると「あなたの意見、とても勉強になりました!」と相手の発言に感謝をします。 同意することが得意なので、相槌や同意の言葉などが上手いです。 適切なタイミングで相槌を打って、キャッチーな言葉で相手の心を掴みます。
謙虚な人は、人に対してネガティブな感情をぶつけることが少ないです。 一つの例として、仕事の愚痴や文句などを他人にすることはほとんどありません。 なぜなら、仕事や他人をありのままの姿で受け入れることができているからです。 「Aさんはこういう人」とか、「この仕事は私に必要なこと」などと割り切るというか、気持ちが整理できていることが多いのです。 なので、人を悪く言ったり、仕事の愚痴を他人にぶつけるようなことはしないのです。 悪口や文句って聞いている側も気分悪くなってしまいますからね。そのことも謙虚な人は把握しているのです。
この瞬間謙虚な人も、もしかしたら以前は謙虚じゃなかった可能性はあります。 とても傲慢な態度で、人に嫌われていたかもしれません。 人が謙虚になるのにはいくつか理由がありますが、その一つに過去のトラウマがあります。 過去に、謙虚じゃなかったことから、大きなトラブルに巻き込まれたり失敗や挫折を経験した人は、改心して謙虚な自分になることを決めた人がいるのです。 傲慢な態度を取っていたら職を失ったとか、恋人と別れたなどの悲しい出来事がきっかけで「謙虚な人」になった可能性はあります。
よく混同されやすいのが「謙虚な人」と「自信がない人」です。 「自信がない」ため、大人しく自己表現をしないことは「謙虚であること」ではありません。 ネガティブであるために何も言えないことや伝えられないことを「謙虚」であると認識しないように注意しましょう。 「謙虚」は、控えめで慎ましいこと、そして謙って相手の意見を素直に受け入れることです。 謙虚であっても自信のある人はいます。 ただ、自信があるからと自己主張をしたり相手の意見を否定したりしないことが「謙虚」であります。 自分の意見や考えに自信があったとしても、相手の意見や考えも素直に聞き受け入れ、その上で相手を尊重できる人が「謙虚」な人です。
謙虚さを身につけるためにまず必要なことは、自己中な考えをやめることです。 何でも自分をセンターに置いて考えるのではなく、相手の話にも耳を傾けましょう。 自己主張や自慢話を控え、上から目線で他人にアドバイスをすることも控えてみてください。 これらは全て「自己満」からきている行動ですので、これらを控えるだけでもっと相手のことを考えられるようになります。 自分ばかりを優先するのではなく、相手を優先してあげることも意識しましょう。 最初は苦労するかもしれませんが、徐々に「他人目線」で物事を考えられるようになるはずです。
謙虚な人は素直な人だということをご紹介しました。 なので、謙虚さを身につけたい場合、素直になることを意識してみましょう。 どうすれば素直になれるかというと、
などの方法があります。 「素直になれないな〜」という時は、周りにいる素直な人をよく観察してみてください。 「どうやったらそんなに素直に生きられるの?」とインタビューをしてもいいでしょう。
謙虚じゃない人は、人の意見を真っ向から否定してしまうクセがあります。 しかし、謙虚になりたいのであれば、反対の意見を持っていたとしても、一旦は相手の意見を受けとめるように心がけましょう。 相手は勇気を振り絞って自分の意見を伝えてくれています。 まずはその勇気に感謝をし、「意見を伝えてくれてありがとう」と感謝しましょう。 そして、もし反論したいのであれば、「確かにそういう考えもあるね。どういう敬意でその意見にたどり着いたの?」とその人の思考回路を理解するように努めてみてください。
謙虚じゃない人って、どういうことか人の悪い所ばかりについ目がいってしまうんです。 しかし、それでは謙虚になれるはずがないので、他人の良い所に目を向けることを意識してみてください。 人を観察して「いいな」と思うことがあればどんなに小さいことでもいいのでメモに残していきましょう。 どんなに頑張っても短所しか思い浮かばない場合は、「短所を長所に変える」ことを実践してみてください。 例えば、「落ち着きがない」という短所は「いろんなことに興味が持てる人」という長所になりますし、「自分の意見ばかり貫こうとする人」という短所は「会社のために貢献しようと努力している人」という長所になります。
