「赤裸々(せきらら)」とは「何ら包み隠すことなく、あるがままであること」を意味します。「赤裸々な告白」「赤裸々に描く」などと使います。「体に一糸まとわず丸裸であること」を意味する「赤裸」の強調形です。
「赤裸々」の読み方は「せきらら」です。 「赤裸裸」と書く場合もあります。 「あからら」「あかはだかはだか」などと読まないように注意しましょう。
「赤裸々」の意味は「包み隠しがないこと」「偽りや飾りがないこと」「あるがままであること」です。 「赤裸々」は「赤裸」の強調形です。 「赤裸」とは「丸裸」という意味です。「体に何も身に付けていないさま」を表します。 「赤ちゃん」などもそうですが、昔は体の色を赤と表現していました。 「赤裸」は肌の色が全て見えていることを表し、「丸裸」という意味になります。 「真っ裸である」の意味から転じて、「包み隠しがない」の意味になりました。
「赤裸々」は自分のことを包み隠さずに打ち明ける際に使います。 本来は隠したくなる本心や過去の失敗、恋愛関係などを他人に話すことに対して用いられます。 「赤裸々」は「赤裸々な」と形容動詞的に使われます。 「赤裸々な話」「赤裸々な異性関係」などと使います。 「赤裸々に」の形で副詞的にも使います。 「赤裸々に話す」「赤裸々に描く」といった言い回しをします。 また、新聞の見出しなどでは「赤裸々告白!」「赤裸々な実態!」など表現で使われることもあります。
「隠さないさま」を意味する「赤裸々」の類語は、
などがあります。 その他にも、
なども類語になります。
「服を着ていない」という元の意味の「赤裸々」の類語は、
などがあります。
「赤裸々」の対義語となる言葉には
などがあります。
「赤裸々」の英語は「frank」「candid」が適切です。 副詞にするには「frankly」「candidly」とします。
She talked frankly about her past.
彼女は自分の過去を赤裸々に話した。
英語で「裸」を意味するのは「naked」ですが、これは「赤裸々」とは少し使い方が違うので注意です。 例えば、「naked fact」という言い回しはネイティブはしません。 「赤裸々の事実」と言いたい場合は「bare fact」とします。 「naked truth」はよく見かける表現で、これは「偽りのない真実」という意味合いです。 「naked confession」も「赤裸々な告白」という意味にはならず、「裏付けのない自供」という意味の法律用語になります。
「赤裸々(せきらら)」の意味は「包み隠しがないこと」「あるがまま」です。 「赤裸々」は「赤裸」という言葉を強調した形です。 「赤裸」とは「体に何もまとわず真っ裸」という意味で、転じて「偽りや飾りがない」の意になりました。 「赤裸々な告白」「赤裸々に語る」などと使います。