これは、最初の方法「自分中心の考えをやめる」に近い部分がありますが、物事を考える時、常に相手の立場になって考えるクセをつけてみてください。 自分がどう感じるかということも大切ですが、それと同じくらい周りの人が何を感じているかということも大切です。 ですので、自分とあなたの周りの人を客観視してみて、常に全体像を見ることを意識してみてください。 相手の気持ちを考えることができれば、傲慢な態度を取ることが少なくなるはずです。 みんながみんなで平和に過ごせるように、「客観視」することを実践してみてください。
上記で、謙虚な人は見返りを求めていないとご紹介しました。 謙虚さを身につけたいのであれば、相手に多くを求めることをやめましょう。 「これだけやってあげたから何かきっとお礼をくれるはず」とか「助けてあげたから次は助けてくれるはず」などと相手に過度な期待をしてはいけません。 むしろそのような下心がある時点で謙虚とは言えないのです。 他人のために何かやっても、何も見返りはないという気持ちで行動してください。
他人と比較することで、他人より劣っている自分が受け入れられずつい傲慢な態度を取ってしまうことがあると思います。 謙虚さを身につけたいのであれば、他人との比較をやめることが大切です。 そもそも、他人と自分を比べる時点で間違っています。 人にはそれぞれの生き方があるので、それを比較したって無駄なのです。 比較するのであれば「過去の自分」と「今の自分」で比べるべきです。 「人は人、自分は自分」という考えを持って、努力すべきことはただ淡々と努力すればいいのです。 焦る必要はなく、自分のペースで少しずつ成長していきましょう。
謙虚さを身につけたい場合は、平常心を保つことも大切です。 「平常心」とは、「いつもと変わらない穏やかな気持ち」です。 どんなことがあっても平常心を保つことで平和に暮らすことができます。 謙虚な人って、常に穏やかに過ごしている人が多い印象がありませんか? 何があっても動じない心を手に入れることが大切なのです。 とはいっても平常心を保つ方法がわからないという人がいると思います。 英語部では「平常心を保つ方法と習慣」を他の記事でまとめています。 ↓
謙虚な人は、「ありがとう」や「ごめんなさい」が言えます。 プライドがあったりするとなかなか言えなくなるんですよね。 しかし、謙虚さを身につけたいのであれば、「感謝」と「謝罪」の言葉を意識することが大切です。 何も、全てに感謝したり謝ったりする必要はありません。 自分の気持ちに素直になって、有り難いなと思ったことには「ありがとう」と伝え、相手に失礼な態度を取ってしまったなと反省した時は、「ごめんなさい」と伝えましょう。 「ありがとう」や「ごめんなさい」が素直に言うことができれば、謙虚さを手に入れることができます。
謙虚さを身につけたいのであれば、人によって自分の態度を変えないようにしましょう。 年下には生意気な態度を取るくせに、上司にはペコペコとゴマをすっているようでは話になりません。 謙虚な人は、どんな人にも礼儀正しい態度で接します。 「身内じゃないから」とか「地位が違うから」などと相手に失礼な態度を取ることはないのです。 世の中全員を自分の関係者だと思う勢いで、全ての人に平等に接することを心がけてください。
「Never stop learning!」とは「学び続けろ!」という意味です。 謙虚さを身につけたい場合は、いくつになっても学ぶことをやめないでください。 上記で謙虚人は努力家であることをご紹介しましたね。 知らないことがあれば知らない事実を受け止めて、知ろうとする努力をします。 年をとっても、会社でどんどん昇進していっても、常に「学ぶ」ことを意識してください。 学べることに感謝をして、自分の知識や知恵をどんどん増やしていきましょう。
謙虚であることの最大のメリットは、人からの信頼を得やすいということでしょう。 控えめで素直な態度は、誰から見ても「良い人」にうつることが多いです。 謙虚な人自身も周りの人を信頼していますし、周りの人も謙虚な人に絶大な信頼を置いています。 「あの人なら大丈夫」「あの人ならちゃんと仕事をしてくれる」と常に信頼してくれているので、本人も仕事がしやすいです。 人間関係において、信頼はとても大切です。 仕事やプライベートで信頼がなければ、良好な人間関係を築くことはできません。
謙虚な人は、周囲の人と良好な人間関係を築くことができます。 上記でご紹介したように、謙虚な人は人を信頼するし人から信頼されるので、どんな場所でも人と上手く付き合うことができます。 家族、恋人、ご近所さん、職場の人など、たくさんの人から愛されます。 強い信頼関係があるので、良好な人間関係を築くことができるのです。 相手の気持ちを考えることができるので、人が何を感じているかを察することができます。 そのため、揉め事などが少なく、常に穏やかに過ごすことができるのです。
上記で、謙虚な人は努力を惜しまないとご紹介しました。 常に高い向上心があるので、いくつになっても成長し続けることができます。 人生の中でたくさんの学びを吸収することができ、学びが多い分広い視野を持つことができます。 仕事においては常に学び続けることで出世のスピードが早く、会社のために貢献することができます。 人は楽な道を選択しがちなのですが、謙虚な人は決してその道だけを選ぶわけではありません。 どんなに苦しい道でも、自分が成長できるのであれば突き進みます。
謙遜な人を褒めても、それを直球ストレートで受け取ってくれないんですよね。 そういう時は、あえて真顔で相手を褒めると効果的ですよ。 シリアスな感じて褒めると、相手も中途半端に謙遜できなくなります。 「褒めるのに真顔?」と矛盾を感じるかもしれませんが、そのくらいしないと謙虚な人は真剣なことと捉えてくれません。 真顔で褒めることなんてやったことがない人が多いと思うので、何度か鏡の前で練習しておくことをおすすめします。 本番で笑ってしまったら元も子もないですからね。
謙虚な人を褒める時、「○○○ですね!」と直接的に褒めるのではなく、質問形式で褒めるといいです。 そうすることで謙虚な人は「褒められている。。。」と謙遜することなく、「あれ?これってもしかして褒められている?」とじわじわと嬉しさがこみ上げます。 まずおすすめなのが成功体験に関する質問をすることです。 相手がすごいことをしたという前提で質問をしてみてください。 例えば、「その素敵な服どこで買ったの?」と聞くことで「ぜひ参考にしたい!」という思いを伝えることができます。 また、過去の成功体験に関しての感情を聞いてみても良いでしょう。 「プレゼンが無事に終わった時どう感じた?」とか「車を買った時どういう気持ちだったんですか?」などの質問です。
謙遜な人への正しい褒め方の3つ目は、褒める内容を噂話として伝えるという方法です。 「プレゼンすごいね!」とか「料理上手だね!」と直接的にあなたの思いを伝えるのではなく、あたかも誰か他の人がそう言っていたような雰囲気で伝えるのです。 例えば、「○○さんがあなたのプレゼンがわかりやすいって褒めていたよ。」とか「○○さんって、料理が得意らしいじゃん!」というような感じです。 それでも謙遜する人はいるかもしれませんが、直接褒めるよりもすんなりと受け入れてくれる可能性の方が高いでしょう。 注意点としては、嘘はつかないことです。 他の人が言っていないことを「○○さんが言っていたよ」と言ってしまったら、後からトラブルになりかねません。 事実だけを利用して相手を褒めていきましょう。
「謙虚」は、人の性格などを表す言葉です。 謙虚は名詞や形容動詞として用います。 主に形容動詞で用いられる事が多く、「謙虚な態度」「謙虚さ」や「謙虚になる」などと使われています。 動詞として「謙虚する」と使うことは出来ません。 また、人の性格などを表す言葉であるため、物や現象に使うことはありません。 詳しい使い方は例文を参考にしてみてください。
「謙遜」は<けんそん>と読みます。 意味は、「へりくだること、控えめな態度で振る舞うこと」です。 「謙虚」と「謙遜」はよく似た意味を持ちます。 「謙」という同じ漢字も使っています。 「謙」は「へりくだる」という漢字なので、どちらも「へりくだること」といった意味を持ちます。 そんな2つの言葉の大きな違いは 「謙虚」は 人の性格を表す言葉 であり、 「謙遜」は 人の謙虚に振る舞う動作を表す言葉 ということです。 また「謙虚」は「謙虚な人」「謙虚になる」などと形容動詞形なのに対して、 「謙遜」は「謙遜な人」「謙遜になる」とは用いることはできず、「謙遜する」と動詞形となります。
「堅実」は<けんじつ>と読みます。 意味は、「手堅く確実であること、真面目であること」です。 石橋を叩いて歩くタイプのような人を指す言葉です。 それに対して、「謙虚」は控えめで慎ましやかである人を指します。 どちらも人を良い意味で表す言葉であり形容動詞として用いられるが、意味が異なります。
「遠慮」は<えんりょ>と読みます。 意味は「相手に対して言葉や行動を慎み、控えめにすること」です。 「遠慮がち」「遠慮する人」は、ネガティブな人といったイメージを持つ人が多くいますが、「慮る(おもんぱかる)」という漢字が使われているように「相手を思いやれるため控えめである」といった意味となります。 「謙虚」と「遠慮」の大きな違いは、「謙虚」は人の性格を表す言葉なのに対し、「遠慮」は「謙遜」同様、人の言動に対して用いる言葉です。 また「謙虚」は「謙虚な人」「謙虚になる」などと形容動詞形なのに対して、 「遠慮」は「遠慮な人」「遠慮になる」とは用いることはできず、「遠慮する」と動詞形となります。
● へりくだる 意味:他人を敬い、控えめな態度を取ること ● 低姿勢 意味:相手に対して低く構えた姿勢のこと ● 控えめ 意味:言動を遠慮がちにすること、遠慮して振る舞うこと 素直 意味:性格や態度が穏やかであり人に逆らったりしないさま ● ひけらかさない 意味:人に自慢したり見せびらかしたりしないこと
● 傲慢(ごうまん) 意味:おごり高ぶって人を見下す態度であること ● 横柄(おうへい) 意味:他人に対して無礼であったり威張ったりすること、 ● 高慢(こうまん)、高慢ちき 意味:人より優れていると自惚れていて、人を見下すこと ● 尊大(そんだい) 意味:偉そうに威張って、人を見下すこと ● 不遜(ふそん) 意味:へりくだる気持ちがなく、思い上がっていること ● 居丈高(いたけだか) 意味:人に対して威圧的な態度をとるさま
「謙虚」を表す形容詞は英語で、
になります。 「mondest」と「humble」には微妙に違いがあります。 「modest」は「自分の能力や達成したことについて基本的に話さない」という意味になります。 「控えめな」を意味する「reserved」という形容詞ともニュアンスが似ています。 「humble」は「自分のことを重要だと思わない」という意味になります。「つたない」というニュアンスも含む。相手を少し皮肉するようなニュアンスを含むこともある。 例えば、アメリカ人が「日本人は謙虚だからいつも頭ペコペコ下げてるよな」と少し皮肉を込めて言う場合は、「humble」がよいでしょう。 例文です。
Japanese are such a humble people that they always bow to one another.
日本人は謙虚な国民なので、いつもお互いにお辞儀をする。
The CEO is very modest about her own success.
社長の彼女は自分の成功に対してとても謙虚だ。
謙虚な人は、恋愛においてモテるのでしょうか? 本記事でご紹介したように、謙虚な人は素直ですし、常に感謝の気持ちを忘れずに過ごします。 相手の話をしっかり聞いてくれますし、気遣い上手です。 よって、謙虚な人は「モテる」んです。 モテたい人は、謙虚な人になるのも一つの方法ですよ。
「謙虚」について理解できたでしょうか? ✓意味は「控えめであり、慎ましいこと」 ✓「謙虚な人」は素直であり相手に思い遣りを持った人のこと ✓類語に「謙遜」「堅実」「遠慮」などがある 社会人として、謙虚さを持つことはとても大事です。 いくら才能や知識があっても傲慢にならず、謙虚であるよう心がけましょう!